秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2023年9月25日
美しい笑顔を保つため、あるいは欠損した歯の修復のために、自然で長持ちするセラミック治療を検討している方は多いです。
しかし、セラミック治療を受けることで歯茎が下がったという声を聞いたことがある方もいるでしょう。歯茎が下がると見た目に大きな影響を与えるため、不安に思う方は珍しくありません。
今回は、セラミック治療で歯茎が下がる原因や、歯茎が下がるリスク、歯茎が下がったときの対処法などを解説します。
目次
セラミック治療は、歯の形状や色の修復を目的として行われます。虫歯や事故などで欠損した歯の修繕と見た目の改善のために、天然歯の色調や透明感を再現できるセラミックを使用する治療方法です。
セラミックは、人工歯科素材のなかでも非常に生体適合性が高い素材なので、歯茎への影響は少ないです。歯茎の炎症やアレルギー反応などを引き起こすリスクが低く、歯茎が敏感な方に適しています。適切にメンテナンスを行えば10〜15年と非常に長く使えるため、長期的な口腔の健康を保持したい方にも適しているでしょう。
非常に生体適合性が高い素材を使用するセラミック治療によって歯茎が下がることは、一般的にはありません。歯科医師が正確な処置を行えば、歯茎への直接的なダメージはほとんどないとされています。
しかし、セラミック治療の過程で不適切な処置が行われた場合や、患者様の口腔内の状態が悪い場合は、歯茎の問題が発生する可能性があります。
例えば、セラミックが適切にフィットしていない場合は食べ物などが詰まって炎症を起こし、歯茎が下がることがあるでしょう。もともと口腔内が不衛生だった場合も、炎症や感染症を引き起こし、歯茎が下がることがあります。
セラミック治療で歯茎が下がる原因は、以下の3つです。
・不適切な取り付け
・不適切なアフターケア
・過度なブラッシング
それぞれ解説します。
セラミックは歯の形に合わせて精密に作られますが、取り付けが不適切な場合は歯茎にダメージを与えるでしょう。セラミックの装着時に被せ物の高さが合わないと、歯茎が圧迫されて炎症を引き起こします。炎症が続くと、歯茎が下がる可能性があります。
不適切なアフターケアを行うと、歯茎が下がるかもしれません。例えば、過度に硬い食べ物を食べる、治療部分を力強く磨くなどの行為です。セラミックを支える歯茎に負担をかけ、歯茎が下がる可能性があります。
セラミック治療後の口腔内の汚れは、適切なケアをしないと虫歯や歯周病につながります。虫歯や歯周病が原因で、歯茎が下がることもあるでしょう。
セラミック治療後は、口腔内の衛生を保ち、歯茎に過度な負担をかけないことが重要です。
過度なブラッシングを行うと、歯磨きのたびに歯茎の上端が徐々に破壊されます。歯茎が下がる原因になるでしょう。
過度なブラッシングは、セラミックにもダメージを与える可能性があります。特に、かための歯ブラシを使用して力を入れて歯磨きすると、セラミックが破損する恐れがあります。
噛み合わせが悪くなる、破損した部分で歯茎が傷つくなどが原因で、歯茎が下がるかもしれません。
セラミック治療で歯茎が下がることによるリスクは、以下のとおりです。
・見た目が悪くなる
・歯が敏感になる
・噛み合わせが悪化する
・虫歯や歯周病のリスクが高くなる
・歯が動揺する
・コンプレックスになる
・歯科治療を受けられなくなる可能性がある
それぞれ解説します。
歯茎が下がると、もともと歯茎で覆われていた部分が露出します。歯が長く見える、歯と歯の間(歯間部)が大きく開くなど、見た目に悪影響を与えるでしょう。
歯茎が下がると、セラミック歯と天然歯の境目がはっきりと見えるようになる場合もあります。
歯茎が下がると、通常は保護されている歯の根が露出します。歯の外側にはエナメル質という硬い層がありますが、歯の根にはありません。歯の根はエナメル質よりも柔らかいセメント質で覆われています。
何らかの理由でセメント質がはがれると、温冷刺激に敏感になるでしょう。歯がしみる、痛むなど、不快な症状を引き起こす可能性もあります。
歯茎が下がった部分の歯は、抜けやすくなる場合や、噛み合わせが悪化する場合があります。噛み合わせが悪化すると、食事の際に不便を感じるでしょう。歯の健康や全身の健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。
歯茎が下がると歯根面が露出し、プラークが付着しやすくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。
歯は、歯槽骨や歯茎に支えられています。歯茎が下がる症状が進行すると、歯がグラグラと動揺することがあります。最悪の場合、歯が抜け落ちることもあるでしょう。
上述しましたが、歯茎が下がると見た目が悪くなります。歯が長く見えるようになると老けた印象を与えることもあるため、人前で笑うことに抵抗を感じる方もいるかもしれません。
話すときや笑うときに口元を手で隠すようになるなど、コミュニケーションに支障をきたす可能性があります。
歯茎が下がると、歯の根が露出することがあります。歯の根のセメント質はエナメル質よりも柔らかいため、通常の歯に使用する修復剤や薬剤を使用できない可能性があるのです。うまく固定できない、薬剤の刺激に耐えられないなどが理由で、歯科治療を受けられないことがあります。
細菌感染のリスクが伴う歯科治療もあるでしょう。歯茎が下がって歯の根が露出していると、細菌に感染するリスクが非常に高いです。そのため、根本的な治療を行えない場合もあります。
セラミック治療で歯茎が下がったときは、まずは治療を受けた歯科医院で相談してください。セラミックが歯茎と適合していない場合や、セラミックの形状や大きさが適切でない場合は、セラミックの再調整や再作製が必要になることがあります。
歯茎が下がった部分が見た目に影響を及ぼす場合や、歯の根が露出している場合は、歯茎移植手術などで対応する可能性もあります。歯科医師としっかり相談して決めましょう。
歯磨きの力が強すぎる場合は、磨き方を見直すだけで歯茎がもとに戻ることがあります。やわらかめの歯ブラシを使う、歯磨き指導を受けるなど、正しい歯磨きの仕方を身につけましょう。
今回は、セラミック治療で歯茎が下がる原因や、歯茎が下がることによるリスクなどを解説しました。
通常、セラミック治療を受けたことで歯茎が下がることはありません。セラミックを取り付ける際に高さが合っていなかった場合や、適切なアフターケアを行わなかった場合、歯茎が下がることがあります。
歯茎が下がると、見た目が悪くなる、歯が敏感になる、噛み合わせが悪化する、虫歯や歯周病のリスクが高まるなど、さまざまな問題が生じるでしょう。歯が抜ける場合や、歯科治療を受けられなくなる可能性もあります。
セラミック治療後は、適切なアフターケアを行って歯茎が下がらないように注意しましょう。
セラミック治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。