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インプラント治療の仕組みを解説!治療の流れやメリット・デメリットとは

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2024年10月12日

インプラント治療イメージ

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込んで失った歯を補う治療方法です。入れ歯よりもしっかりとした噛み心地や天然歯と変わらない見た目から、第二の永久歯とも呼ばれます。

しかし、「インプラント治療ってどんな仕組み?」「どんな流れで行われるの?」など、疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回は、インプラント治療の仕組みや、治療の流れについて解説します。メリットや、他の治療法との違いなどもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療とは

インプラント治療イメージ

インプラント治療とは、顎の骨に人工歯根であるインプラント体を埋め込んで人工歯を装着し、失った歯を補う治療方法のことです。虫歯や歯周病、事故などで歯を失った場合や、出生時より歯がない場合に用いられます。

インプラント治療の起源は、古代エジプトやマヤ文明にまで遡ります。これらの文明では、歯の欠損を補うために、象牙や宝石、貝殻などを用いる試みがあったことがわかっています。

しかし、現代のインプラント治療が広く普及するきっかけとなったのは1960年代のことです。1950年代にスウェーデンの博士が、チタンと骨が結合することを発見しました。

その後、この性質を利用して人工歯根を顎骨に固定する技術を発展させ、1960年代に初めての臨床が行われて現在のインプラント治療が確立したのです。

現在では、インプラントは世界中で広く実施されています。

インプラント治療の仕組み

インプラント治療イメージ

インプラントは、人工歯根であるインプラント体と人工歯、アバットメントの3つのパーツで構成されています。以下で、それぞれのパーツの役割とともに、インプラントの仕組みを解説します。

インプラント体(歯根部)

インプラント体は歯根に相当する部分で、顎の骨に埋め込まれます。チタンやチタン合金などの生体親和性の高い材料で作られており、顎の骨としっかり結合することが特徴です。

骨との結合が成功することで、インプラントは強固な支えを得られ、天然歯と同じような噛み心地を再現できます。

アバットメント(支台部)

アバットメントは、人工歯の土台となる部品です。インプラント体の上部に取り付け、その上に人工歯を装着します。インプラント体と人工歯を連結させるほか、高さを調整してインプラントの強度を上げるのもアバットメントの役割です。

チタン合金やジルコニアなどの種類があり、見た目や強度、費用面などを考慮して選ばれます。

上部構造(人工歯)

上部構造は、人工的につくられた歯のことです。アバットメントに装着することで、歯として機能します。

人工歯には、セラミックやジルコニアなどの素材が使用され、天然歯に近い見た目を実現できます。素材によって特徴が異なるので、使用箇所やご自身の求める審美性の高さなどに合わせて、選択すると良いでしょう。

インプラント治療の流れ

インプラント治療について説明を聞いている女性

ここでは、インプラント治療の流れについて、詳しく解説します。

カウンセリング

カウンセリングでは、患者様のお悩みや希望について伺い、患者さまに合った治療方法を提案します。治療の方針や期間、費用などの説明もあるので、疑問や不安があれば遠慮せずに質問しましょう。納得したうえで、治療を受けることが大切です。

検査・治療計画の立案

口腔内の状態の確認や歯科用CTでの撮影など、インプラント治療をするにあたって必要な検査を行います。検査の結果をもとに、噛み合わせやお悩み、希望を考慮して治療計画が立てられます。

この際、治療のスケジュールや費用など、カウンセリングよりも詳細な説明が行われるでしょう。

虫歯や歯周病などのトラブルがあった場合は、先に治療が行われます。また、骨の量や厚みが不十分な場合は、骨を増やすための骨造成を行う場合もあることを知っておきましょう。

一次手術

一次手術では、歯肉を切開して顎の骨に穴を開け、インプラント体を埋め込みます。歯肉を縫合したら一次手術は終了で、その日のうちに帰ることができます。治療時間は医師の技術力や患者様の状態によって異なりますが、1本30分〜1時間程度です。

一次手術の後、顎の骨とインプラント体が結合するまで、2〜6ヶ月程度待ちます。

抜糸・仮歯

一次手術から約2週間後に、歯肉を縫合していた糸を抜きます。抜糸が終わった後、必要に応じて仮歯を作製して装着し、二次手術までの待機期間の生活に支障がないよう調整します。

二次手術

一次手術より数ヶ月経過し、インプラント体と骨が結合したことを確認できたら、インプラント体にアバットメントを取り付けます。

アバットメントを取り付けた後は、切開した歯茎の形が整うまで1〜2週間ほど様子を見ます。二次手術も入院の必要はなく、その日のうちにお帰りいただけます。

型取り

二次手術から1〜2週間経って歯茎が安定したら、人工歯を作るための型取りを行います。患者様の希望などを考慮しながら、周りの歯に馴染む人工歯が製作されます。

人工歯の装着

人工歯が完成したら、アバットメントに装着します。噛み合わせを確認し、問題がなければ終了です。噛み合わせや色味など何か気になる部分があれば、担当医に伝えましょう。

歯科医院によっては、仮止めをして様子を見てから装着する場合もあります。

メンテナンス

インプラント治療後は、一般的に3ヶ月〜半年に1回程の頻度で定期検診を受ける必要があります。インプラントや噛み合わせに問題はないか、口腔内にトラブルが起こっていないかなどをチェックするためです。

歯磨きを怠り口腔内の衛生状態が悪くなると、細菌が繁殖してインプラント周囲炎になることもあります。口腔内の健康を保つためにも、定期的に歯科医院を受診してチェックを受けましょう。

