秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2025年1月25日
「子どもの歯並びが乱れている」「歯と歯に隙間が空いている」など、お子様の歯並びに疑問を感じたことはありませんか。出っ歯やすきっ歯などの歯並びの乱れは、放置すると虫歯を引き起こした理、日常生活に支障をきたしたりする可能性があります。
今回は、子どもの歯並びが悪くなる原因や放置するリスク、治療方法について解説します。
目次
歯並びの乱れには、様々な種類があります。歯がどのように並んでいるかを把握すれば、必要に応じて適切な治療を行うことが重要です。
出っ歯(上顎前突)は、上の前歯が下の歯よりも前に出ている歯並びのことを指します。口を閉じたときに前歯が出るなど、唇が閉じられなかったり前歯で食べ物が噛みにくくなったりします。
出っ歯(上顎前突)は、口呼吸の習慣によって起こる可能性があります。
受け口(下顎前突)は、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。受け口(下顎前突)になると、噛み合わせがずれたり下顎が目立つ印象になったりする場合があります。
骨格的な原因だけでなく、日ごろの癖によって受け口になっている可能性もあります。
歯と歯の間に隙間が空いている状態を、空隙歯列(くうげきしれつ)と言います。顎の大きさや歯を舌で押す癖が原因で起こり、食べ物が挟まりやすい、発音に影響が出るなどの悪影響が考えられます。
ただし、乳歯の時期のすきっ歯の場合、永久歯が生える分のスペースであるため、治療は必要ないとされています。永久歯は乳歯よりも大きいため、乳歯列期にはある程度の隙間が必要なのです。
叢生とは、歯が並ぶスペースが足りずに歯並びが乱れる状態のことを指します。叢生の主な原因として、顎の骨が十分に発達していないことや口呼吸の習慣があること、歯が大きいことなどが挙げられます。
噛み合わせも悪くなることが多く、食べ物の食べづらさを感じる子どもが多いです。歯ブラシが届きにくいことで、虫歯になりやすいこともデメリットです。
ここでは、子どもの歯並びが悪くなる主な原因を6つご紹介します。癖や習慣によって引き起こされる歯並びの悪さは、改善すれば予防できる可能性が高いでしょう。
子どもの歯並びの主な原因として、遺伝が挙げられます。歯並び自体は遺伝しませんが、顎の大きさや上顎と下顎の位置、歯の大きさ、質などは遺伝します。例えば、親の上顎が小さいことで受け口になっている場合、子供にも上顎の小ささが遺伝する可能性があります。
また、両親同士の歯並びが似ている場合には、子どもに遺伝しやすいとされています。
舌で前歯を押したり、下で歯を触ったりするなどの舌癖によって、歯並びが悪くなる可能性があります。特に、正しい位置に舌が置かれていないと、舌で歯に力が加わって歯並びに影響を与えます。
舌を置く位置を意識することや、口周りの筋肉を付けるトレーニングを行うことで、改善できる可能性があります。
口呼吸も歯並びに影響を与えます。舌の正しい位置は、口を閉じた時に上の前歯の裏側近くに触れる状態です。口呼吸をすると舌が上顎につかず、位置が下がって上顎の成長が妨げられる可能性があります。
顎が十分に発達しないと、歯が生えるスペースが確保できません。また、口呼吸によって口が開いている時間が長くなると、口周りの筋肉が弱まり出っ歯や受け口につながります。
硬い食べ物を避ける傾向があると、顎の筋肉が発達せずに歯が生えるスペースが十分に確保できない可能性があります。顎の発育が進まなければ、歯並びが乱れることがあります。
極端に硬い食べ物を与える必要はありませんが、咀嚼力を鍛えられる食べ物も与えましょう。
頬杖をつく、足を組むなどの悪い姿勢で過ごすことも、歯並びが悪くなる原因として挙げられます。悪い姿勢で過ごすと体の重心がずれて、噛み合わせに問題が起こることがあります。また、歯並びに影響を与える歯ぎしりや食いしばりの原因にもなり得ます。
特に、子どもの頃はこのような生活習慣によって歯並びが影響を受けやすいため、十分に注意が必要です。
虫歯や歯周病が進行することで、歯並びが乱れるケースもあります。虫歯が進行すると、歯が傾いたり隙間が空いたりすることがあります。また、虫歯の痛みから同じ歯ばかりで物を噛むようになることも、歯並びに影響を与えます。
虫歯や歯周病によって早期に乳歯を失うと、空いたスペースに隣接する歯が倒れてくることもあります。永久歯が生えるためのスペースが奪われるので、歯並びが乱れる可能性が高まるでしょう。
