審美歯科で白い歯に！ホワイトニングの種類について詳しく解説！

2023年8月7日

ホワイトニングは、ふだんの歯磨きや歯科医院でのクリーニングでは落ちない歯の着色汚れを除去し、歯を白くする審美歯科の手法です。歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニング、両方を併用するデュアルホワイトニングがあり、それぞれ特徴があります。

今回は、ホワイトニングの種類や特徴、それぞれのホワイトニングがどのような人に向いているのか解説します。ホワイトニングを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ホワイトニングとは

歯科医院のホワイトニングとは、歯の色を白くする審美目的の歯科治療の一つです。主に飲食物やタバコなどによる着色、加齢などで、自然に黄ばんだ歯を白くすることを目指します。

ホワイトニングは、主に過酸化水素や過酸化尿素を使用します。歯の表面の汚れを分解し、白くする効果があるのです。ホワイトニングは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングがあります。患者さまの状態や目指す白さに合わせて選択します。

ホワイトニングで得られる白さは一時的なものであり、持続させるにはメンテナンスが必要です。また、過度なホワイトニングは歯にダメージを与える可能性があるため、専門的な指導のもとで行うことが推奨されます。

ホワイトニングの種類

ホワイトニングにはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。メリット、デメリットも踏まえて、ご自身の希望に合うホワイトニングの方法を選びましょう。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で専用の薬剤と特殊なライトを用いて施術するホワイトニングです。強力な薬剤と特殊なライトを使用することで、より短時間で効果が現れることが特徴でしょう。

オフィスホワイトニングは、即効性があり、施術後すぐに歯が白くなることがメリットです。専門家が施術するため、安心してホワイトニングを受けられることも挙げられるでしょう。

デメリットは、費用が高いことです。また、ホワイトニング効果は大きいですが一時的なものなので、定期的なメンテナンスが必要です。施術後に歯や歯茎が一時的に敏感になることもあります。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院で作成した専用のマウスピースと薬剤を使用し、自宅で行う歯のホワイトニング方法です。自分のペースで行えるため、時間やスケジュールを気にせず進められることが特徴でしょう。

オフィスホワイトニングと比較して比較的安価なことや、自分の手で少しずつ色を調整できることがメリットです。ご自身の希望の白さに仕上げることができます。

デメリットは、オフィスホワイトニングと比較するとホワイトニング効果が弱い薬剤を使用するので、歯が白くなるのに時間がかかることでしょう。マウスピースの装着や薬剤の塗布を自分で行うため、作業に慣れるまで手間がかかる場合もあります。

ホームホワイトニングは、自分の好きな時間に少しずつ確実に白さを追求したい方に適した方法です。

デュアルホワイトニング

歯科のホワイトニングは、大きく分けてオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があり、複合的な手法としてデュアルホワイトニングが存在します。

デュアルホワイトニングは、初回は歯科医院で高濃度の薬剤を使用したオフィスホワイトニングを行い、そのあとは自宅で低濃度の薬剤を使用したホームホワイトニングを続ける方法です。オフィスホワイトニングによる迅速な白さの改善と、ホームホワイトニングによる長期的な効果の維持が可能なことが特徴でしょう。

メリットとしては、白くなる速度と持続性を追求できること、ホームホワイトニングの際に起きたトラブルを歯科医師に相談できることが挙げられます。

デメリットは、ほかの方法に比べて費用がかかり、ホームホワイトニングの手間が必要な点です。

どのホワイトニングがおすすめ？

それぞれに特徴のあるホワイトニングですが、どのような方におすすめなのでしょうか。ホワイトニングの種類ごとの特徴とともに、詳しく解説します。

オフィスホワイトニングがおすすめの人

オフィスホワイトニングの特徴は、専門家が直接施術するため確実な結果が期待できることです。歯の健康状態もチェックしてもらえるため、安全性が高いことも特徴といえるでしょう。

オフィスホワイトニングの大きなポイントは、ホワイトニング効果の高い薬剤を選べることです。「なるべく短期間で真っ白な歯にしたい」という方には、オフィスホワイトニングが適しているでしょう。