患者様によって適切な頻度は異なるため、担当医に指示された頻度で受けてください。

インプラント治療のメリット・デメリット

インプラント治療のメリット・デメリットイメージ

ここからは、インプラント治療のメリットとデメリットについて解説します。

インプラント治療のメリット

インプラント治療の主なメリットは、以下の通りです。

見た目が自然

インプラント治療で使用する人工歯には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。例えばセラミックは、天然歯のような艶や透明感があり、着色しにくいという特徴があります。周りの歯と比べて白くなりすぎないよう、色味の調整も可能です。

また、インプラントは独立して機能するため、部分入れ歯のように他の歯に金具などをかける必要がなく、治療したことに気づかれにくいでしょう。

天然歯と同じように噛める

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込みしっかり固定されるため、天然歯と同じように噛めます。入れ歯の場合は、硬いものが噛めなかったり外れたりすることもあるでしょう。

また、咀嚼したときの刺激が顎の骨に直接届くので、骨が痩せるのを防げる点もメリットと言えます。

周囲の歯への負担が少ない

ブリッジや入れ歯の場合、失った箇所の隣接する歯を支えにする必要があるため、歯に負担がかかります。さらに、ブリッジは支えにする歯を削って土台を取り付けなければなりません。

インプラント治療の場合、顎の骨に直接人工歯根を埋め込むため、独立して機能します。周りの歯を削ったり、力をかけたりせずに歯を補える点は大きなメリットです。

寿命が長い

インプラントは、一般的に10〜15年程度使用できるとされています。メンテナンスを適切に行なっていれば、20年以上持つこともあるでしょう。

ただし、メンテナンスを怠ると、一般的な寿命よりも早く使用できなくなります。そのため、日々のケアをしっかりして口腔内の清潔を保ち、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが大切です。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療のデメリットは、以下の通りです。

治療期間が長い

インプラント治療は、治療期間が3ヶ月間〜1年程度と長い傾向にあります。人工歯根を埋め込む一次手術から、顎の骨とインプラント体が結合するまで2〜6ヶ月程度の待機期間が必要だからです。

一般的に、入れ歯は2〜3ヶ月程度、ブリッジは1〜2ヶ月程度で治療できます。そのため、他の歯を補う治療方法に比べて完了するまでに時間がかかることは、デメリットと言えます。

メンテナンスが必要

インプラント治療は、治療が終了した後も定期的にメンテナンスを受ける必要があります。メンテナンスでは、インプラントの定着状態や噛み合わせ、細菌感染していないかなどをチェックし、必要に応じた処置が行われます。

特に、歯周病菌によりインプラントの周辺組織が炎症を起こすインプラント周囲炎になると、最悪の場合インプラントが抜け落ちることもあります。初期症状が乏しく自分では気付きにくいため、定期的に歯科医院を受診し、早期に発見・治療することが大切です。

メンテナンスの頻度は患者さまによって異なるので、歯科医師の指示に従ってください。

インプラント治療の費用相場

インプラント治療の費用相場イメージ

インプラント治療は、基本的に保険適用外で全額自己負担となるため、高額になりやすいでしょう。歯科医院や使用する素材によっても費用は異なりますが、1本あたり30〜50万円程度が相場です。

ただし、先天性の疾患や事故や病気によってインプラント治療が必要な場合などは、保険適用になる場合もあります。保険適用には細かい条件があるので、ご自身の症例に保険が適用されるかどうか、一度歯科医院で相談するとよいでしょう。

また、検査費用や骨造成にかかる費用などが、追加で発生する場合もあります。総額でいくらかかるのか、治療開始前に必ず確認しましょう。

ほかの治療との比較

一個の入れ歯

入れ歯やブリッジも、インプラント治療と同様に失った歯を補う治療方法です。ここからは、インプラント治療と他の治療の違いについて解説します。

入れ歯との違い

入れ歯とインプラントとの大きな違いは、取り外しが可能な点です。総入れ歯の場合は歯茎全体を覆うように取り付け、部分入れ歯の場合は残っている歯にバネをかけ、支えにして装着します。

入れ歯はズレたり噛む力が弱くなったりするなどのデメリットがあり、特に食事の際に不便と感じるでしょう。インプラントは顎の骨に固定されるため、ズレることがなく自分の歯のようにしっかり噛めます。

費用は入れ歯のほうが抑えられる傾向にあり、保険適用の入れ歯の場合は5,000円程度から作製できる場合もあるでしょう。

ブリッジとの違い

ブリッジとは、失った歯を補うために失った箇所の両隣の歯を削って土台にし、橋をかけるように歯冠を取り付ける治療です。治療期間は1週間から1ヶ月程度と、インプラントよりも短い期間で治療できます。

顎の骨に固定するインプラントと違い、健康な歯を削って支えにする必要がある点がデメリットです。費用は保険適用の場合、1本あたり1〜2万円程度とされており、インプラントよりも安価で治療を受けられます。

まとめ

インプラント治療を受けた女性

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込み、上から人工歯を装着して歯を補う治療方法です。治療には手術が伴い、手術後には待機期間が発生するため、治療期間は長くなる傾向にあります。

しかし、入れ歯やブリッジのように他の歯に負担を与えないほか、天然歯と同じような見た目と噛み心地を再現できる点は大きなメリットです。治療期間や費用については口腔内の状況にもよるため、気になる方は一度歯科医院で相談するとよいでしょう。

インプラント治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

当院では、ホワイトニングや審美歯科、虫歯・歯周病治療、入れ歯やインプラントの治療も行っています。診療案内はこちらご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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