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フッ素塗布で歯を守る!効果・やり方・費用まで徹底解説

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2024年11月23日

歯科でフッ素塗布を受ける子供

フッ素には、歯の表面を強化し虫歯菌から歯を守る働きがあり、特に虫歯が気になる成長期の子どもの虫歯予防に効果的です。歯科医院で使用されるフッ素は、家庭で使用できるものに比べて高濃度であり、より強い予防効果が期待できます。

本記事では、フッ素塗布の効果ややり方、費用まで徹底的に解説します。ぜひご覧ください。

フッ素塗布とは

フッ素塗布をした歯のイメージ

フッ素塗布とは、フッ素を歯の表面に塗り込むことで歯を強化し、虫歯を予防する処置のことです。主に歯科医院で行われる処置で、フッ素を含むジェルや液体を歯ブラシに付け、歯の全体に塗り広げます。

フッ素には、歯のエナメル質を修復し、酸に対する抵抗力を高める効果があり、虫歯菌の働きを弱める役割もあります。フッ素塗布を継続すれば歯質がさらに強化され、虫歯になりにくくなるとされています。

特に、歯の生え変わり期の子どもの虫歯予防に効果的とされており、多くの保護者に支持されています。また、フッ素配合の歯磨き粉の使用を同時に自宅で行えば、より高い予防効果が期待できます。

フッ素塗布の効果

フッ素塗布の効果について説明する女性

フッ素塗布は、歯の健康を保ち、虫歯の予防に役立つ重要なケア方法の一つです。ここでは、フッ素塗布の主な効果について詳しく解説します。

歯の再石灰化を促進

フッ素には歯のエナメル質を再石灰化する作用があり、初期虫歯の進行を防ぐ効果が期待されています。

エナメル質は酸に弱く、日々の食事や飲み物によって少しずつ溶け出します。すぐにはが溶かされないのは、唾液やフッ素の働きによって再びミネラルが補われる再石灰化が行われるためです。

フッ素によって再石灰化を促すことで、エナメル質が修復されて虫歯の進行を抑えられます。

歯質を強化し耐性を高める

フッ素が歯のエナメル質に取り込まれると、歯質が強化されて酸に強い歯が形成されます。フルオロアパタイトと呼ばれる成分が生成されるためです。

フルオロアパタイトは酸に溶けにくい性質があるため、フッ素塗布を行うことで歯が酸から守られやすくなります。

虫歯菌の活動を抑制する

フッ素には、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を抑制する働きもあります。ミュータンス菌は糖を分解して酸を生成し、その酸が歯を溶かすことで虫歯の進行につながります。フッ素は、菌の代謝プロセスを妨げるため、酸の生成が抑えて歯の脱灰を防ぐのです。

また、フッ素は菌が歯に付着する力も弱めるため、口腔内の健康を維持するための有効な手段といえるでしょう。

より高い虫歯予防効果を得る

自宅で使用するフッ素配合の歯磨き剤には1,000~1,500ppmのフッ素が含まれていますが、歯科医院で行うフッ素塗布では9,000ppmほどの高濃度のものが使用されます。

高濃度のフッ素は歯科医師や歯科衛生士の資格を持つ専門家しか扱えません。定期的に歯科医院でフッ素塗布を受けることで、より効果的な虫歯予防が可能です。

フッ素塗布のやり方

歯ブラシ法でフッ素塗布をするイメージ

ここでは、歯科医院と自宅それぞれの場面に分けて、フッ素塗布のやり方を解説します。

歯科医院でのフッ素塗布方法

歯科医院で行われるフッ素塗布の方法は大きく分けて4種類です。

綿球・綿棒法

フッ素溶液を浸した綿球や綿棒をピンセットで持ち、乾燥させた歯の表面に塗布します。短時間で完了し痛みもないため、主に小児歯科で用いられます。

歯ブラシ法

フッ素ジェルを歯ブラシに取り、歯磨きのように歯の表面に塗布します。歯を丁寧にブラッシングすることで、フッ素を歯に浸透させます。

特に、仕上げ磨きが必要な子どもに効果的です。

トレー法

トレー(マウスピース型の器具)にフッ素を注入し、歯列に密着させて塗布する方法です。一定時間口内に装着し、唾液でフッ素が流れないよう注意を払います。

この方法は、歯全体にフッ素を均等に行き渡らせたい場合に用いられます。

自宅で行うフッ素塗布方法

自宅で行うフッ素塗布には、3種類の方法があります。

フッ化物配合歯磨き粉

日常の歯磨きにフッ素配合の歯磨き粉を使用することで、簡単にフッ素を塗布できます。歯磨き後はうがいの回数を少なくし、フッ素が長く歯にとどまるようにすることが重要です。