子どもの歯は柔らかく、虫歯の進行が早いため十分に注意が必要です。
子どもの歯並びが悪い状態を放置すると、見た目だけでなく健康にも影響を及ぼします。また、乳歯の歯並びが悪い場合には、永久歯の乱れた生え方や口内環境の悪化につながります。
歯並びが悪いのを放置すると、虫歯や歯周病になりやすくなります。歯並びが乱れていると、歯ブラシが歯と歯の間に届かずに磨き残しが多くなります。口内に溜まった歯垢や食べかすは虫歯菌のエサとなり、虫歯の進行を助長します。
子どもの虫歯は進行が速く、自覚症状が現れるころには神経に到達している可能性もあるため、注意が必要です。
歯並びや噛み合わせが悪いと、発音障害につながる可能性があります。歯と歯の間に隙間があることで空気が漏れ出し、しっかりとした発音が難しくなるためです。すきっ歯以外の場合でも、舌の動きが制限されることでうまく発音できなくなるケースがあります。
歯並びが悪いことで噛み合わせがずれると、物を噛むときに顎関節に偏った力がかかります。このような状態が続くと体に負荷がかかり、筋肉の緊張や肩こり、頭痛などの症状につながります。
慢性的な肩こりや頭痛は、日常生活を過ごす際にも支障が出やすい症状です。
歯並びが悪いのを放置すると、精神的なストレスにつながる可能性があります。歯並びは会話や食事の際に目立ちやすく、特に前歯部分の場合は他人からも見られやすいです。
幼少期や思春期に歯並びの悪さにコンプレックスを抱えると、口を隠して人と話すようになったり、自分に自信が持てなくなったりする可能性があります。
子どもの歯並びを整える治療法として、永久歯が生えるまでの混合歯列期に行う1期治療と、永久歯が生え揃う永久歯列期に行う2期治療があります。それぞれの特徴と、治療法について解説します。
1期治療は、6歳~12歳の乳歯が永久歯に生え変わる時期に行う矯正治療です。主な目的は、顎の成長を利用して顎の上下のバランスや形を整えることです。永久歯が生えるスペースを確保するために行われます。
永久歯が生えるための土台作りとして考えられており、1期治療後に2期治療に進むことも多いです。
<1期治療の主な治療法>
治療法 | 特徴 |
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床矯正 | ・子どもの顎を広げる装置 ・取り外しが可能なプレート型 ・上顎、下顎どちらの治療も可能 ・装置についたネジを回して装置を拡大し、歯列を広げる |
急速拡大装置 | ・上顎を広げるための装置 ・固定式なので確実に効果が出る ・装置によって歯磨きが難しくなりやすい |
インビザライン・ファースト | ・透明なマウスピース型矯正装置 ・乳歯と永久歯が混在する時期に使用 ・顎の拡大と歯列の調整を同時に行える |
マイオブレース、プレオルソ | ・口周りの悪習癖を改善する装置 ・取り外しが可能 ・口周りの筋肉を鍛えるトレーニングも実施する |
永久歯が生え揃った後に行われる2期治療は、大人の歯列矯正と同様の方法で歯並びや噛み合わせを整えます。
<2期治療の主な治療法>
治療法 | 特徴 |
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ワイヤー矯正 | ・ブラケットとワイヤーを歯に固定する ・複雑な歯並びの問題にも対応可能 ・装置が目立ちやすい ・口腔ケアが難しくなる |
マウスピース矯正 | ・透明なマウスピースを使用する方法 ・取り外しが可能で、食事などに制限がない ・装着時間の管理が必要 |
子どもの歯並びが悪くなる原因として、顎の大きさや歯の形状などの遺伝や、舌で歯を押したり口で呼吸を行ったりする癖などが挙げられます。歯並びが悪いのを放置すると、虫歯や歯周病を引き起こしたり、精神的なストレスを感じるようになったりする可能性があります。
定期的に歯科医院を受診して口内の状態を確認してもらい、必要に応じて矯正治療を受けましょう。
子どもの歯並びの治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。
当院では、ホワイトニングや審美歯科、虫歯・歯周病治療、入れ歯やインプラントの治療も行っています。診療案内はこちら、ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。