秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2023年8月14日
セラミック歯は自分の歯のように美しく、虫歯になりづらいため長持ちすることが特徴です。
しかし、強く噛んだ衝撃によってセラミック歯に過大な負担がかかり、欠けることがあります。セラミック歯を長持ちさせるには、セラミック歯に負担をかける原因を知り、対処・予防することが重要でしょう。
今回は、セラミック歯が欠ける4つの原因と3つの対処法を解説します。セラミック歯が欠けることを防ぎ、長持ちさせる方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
セラミック歯の利点は、以下のとおりです。
セラミック歯の特徴は、自分の歯のような透明感や色味を再現できることです。特に、会話の際や笑った際に金属が見える銀歯は、清潔感がないように見える場合や、第一印象がよく見えない場合があります。
白く美しいセラミック歯を選択することで、清潔な口元と明るい印象が手に入るでしょう。
保険の銀歯は歯の形にフィットしにくく、汚れを吸着しやすい特徴があります。銀歯と歯のすき間に汚れが溜まり、新たに虫歯になることも多いです。
セラミック歯は歯の形にフィットしやすいため、治療から時間が経ってもセラミック歯と歯の間にすき間ができづらいでしょう。汚れを寄せ付きにくい特徴もあるため、セラミック歯にしたあとも虫歯になりづらく、銀歯に比べて長持ちすることがメリットです。
銀歯などの金属を使用した詰め物や被せ物は、時間が経つごとにお口の中に金属イオンが溶け出し、金属アレルギーを引き起こすことがあります。金属が使用されていないセラミック歯は、金属アレルギーの方でも安心して使用できるのです。
金属を使用した被せ物を長く使い続けると、金属イオンが溶け出すことで歯茎が黒く変色することがあります。保険の被せ物でも歯を白くできますが、金属を使用する場合は徐々に歯と歯茎の境目が黒ずみ、審美性を損なう可能性があるでしょう。
セラミック歯は金属を使用していないため、治療後時間が経っても歯も歯茎もきれいなまま過ごせます。
セラミック歯は、自分の歯のような透明感や色調を再現できる利点があります。
しかし、強く噛んだ衝撃がセラミック歯の負担になり、欠けることがあるでしょう。セラミック歯が欠けるほどの負担をかける4つの要因を解説します。
セラミック歯が欠ける原因の多くは、セラミック歯に過大な負荷がかかることです。噛み合わせが悪い状態を放置するとセラミック歯に負担がかかり続け、ある日突然欠けることがあります。
噛み合わせの悪さはお口の中だけでなく、顎関節にも負担をかけます。肩こり、頭痛、めまいなど、全身の体調不良の原因にもなるでしょう。
左右どちらかの歯が先に噛み合う場合やセラミック歯が強く当たるように感じる場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
歯ぎしりや食いしばりの癖があることも、セラミック歯が欠ける要因として挙げられます。歯ぎしりや食いしばりの際の噛む力は、ふだんの食事の際の噛む力の3~5倍といわれているため、日常的にセラミック歯に大きな負担がかかるからです。
歯ぎしりや食いしばりは就寝時などに無意識に行うため、ご自身が日常的に行っているのかどうか気づきにくいかもしれません。
・朝起きたときに顎や頬、側頭部などにだるさを感じる
・口を大きく開けづらいことがある
・舌に歯型がつく
・頬に白い線(噛みしめた跡)がある
上記に当てはまる場合、日常的に歯ぎしりや食いしばりを行っている可能性が高いです。歯ぎしりや食いしばりは、セラミック歯だけでなくご自身の歯にも負担をかけます。心配な場合は、歯科医院を受診して確認してもらいましょう。
野球などのスポーツによる怪我、交通事故など、外傷が原因でセラミック歯が欠けることがあります。特に外傷を受けやすい前歯は、土台となっている歯ごと折れることもあるので注意が必要です。
セラミック歯は自分の歯と同じくらいの強度があるため、ふだんの食事で欠けるようなことはありません。
しかし、ナッツ類や硬いパンなど、極端に硬い食べ物を強く噛むことで、セラミック歯に負担がかかり欠けることがあります。特に、噛み切る動きは歯に負担をかけやすいです。前歯をセラミック歯にした方は、食事の際に注意が必要です。
セラミック歯の部分では極端に硬いものを噛まない、一口サイズに切り分けてから食べるなど工夫するとよいでしょう。
セラミック歯が欠けたときの対処法を3つご紹介します。
セラミック歯が欠けた場合は、放置せずになるべく早く歯科医院を受診しましょう。欠けた部分がごくわずかの場合、修理で対応できる可能性があります。
セラミック歯が欠けた状態を放置すると、欠けた部分に汚れが溜まり、虫歯になることがあります。特に、神経のない歯は痛みを感じないため、気づいたときには大きな虫歯になっているかもしれません。また、セラミック歯が欠けた部分は尖っていることが多いため、舌を傷つける原因にもなります。
