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セラミックの歯は保険適用の対象になる?自費のセラミックとの違いは?

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2024年5月11日

セラミック治療で綺麗になった歯を見せて笑う女性

セラミックは陶器と同様の素材で、天然歯のように透明感のある美しい見た目が特徴です。

しかし、セラミックは治療費が高額というイメージを持つ方も多いでしょう。近年では、セラミックの素材が増えたことや、コンピューターによる歯科技工の技術が進んだことで、より身近な治療になりました。

今回は、セラミックの歯が保険適用になるかについて解説します。自費のセラミックとの違いもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

セラミックの歯は保険適用の対象になる?

クエスチョンマークが書かれた積み木

セラミックは、基本的に自費治療になります。日本の保険制度には、病気を治療するための必要最低限の治療の規定があるため、審美性の高い純粋なセラミックには保険が適用されないのです。

セラミックは高額になりますが、劣化しにくく耐久性や審美性が高いなど、メリットの多い治療です。保険適用の詰め物・被せ物と比較して、二次的な虫歯になりにくいというメリットもあります。

長くお口の健康を保つために、やり替えのリスクが少ないセラミックの歯を選択する方も多いです。

また、純粋なセラミックは自費治療になりますが、ハイブリッドセラミックという素材を使った治療法であれば、一部の場合のみ保険が適用されます。

ハイブリッドセラミックとは

ハイブリッドセラミックは、レジンという歯科用プラスチックとセラミックを合わせて作った素材です。

CAD/CAMというコンピューターシステムを利用して作られるCAD/CAM冠を利用する場合、保険が適用されます。2023年の保険の改定により、全ての歯に保険適用で入れられるようになりました。

純粋なセラミックと比較して審美性や耐久性は劣りますが、ある程度歯に近い色の詰め物・被せ物を入れることができます。保険で選択できる色調には限りがありますが、銀歯と比較すると審美性が高く、金属アレルギーの心配もありません。

保険が適用されるセラミックと自費のセラミックの違い

保険適用のセラミックと自費のセラミックの違いを考える女性

保険が適用されるハイブリッドセラミックと自費のセラミックの違いを詳しく確認しましょう。

審美性

セラミックは、審美性が非常に高いのが特徴です。天然歯のような透明感と白さを再現することができ、色味も細かく指定できるため隣の歯の色に合わせることができます。

ハイブリッドセラミックは、歯科用プラスチックとセラミックを合わせた材料のため、純粋なセラミックと比較して透明感が劣ります。また、色調もすでにある色の中から選択するため、細かく調整することはできません。奥歯の場合は色を選べないこともあります。

また、プラスチックを含むため経年劣化しやすいです。黄色っぽく変色したり、傷がついたりすることがあるでしょう。

耐久性

セラミックは経年劣化がほとんど起こりません。歯とセラミックとの間に隙間ができにくく、二次的な虫歯になるリスクが低いという特徴があります。ハイブリッドセラミックと比べて強度も高いため、長く使用できることが多いでしょう。

ハイブリッドセラミックはプラスチックが混ざっているため、経年劣化が起こります。変形して歯と詰め物・被せ物の間に隙間ができると汚れが溜まりやすくなるため、作り替えなければなりません。

噛み合わせが強い歯に使用した場合や、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合には、自費のセラミック、ハイブリッドセラミック共に割れるリスクがあります。

睡眠中に歯ぎしりや食いしばりをする方は、ナイトガードを利用しましょう。自費の場合は、ジルコニアセラミックを選択しても良いでしょう。ジルコニアセラミックは、人工ダイヤモンドと呼ばれるほど硬い素材です。

金属アレルギーのリスク

自費のセラミックと保険のハイブリッドセラミックは、基本的に金属アレルギーの心配がありません。金属アレルギーが心配な場合、どちらを選択しても良いでしょう。

ただし、自費のセラミック治療では、メタルボンドという素材を選択できることがあります。メタルボンドは金属フレームにセラミックを焼き付けた素材なので、金属アレルギーのリスクがあるでしょう。

金属アレルギーの方が自費のセラミック治療を受ける場合は、使用される素材に注意しなければなりません。

費用

自費のセラミックは高額です。費用は歯科医院によって異なりますが、相場は8万円〜15万円程度です。

ハイブリッドセラミックは保険が適用されるので、自費のものと比較して安価です。保険適用3割負担の場合、6,000円程度で治療できるでしょう。同時に治療を行っている歯の状況や、前後の治療との関係で費用は前後します。

セラミック治療にかかる費用の負担を抑える方法

人差し指を立てて微笑む女性

自費のセラミック治療はメリットの多い治療法ですが、自費治療のため高額になります。セラミック治療にかかる費用の負担を抑える方法は、以下のとおりです。

医療費控除を利用する

セラミック治療自体の費用が安くなるわけではありませんが、医療費控除という制度を利用すれば負担を抑えられます。医療費控除とは、医療費が1年間で10万円(総所得200万円未満の人は所得額の5%)を超えた場合、申請すれば医療費の一部が控除される制度です。

歯科治療費も対象となり、他の診療科でかかった医療費と合算することができます。通院の際に公共交通機関を利用した交通費も対象になります。

セラミック治療は高額なので、治療を行うと10万円を超えることが多いでしょう。医療費控除を利用できる場合は、利用すれば費用の負担を軽減できます。

申請する際は領収書などが必要になるので、保管しておきましょう。

ハイブリッドセラミックを選択する

自費のセラミック治療は高額になるため、保険適用のハイブリッドセラミックを選択することも費用の負担を抑える方法として有効でしょう。

ただし、上述した通り、ハイブリッドセラミックはプラスチックが混ざっているため自費のセラミックと比べると審美性や耐久性に劣ります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上でハイブリッドセラミックでも良いと感じる場合は選択しても良いでしょう。

複数の歯科医院で費用を確認する

自費治療の費用は歯科医院ごとに決めることができます。自費のセラミック治療の場合、歯科医院によって金額が異なるのです。

費用を抑えるためには、複数の歯科医院を比較検討すると良いでしょう。

ただし、費用の安さだけで治療を受ける医院を決めるのは避けてください。相場よりも安く提供している場合、歯科医師の技術や知識が十分でなかったり、設備が整っていなかったりする可能性があります。

また、セラミックを長く使用するためには、定期検診を受けなければなりません。セラミックの費用だけで選ぶのではなく、今後も続けて通いやすく、お口の中全体を安心して任せられる歯科医院を選択すると良いでしょう。

どの歯科医院で治療を受けるか決められない場合には、一度電話で治療の相談で受診できるか聞いてみましょう。

まとめ

セラミックを被せられる歯の模型と歯科用器具

自費のセラミックの歯は審美性が高く、最低限度の治療とは言えないので保険は適用されません。自費治療になるので、全額自己負担する必要があります。

高額になりますが、審美性・耐久性が高く二次虫歯になりにくいなど、メリットは多いといえます。希望する場合は、できるだけ費用を抑えられるように工夫するとよいでしょう。

ハイブリッドセラミックという素材は、CAD/CAMシステムを使って作った場合に保険が適用されます。2023年12月には、全ての歯に保険が適用されるようになりました。

ハイブリッドセラミックは自費のセラミックと比較して審美性や耐久性に劣りますが、銀歯より見た目が良く金属アレルギーの心配もありません。安価に白い歯を入れたいと希望する場合は、ハイブリッドセラミックを選択してもよいでしょう。

しかし、歯の状況によっては難しい場合もあります。まずは歯科医師に相談、ご自身に合う治療法を探してみてください。

セラミック治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

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