秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2024年2月10日
出っ歯を治療する選択肢は、ワイヤーやマウスピースによる矯正治療だけではありません。セラミックによって治療が可能なケースもあることを知っていますか。
セラミックは、一般的に虫歯治療を行った歯にかぶせる素材として使用されますが、矯正治療に応用することもできます。歯を動かす一般的な矯正と違い、セラミック矯正は比較的短期間で治療を終えられるのが特徴です。
この記事では、セラミック矯正で出っ歯を治療できるのかについて解説します。メリット・デメリット、費用についてもご紹介するので、参考にしてください。
目次
セラミック矯正とは、ワイヤーやマウスピースを使わず、セラミックの被せ物で歯並びを整える矯正方法を指します。かぶせるだけの治療となるため、比較的短期間で治療が終わるのが大きなメリットです。
セラミック矯正と、ワイヤーやマウスピースを使った歯列矯正の違いは以下のとおりです。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正では、歯を移動することによって歯列を整えます。歯の移動にともない痛みが出ることもあります。矯正期間中は、食事に気をつけるなどの制約があるのが特徴です。
セラミック矯正は天然の歯を整えた上にセラミックをかぶせるだけなので、そのような必要ありません。
歯列矯正では、歯の移動は少しずつ行います。無理に動かすと歯茎が下がる、歯が抜けるなどのリスクがあるため、最短でも半年、長いと3年以上かかるケースもあるでしょう。
セラミック矯正を選択すると、型取りから完成まで最短で1~2ヶ月程度で終わります。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正では、歯に力をかけて移動するため専用の装置が必要です。セラミック矯正は天然歯を削ってセラミックをかぶせるのみなので、装置をつける必要がありません。
セラミック矯正で、全ての歯列不正が治療できるわけではありません。出っ歯の治療は可能なのか気になる方は多いのではないでしょうか。
セラミック矯正で治療可能な症例を確認しましょう。
出っ歯には、歯だけが前に飛び出しているものと、骨格ごと前に飛び出しているものがあります。
骨格ごと前に飛び出しているものは、セラミック矯正の適応範囲外です。また、歯だけが飛び出しているものであっても、極端に前に出ている場合はセラミック矯正のみでは治療が難しいです。
歯の生え方が原因の軽度の出っ歯は、セラミック矯正で改善できるでしょう。
叢生は、歯が重なり合っている歯並びのことをいいます。顎にくらべて歯が大きいことが原因の場合が多いです。
出っ歯と併発しているケースも見られますが、叢生も軽度であればセラミック矯正で治療が可能です。中等度から重度の場合は、マウスピースやワイヤーによる矯正が必要です。
セラミック矯正で出っ歯を治療するメリットは、以下の通りです。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正では、最低でも半年以上の時間がかかります。長いと3年以上の期間をかけて治療を行う必要があります。
しかし、セラミック矯正なら早ければ1ヶ月程度で治療が完了します。歯を削って型取りをし、その上にセラミックを被せるだけなので、短期間で終わるのです。
ライフイベントなどを控えている方にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
ワイヤーやマウスピースによる矯正は、歯根膜という膜に力をかけて歯槽骨の吸収と造成を促し、歯を動かします。少しずつ力をかけるとはいえ痛みを伴うことが多く、矯正期間中は柔らかいものを食べるなどの配慮が必要となります。
セラミック矯正であれば、このような心配はありません。
矯正期間中、特にワイヤー矯正の場合は目立つ矯正装置をつけて生活しなくてはなりません。マウスピースは目立ちませんが、何もつけていない状態と比較すると違和感があります。
セラミックによる矯正は歯を移動させるために装置をつけることがないので、治療中の見た目の違和感がありません。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正では、歯自体の形を調整することはできません。セラミック矯正ならば、これが可能となります。
歯と歯の隙間を埋める、先端の形を整えるなど、歯の形を調整することが可能です。
セラミック矯正には多くのメリットがありますが、どんなにメリットがある治療法でもデメリットがあります。セラミック矯正で出っ歯を治療するデメリットは、以下の通りです。
セラミック矯正の一番のデメリットは、歯を削る必要があることです。かぶせるセラミックの厚みを確保しなくてはならないため、その分天然歯を削ってスペースを作る必要があります。
もともと被せ物をしている歯であれば問題ないかもしれませんが、健全な歯を削る場合はデメリットとなります。
セラミック矯正では、歯を削ってセラミックをかぶせます。削って被せ物をした歯にとって、注意しなくてはならないのは虫歯でしょう。
天然歯はなめらかで、境目がありません。
しかし、被せ物や詰め物をすると、天然歯との間に必ず境目ができます。境目にはとても汚れがたまりやすいため、虫歯になりやすいのです。
セラミック矯正を行った歯は、天然歯よりも虫歯になりやすいです。また、虫歯になっても被せ物の内部なので、気づきにくいでしょう。
虫歯を予防するには、丁寧なブラッシングと歯科医院でのプロフェッショナルケアがとても大切です。
セラミック矯正で出っ歯を治療する際の費用は、被せるセラミックの種類によって変わります。セラミックの被せ物は自由診療のため、価格を各歯科医院が自由に決めることができます。
セラミック矯正で出っ歯を治療する際の平均的な費用を確認しましょう。
オールセラミックとは、金属などを使わずに被せ物の全てをセラミックで作る被せ物です。セラミックは高い透明度を有しており、天然歯と見分けがつかないほど美しく仕上がります。
しかし、衝撃に弱く割れやすいため、力が強くかかる部分には適していません。
1本あたり10万〜20万円が相場です。
ジルコニアとは、人工ダイヤモンドとも呼ばれるほどの硬さが特徴の素材です。オールセラミックより透明感はありませんが、強度があるので力がかかる分部分にも使うことができます。
歯科医院にもよりますが、オールセラミックよりもジルコニアのほうが安価な傾向があります。
1本あたり10万〜15万円が相場です。
メタルボンドとは、セラミックの割れやすさをカバーするために、骨組みに金属を利用した被せ物です。内側が金属、外側がセラミックで作られます。
比較的安価ですが、内側に金属を使っているためオールセラミックよりも透明感がありません。金属が溶け出すことによる、歯肉の着色などの心配があることがデメリットでしょう。
1本あたり8万〜15万円が相場です。
ハイブリッドセラミックとは、レジンとセラミックを合わせた素材です。レジンが入っているため、汚れがつきやすい、柔らかいなどのデメリットがあります。
価格を安価に抑えられることがメリットでしょう。
1本あたり5万〜10万円が相場です。
セラミック矯正での出っ歯の治療は可能ですが、歯性のケース、軽度なケースに限ります。
セラミック矯正による治療は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正にはないメリットがあります。短期間で治療を終えられる、痛みがないなどがメリットとして挙げられるでしょう。
健康な歯を削る必要があるなど、デメリットもあります。
セラミック矯正をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。