秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2024年12月14日
歯科治療で歯の神経を抜くという言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、どのようなケースで適応となるのか、神経を抜いたらどうなるのかイメージがつかないという方もいらっしゃるでしょう。
神経を取り除く治療は、重度の虫歯による激しい痛みからの解放やダメージが広がることの防止などに役立つ一方で、歯が変色したりもろくなったりするというデメリットも存在します。
そこで今回は、歯の神経を抜く必要があるケースや治療を受けるメリット・デメリットなどについて詳しく解説します。治療を受けるか迷っている方や治療について詳しく知りたい方は、ぜひお役立てください。
目次
歯の神経とは、歯の中心部にある歯髄(しずい)と呼ばれる部分のことを指します。
まず、歯髄は歯の表面にあるエナメル質、その下にある象牙質に覆われています。歯の神経には血管も通っているため、痛みなどの感覚を感じとるだけでなく、歯に水分や栄養を送る役割も担っています。
しかし、虫歯が神経にまで進行した場合には、歯髄を取り除く治療が必要になることがあります。これを抜髄(ばつずい)といいます。抜髄が必要なケースでは、抜髄後に根管内を丁寧に洗浄・消毒し、根管内に薬剤を詰めたあとに土台を立てて被せ物を装着します。
このような一連の治療のことを根管治療といいます。
歯科医院で歯の神経を取り除く治療を勧められた方のなかには「歯の神経を抜いたらどうなるの?」と不安に感じている方もいるかもしれません。
先にも述べた通り、歯髄には歯に水分や栄養を運ぶ役割がある血管も通っています。そのため、歯髄を取り除けば、当然ながら水分や栄養を供給できなくなるのです。その結果、歯がもろくなったり色が変わったりすることが考えられるでしょう。
また、歯の神経には外部からの刺激を感知する役割もあるため、取り除くことで痛みや不快感といった異常を感じることも難しくなります。
歯の神経を抜く必要があるケースとしては、次のようなものが挙げられます。
虫歯が重度の状態にまで進行し、象牙質の下にある歯髄にまで虫歯菌によるダメージが及んだ場合には、抜髄が必要となることがあります。
まず、虫歯が歯髄にまで達すると、炎症により安静時や就寝時にも激しい痛みを感じるようになります。場合によっては、リンパの腫れや発熱といった症状が現れることもあるでしょう。
痛みを放っておくと、やがて歯髄が壊死して痛みを感じなくなります。このとき、症状が和らいだと感じる方も多いですが、放置していれば歯を支えている顎の骨まで破壊されて抜歯が必要となることもあります。
そのため、重度のケースでは神経を取り除く治療を勧められることが一般的です。
重度の知覚過敏によって抜髄が必要になることもあります。
知覚過敏とは、冷たいものや歯ブラシなどの刺激によって歯がしみる症状のことです。これは、エナメル質の下にある象牙質がむき出しになることで引き起こされます。象牙質は歯髄の周りを覆っているため、触れたときの刺激が神経に伝わりやすくなるのです。
知覚過敏の症状があるからといってすぐに歯髄を取り除く治療が必要となるわけではありませんが、重度の場合には抜髄が行われることもあります。
強い衝撃によって歯に亀裂が入り、歯髄にまで達しているケースでは神経を抜くことがあります。神経にまで亀裂が達している場合、細菌感染により歯髄が炎症を起こす可能性が高くなるためです。
炎症を抑えるためには歯髄を取り除いて根管内を洗浄・消毒する必要があります。
では、抜髄することにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここからは、歯髄を取り除く治療のメリット・デメリットについて解説します。
歯の神経を抜くメリットは、以下の通りです。
抜髄が必要となるような重度の虫歯では、ズキズキとうずくような強い痛みが常時続くようになります。安静時や就寝時などでも我慢できないほどの痛みを感じることがあるため、日常生活に支障が出ることも考えられるでしょう。
しかし、抜髄をすることで歯の痛覚はなくなるため、つらい痛みから解放されます。
歯髄にまで達した虫歯を放置していても、進行が自然に止まることはありません。それどころか、さらに虫歯菌は増殖し、神経が壊死して歯を支えている顎の骨にまで広がっていきます。そこまで虫歯が進行すれば、抜歯が必要になる場合もあるでしょう。
しかし、歯髄が壊死する前に抜髄を行えば、細菌が顎の骨にまで広がるのを防ぐことが可能です。その結果、天然の歯を維持することにもつながります。
重度の虫歯を放置していた場合、機能面はいうまでもありませんが、見た目にも影響が及びます。歯が溶けて穴があいたり黒っぽく変色したりすることが考えられるでしょう。
根管治療を行った際には治療部位に被せ物を装着しますので、見た目が改善できることもメリットのひとつといえます。
歯の神経を抜くデメリットは、以下の通りです。
通常の場合、歯髄によって歯に十分な栄養が運ばれることで象牙質の色が維持されて健康的な歯の白さが保たれています。
しかし、神経を抜くと血液循環がなくなり、歯の新陳代謝が働かなくなるのです。その結果、リンパ管に溜まった血液やコラーゲンなどが時間とともに変化して、歯の色が褐色~黒色に変化することがあります。
歯髄を失った歯は明らかに周囲の歯とは異なる色になるため、人目につきやすい部分であれば大きなデメリットとなることも考えられるでしょう。
歯の神経を抜くと、歯に水分や栄養を送ることができなくなるため枯れ木のような状態になります。そのため、神経のある歯に比べて歯がもろくなることはデメリットといえるでしょう。
例えば、硬い食べ物を食べたり強く食いしばったりすると、割れたり欠けたりしやすくなります。また、毎日の食事によって少しずつヒビが入ることも考えられます。普段から食いしばりや歯ぎしりなどの癖がある方は、特に注意が必要です。
歯の神経を抜く治療を受ければ虫歯になることはないと思っている方もいるかもしれませんが、歯髄を取り除いても虫歯になることはあります。抜髄をして根管内を洗浄・消毒する根管治療を行っても、被せ物の下で再感染を起こすことは十分に考えられるのです。
神経が残っている場合には痛みや不快感などによって虫歯に気付くこともできますが、歯髄を取り除いた歯は痛みなどの刺激を感じとることができません。その結果、虫歯が進行していても気づくことができずに、悪化するリスクが高くなります。
そのため、定期的に歯科検診を受けて歯の状態をチェックしてもらうことが大切です。
抜髄を勧められた患者さんのなかには、神経を抜くのはよくないというイメージを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。たしかに、神経を抜かなくても済むのであれば抜かないに越したことはありませんが、症状によっては抜いたほうがよいケースもあります。
例えば、重度の虫歯によって昼夜問わず激しい痛みを感じている方は治療を受けたほうが負担を軽減できることもあるでしょう。
とはいえ、抜髄にはいくつかのデメリットも存在します。そのため、メリット・デメリットについて納得したうえで治療を受けるか決定することが重要です。
また、抜髄した後の歯は痛みを感じないため虫歯などの異変に気づきにくくなります。そのため、神経を抜いて終わりではなく、定期的なチェックやメンテナンスを受けることも大切です。
歯の神経を取り除く治療の詳しい流れや内容について知りたい方は、歯科医院で確認してください。
歯の神経の治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。
当院では、ホワイトニングや審美歯科、虫歯・歯周病治療、入れ歯やインプラントの治療も行っています。診療案内はこちら、ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。