歯周病治療とは

以前、こんなニュースが話題になりました。

「6,627人を対象に、歯周病とメタボとの関係を京都大医学研究科の教授らが調査」

その結果はというと…

歯周病の程度が「４」と最も重い患者さまでメタボの割合は、歯周病でない人や「１～２」の軽い患者さまの数値に比べて1.5～２倍高いということが判明しました。

つまり、重い歯周病を患う人ほど、メタボリックシンドロームになる確率が高いということです。

歯周病が進むと、歯を支えている歯ぐきや骨が溶けていくので確実に歯が抜けます。

歯が無くなることで周りの歯に負担が生じます。

結果、かみ合わせのズレ、歯周病が更に加速し、年を重ねるごとに歯がボロボロと抜けていくことも珍しくありません。さらに…

歯周病は口臭になります。

“30代以上の80％が歯周病”という厚生省のデータがあります。

しかし、口臭はデリケートな問題のため、同僚や友達も口にしにくく、自分だけが気づいていないケースが多くあります。

さらに“歯周病は万病の元”と言われています。

というのは、歯周病が原因でメタボはもちろん、早産、糖尿病、ガン、痴呆症、骨粗鬆症、動脈硬化など…命を落とすような生活習慣病の原因になっているのです。

医療業界の間では常識ですが一般にはあまり知られていません。

まずは、痛みの少ない治療で歯をツルツルピカピカにします。

そして、症状を３つの程度（軽度・中度・重度）に分け、必要な治療を行います。