セラミック歯の欠けた破片は、小さな袋などに入れて歯科医院に持参してください。飲み込むおそれがあるため、お口の中に戻してはいけません。接着剤を使って自分で欠けた部分をつけることもやめてください。
市販されている接着剤と歯科医院で使用する接着剤は、成分が異なります。瞬間接着剤などを使用してセラミック歯をつけると、取り外す際に自分の歯も削ることになるでしょう。
セラミック歯だけでなく、自費の治療を受けた場合は治療に対して保証がつくのが一般的です。保証を利用することで、セラミック歯を無料で作り直してもらえるでしょう。
ただし、保証の内容や期間は歯科医院によって異なるため、事前に確認しましょう。保証期間が5年の場合もあれば1年の場合もあります。最初の1年間に起きたトラブルに関しては無料、2年以降は半額で作り直すなど、保証期間内でも費用がかかることもあるでしょう。
また、3か月に一度は定期検診に通っていることが条件の場合、外傷による破損は保証しない場合など、保証できる条件も歯科医院によって異なります。セラミック歯の治療を受ける際は、保証の内容も必ず確認しましょう。
セラミック歯が欠けた場合、欠けにくい素材に変更して作り直すことも検討しましょう。セラミックには、大きく分けて以下の3種類があります。
・オールセラミック:セラミックだけを使用したもの
・メタルボンド:内側は金属、外側はセラミックを使用したもの
・ジルコニア:セラミックのなかで一番硬いもの
オールセラミックは、セラミックのみを使用した素材のため審美性が高いことが特徴です。
しかし、ほかのセラミックと比較すると耐久性が劣るため、噛み合わせが強い方や歯ぎしり・食いしばりの癖がある方が奥歯に使用すると、欠けることがあります。オールセラミックは、前歯に使用するとよいでしょう。
メタルボンドは、内側は金属、外側はセラミックなので、耐久性と審美性を兼ね備えた素材です。負担がかかりやすい奥歯の使用に適していますが、金属を使用しているため、歯茎に黒ずむことがあります。
ジルコニアは、セラミックのなかで一番硬い素材といわれています。非常に丈夫で、透明感もあるため、奥歯にも前歯にも使用できるでしょう。
しかし、ジルコニアは歯よりも硬いといわれているため、噛み合う歯に負担がかかることがあります。
セラミック歯の素材にはそれぞれメリット・デメリットがあります。セラミック歯の種類を変更して作り直す場合は、それぞれの性質を理解し、歯科医師と相談しながら検討しましょう。
セラミック歯が欠けないようにするためには、日頃からセラミック歯に負担がかからないようにケアすることが大切です。セラミック歯の欠けを予防し、長持ちさせる3つの方法をご紹介します。
セラミック歯が欠けないようにするには、定期的に歯科検診を受けることが効果的です。歯科検診では噛み合わせやセラミック歯の状態の確認などを行います。定期的に通っていれば、セラミック歯の不具合に早期に気づいてすぐに対処できるでしょう。
セラミック歯の保証を受けたい場合、定期的に歯科検診を受けていることを条件にしている歯科医院も多いです。定期的に歯科検診を受けることは、虫歯や歯周病の確認など、お口の健康を守ることにもつながります。3か月に一度のペースで通うとよいでしょう。
歯ぎしりや食いしばりがある方は、セラミック歯が欠けることや自分の歯がすり減ることを予防するために、就寝時にはマウスピースを装着してください。マウスピースを装着すると上下の歯が直接触れ合わなくなるため、セラミック歯にかかる負担を抑えられます。
歯列全体の負担を軽減することで、歯ぎしりや食いしばりが原因で起きていた肩こりや頭痛、顎関節のだるさなども解消されるかもしれません。
歯ぎしりや食いしばりは、就寝時だけでなく集中しているときや力をかけるときなどにも行います。スポーツをする方は、噛みしめたときにセラミック歯が欠ける可能性があります。スポーツ用のマウスピースを使用するとよいでしょう。
市販の歯磨き粉は、研磨剤という成分が入っていることが多いです。研磨剤は汚れを効率的に落としてくれますが、研磨剤によってセラミック歯の表面に細かな傷がつく可能性があります。細かな傷が原因で、セラミック歯が欠けることがあるでしょう。
セラミック歯の欠けを予防し、できるだけ長持ちさせるためには、研磨剤の入っていない歯磨き粉を使用してください。どの歯磨き粉がよいか迷ったときは、歯科医院で販売されているものを選ぶとよいでしょう。
セラミック歯が欠けた場合は、なるべく早く歯科医院を受診しましょう。セラミック歯が欠けた状態で放置すると、新たに虫歯になる場合や欠けた部分が当たって舌を傷つける場合があるかもしれません。
保証期間内であれば無料で作り直せることもありますが、定期検診に通っていることが条件の歯科医院も多いです。セラミック歯の治療後は、必ず定期的に歯科医院を受診しましょう。
歯科検診ではセラミック歯の状態の確認だけでなく、虫歯や歯周病の確認なども行います。お口の健康を守ることにもつながるため、3か月に一度のペースで通ってください。
セラミック歯をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。