ただし、オフィスホワイトニングは、自宅で行うホームホワイトニングと比較すると費用が高額になります。

ホームホワイトニングがおすすめの人

自分のペースでホワイトニングを行いたい方や、できるだけコストを抑えたい方には、ホームホワイトニングが適しているでしょう。

ホームホワイトニングの場合、歯科では専門的なカウンセリングを行い、個々の状況に応じたホームホワイトニング用のマウスピースやホワイトニングの薬剤を提供します。オフィスホワイトニングの薬剤よりも濃度が低い薬剤を使用するため、即効性はありません。時間はかかりますがゆっくり白くなる分、色戻りが少ないことがメリットです。

ご自身で行うことが前提のため、ある程度の自由はありますが、毎日ホワイトニングのために時間を確保し、正しくホワイトニングを行えるかが重要といえるでしょう。

デュアルホワイトニングがおすすめの人

デュアルホワイトニングは、自宅で行うホームホワイトニングと歯科医院に通って行うオフィスホワイトニングを組み合わせた方法です。

ホームホワイトニングで表面的な着色汚れを落とし、オフィスホワイトニングでより奥深くの着色汚れを落とします。

デュアルホワイトニングを選んだ場合、歯科医院に通う時間と自宅でのケアの時間のどちらも確保する必要があります。ホワイトニングのために時間を確保できる方は、ディアルホワイトニングを検討してもよいでしょう。

ホワイトニングの注意点

ホワイトニングを行う際は、事前に知っておくべき点がいくつかあります。ホワイトニングの注意点は、以下のとおりです。

詰め物や被せ物は白くならない

歯科のホワイトニングは自然な白さを取り戻す治療ですが、人工物を白くすることはできません。

ホワイトニングは歯の組織に作用して歯を白くします。詰め物や被せ物は人工物なので、ホワイトニングによって色が変化することはないのです。そのため、ホワイトニングで天然歯だけが白くなり、詰め物や被せ物の色が目立つ可能性があります。

また、ホワイトニングは全体を均一に行うことが重要です。詰め物や被せ物がある部分と天然歯に色の差が出ると、審美性が低下するでしょう。

知覚過敏が生じる

ホワイトニングを行う際の注意点として重要なのが、知覚過敏が生じる可能性です。

ホワイトニングは歯の表面に特殊な薬剤を塗布することで歯を白くします。薬剤の濃度が高すぎるなど、間違った方法でホワイトニングを行うと歯にダメージを与え、知覚過敏を引き起こす可能性があるのです。

知覚過敏とは、冷たいものや熱いもの、甘いものなどに歯が強く反応して痛みを感じる状態を指します。通常、歯のエナメル質が薄くなり、歯の内部が露出することによって発生する症状です。

ホワイトニング後の知覚過敏は一時的なものも多いですが、重度の場合は生活に支障をきたす場合もあります。ホワイトニング前には必ず専門家に意見を求め、慎重に検討しましょう。ホワイトニングを行ったあとは、歯磨きの際にフッ素を含む歯磨き粉を使用するなど、知覚過敏の予防に努めてください。

色の後戻りが生じる

歯科医院で行うオフィスホワイトニングでは、短期間で白く美しい歯を手に入れられます。

しかし、施術後に色の後戻りが起きる場合があります。ホワイトニング後は一時的に歯が白くなりますが、白さは永遠に続くわけではありません。

特に、コーヒーや紅茶、ワインなどの色素が濃い飲食物を摂取したり喫煙をしたりすると、歯の色は少しずつもとに戻ります。

酸性の飲食物や色の濃い飲食物を避ける

ホワイトニング後の飲食については、特に注意が必要です。ホワイトニング後は一時的に歯が敏感になることがあるため、酸性の飲食物は歯の痛みを強める可能性があります。

また、ホワイトニング直後の歯は色素を吸収しやすいため、色の濃い飲食物によって変色する可能性があるでしょう。ホワイトニング後は、コーヒーや赤ワイン、カレーなど、色の濃い飲食物は避けてください。

ホワイトニングで得た白さを長持ちさせるには、適切なアフターケアと定期的なメンテナンスが必要です。

まとめ

ホワイトニングは、歯を白くきれいにしてくれる優れた審美歯科治療の一つです。

歯のホワイトニングには、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングがあります。それぞれ特徴が異なるため、どのホワイトニングを行うかは歯科医師と相談して、ご自身の希望やスタイルにあう方法を選びましょう。色戻りや知覚過敏が生じるなどのデメリットも考慮して、検討してください。

歯のホワイトニングをご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。