年齢に応じて、適切な使用量を守ってください。

フッ素コート剤

歯磨き後、フッ素コート剤を歯に塗布する方法です。特に寝る前に使用すると、就寝中の虫歯リスクを下げることが可能です。

フッ素が歯に浸透しやすくなり、虫歯予防に効果的です。

フッ化物洗口

低濃度のフッ化物水溶液でうがいをする方法です。週に1~5回程度行い、歯の表面にフッ素を留めますが、摂取量が過剰にならないように注意が必要です。

学校で集団実施されることもあるため、他のフッ素塗布と重複しないよう確認しておきましょう。

フッ素塗布後に注意すべきこと

フッ素塗布の注意点のイメージ

フッ素塗布後には、効果をしっかりと持続させるためのいくつかの注意点があります。以下のポイントを守ることで、虫歯予防の効果を最大限に引き出せます。

飲食を控える

フッ素が歯にしっかりと浸透するまでの30分~1時間程度は、飲食を控えましょう。この間に飲食をするとフッ素が歯から流れ落ち、効果が薄れる可能性があります。

特に、ジュースやソーダなどの酸性の飲み物や、柑橘類などの食べ物は、フッ素の定着を妨げる恐れがあるため避けるようにしましょう。

歯磨きやうがいをしばらく控える

フッ素塗布後、すぐに歯磨きやうがいをするとフッ素が洗い流されるため、最低1時間は控えることが推奨されます。フッ素が歯の表面にしっかりと浸透する時間を確保することで、より高い虫歯予防効果が期待できます。

特に、子どもはうがいをしたがるケースが多いです。効果を保つためにも注意してあげましょう。

飲酒や喫煙を控える

フッ素塗布後しばらくは、アルコールやタバコも控えたほうが良いとされています。これらの物質は、フッ素の効果を弱める可能性があるため、できるだけ避けるようにしましょう。

フッ素塗布の持続期間と通院頻度

フッ素塗布の持続期間イメージ

フッ素塗布による虫歯予防効果は、おおよそ3〜6ヶ月持続するとされています。そのため、定期的にフッ素塗布を行う場合、3~6ヶ月に1回のペースで通院するのが理想的です。

ただし、成長期の子どもは虫歯リスクが高いため、3~4ヶ月に一度の頻度が推奨されています。

虫歯になりやすい場合や歯の状態によっては、歯科医師の指導のもとで頻度を調整するケースもあります。フッ素の浸透具合や効果の持続期間は人によって異なるため、頻度は歯科医師と相談しながら決めるのが良いでしょう。

フッ素塗布にかかる料金

フッ素塗布にかかる費用イメージ

歯科医院や施術内容によって異なりますが、一般的には1,000円~2,000円程度が相場とされています。多くの歯科医院では、フッ素塗布に加えて歯磨き指導やクリーニングをセットで行うことがあり、その場合は料金が高くなるケースもあります。

自治体によっては、子どものフッ素塗布を無料で受けられることもあります。定期検診の一環として実施している場合もあるので、一度確認してみるとよいでしょう。

また、特定の条件を満たした歯科医院(口腔管理体制強化加算など)で施術を受ける場合は、健康保険が適用されることもあります。保険適用になる場合、自己負担は3割なのでリーズナブルに予防処置を受けられます。

歯の健康を保つためにも、制度を活用するのも良いでしょう。

まとめ

フッ素塗布で虫歯予防効果を実感して笑顔の親子

フッ素塗布は、虫歯予防に非常に効果的な方法であり、特に成長期の子どもには重要なケアの一つです。歯科医院でのフッ素塗布は、家庭でのケアでは得られない高濃度のフッ素を使用するため、より高い予防効果が期待できます。

また、定期的なフッ素塗布は虫歯のリスクを減らすだけでなく、歯を強くし、長期的な健康をサポートするメリットもあります。フッ素塗布の効果を最大限に引き出すためには、正しい頻度で続けることが大切です。

ぜひ、かかりつけの歯科医院で相談し、適切な予防ケアを始めてみてはいかがでしょうか。

フッ素塗布をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

当院では、ホワイトニングや審美歯科、虫歯・歯周病治療、入れ歯やインプラントの治療も行っています。診療案内はこちらご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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