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セラミックの歯ができるまでどれくらいの期間がかかる?対処法も解説

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2024年4月27日

出来上がったセラミックの歯

セラミック治療は、本物の歯に近い綺麗な見た目を実現できることが特徴です。虫歯治療の際に詰め物や被せ物としてセラミックを選択したり、過去に金属の被せ物で治療した部分を後からセラミックに交換したりできます。

セラミックの歯ができるまでにどれくらいの期間がかかるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。また、セラミックの歯ができるまでの間、治療の妨げになるようなトラブルは防ぎたいと思う方が多いでしょう。

今回は、セラミックの歯ができるまでの期間について詳しく解説します。セラミック治療の流れや、セラミックの歯ができるまでの対処法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

セラミックの歯ができるまでどれくらいの期間がかかる?

セラミックの歯

セラミックの歯は、型をとった後で歯科技工士によって制作されます。できあがるまでは通常1~2週間程度でその後で歯に装着します。セラミックの種類によっても、できあがるまでの期間に多少の違いがあります。

セラミックインレー、セラミッククラウン、ラミネートベニアという主要な治療方法について、それぞれの特徴とセラミックができるまでの期間を確認しましょう。

セラミックインレー

セラミックインレーは、歯の一部が欠損した場合に使用されます。通常、型を取ってから完成するまでの期間は約1週間です。この間、歯科技工士がセラミックを削り出し、患者さまの歯にぴったり合うように調整を行います。

インレーと後述するクラウンは、虫歯治療が完了した後で型をとるケースが多いでしょう。そのため、セラミックの制作期間のほかに虫歯治療の期間も考慮する必要があります。虫歯の治療期間は進行度によって大きく異なります。

セラミッククラウン

セラミッククラウンは、歯の大部分が損傷している場合に使用されます。損傷した歯を削り、全体をセラミックで作成した冠で覆います。

型を取ってから完成まで1~2週間程度かかります。

ただし、インレーと同様に虫歯治療の期間も考慮しなければならない可能性があります。クラウンを使用するほど歯を大きく削っているということは、歯の神経の治療が必要なこともあるでしょう。

歯の根の治療を行う場合、セラミックの制作期間以外に1〜2ヶ月ほど必要になるかもしれません。

ラミネートベニア

ラミネートベニアは、主に前歯の審美的な改善を目的とした治療です。

歯の表面を薄く削って、セラミックのシェルを貼り付けることで色や形を美しく見せることができます。歯を削る量が少なく、治療時間が比較的短いのが特徴です

ラミネートベニアは、型を取ってから完成までに1~2週間程度かかります。この期間内に、歯科技工士が歯型に合わせてベニアを制作します。

セラミック治療の流れ

セラミックをつくる際のカウンセリング

セラミック治療の流れを確認しましょう。

初診・カウンセリング

まずは、歯科医師によるカウンセリングを受けます。虫歯や歯周病の有無、歯並びの乱れ、歯の着色や変色、かみ合わせの状態などを確認します。

このとき、理想的な歯の形や色、治療への希望などを伝えましょう。費用や治療期間の目安について説明があるので、気になる点は質問してください。

検査

カウンセリングの後は、詳細な検査を行います。レントゲン撮影により、歯の神経や歯根の状態を確認します。

検査の結果を踏まえ、セラミックの歯を入れる前に必要な処置を判断します。虫歯があれば治療し、古くなった被せ物があれば除去します。神経に問題がある場合は、神経を抜く処置(根管治療)を行う必要があります。

歯を削る

虫歯がある場合には歯を削ります。虫歯が無い場合でも、セラミックを入れる十分な空間を確保するために、歯を一定量削る必要があります。

虫歯がなく歯の表面を削るだけなら、その日の内に型取りを行えます。虫歯があるときは、虫歯の治療を終えてから型取りを行います。

歯の神経の治療

大きな虫歯の場合は、歯を削ることで歯の神経が露出する可能性があります。露出しない場合でも、神経が歯の表面に近づいていると治療後に痛みが生じることがあるので、神経を残すか抜去するかを判断します。

神経を残せば歯の感覚が残ります。神経を抜去すれば、厚みのあるセラミックを装着できる反面、歯の寿命が短くなるリスクがあります。

歯の神経を抜く処置のことを根管治療といい、この治療には複数回の通院が必要です。根管治療では、神経を抜去した後、消毒のため一時的に薬剤を詰めます。次の来院時に薬剤を取り除き、充填材で神経腔を埋めていきます。

土台作成

根管治療を行った場合は、セラミックを被せる土台を作ります。歯の強度を高め、セラミックの被せ物を支える役割を担います。

仮歯の装着

仮歯を製作して装着します。仮歯は、セラミックを実際に装着する前に用いる仮の歯です。セラミックができるまでの1~2週間の間、日常生活に支障が出ないように使用します。

土台に合わせた仮歯を実際に使ってみて、かみ合わせに問題がないかなどを確認します。また、仮歯を装着することで、見た目の仕上がりをある程度予測できます。

セラミックの製作と装着

歯の最終的な型を取り、模型を作成します。この模型を基に、歯科技工士がセラミックの被せ物や詰め物を製作していきます。

セラミックの歯ができあがったら、装着の前に一度仮着を行い、かみ合わせなどを確認します。この時点で違和感があれば調整します。

問題がなければ、歯科用セメントを使ってセラミックの歯を装着します。装着後もかみ合わせの確認を行い、必要に応じて調整します。

定期検診とメンテナンス

セラミック治療が終了した後は、定期的な検診とメンテナンスが大切です。天然歯と詰め物・被せ物の隙間に汚れが溜まると、歯周病や虫歯のリスクが高まるからです。

歯科医院での専門的なクリーニングと検診を定期的に受け、自宅でも入念なブラッシングを心がけましょう。

セラミックの歯ができるまでの過ごし方

セラミックが出来上がるまでの歯磨き

セラミックの歯ができるまでは、仮歯を装着して過ごします。仮歯はセラミックの歯を入れるまでに使用する文字通り仮の歯なので、注意して過ごさなければなりません。

セラミックの歯ができるまでの過ごし方について解説します。

歯磨きを丁寧に行う

仮歯はプラスチック製のため、汚れが付きやすいです。仮歯の部分も丁寧に歯磨きをしましょう。歯間ブラシやデンタルフロスも使用して、汚れをしっかり落としましょう。

ただし、歯と歯の間が狭く歯間ブラシやデンタルフロスが通りにくい場合は、無理して通すのは避けましょう。仮歯は力が加わると外れることがあります。

食事内容に気を付ける

仮歯はプラスチック製なので、本物の歯やセラミックの被せ物ほどの強度はありません。

硬い食べ物を噛むと、仮歯が欠けたり割れたりするおそれがあります。仮歯の部分で積極的に噛まないようにしましょう。粘着性の高いガムやキャラメル、お餅なども、仮歯に付着して外れる原因になる可能性があるので避けてください。

特に、根管治療後は歯の強度が低下します。硬いものを強く噛むと、土台の歯が割れたり欠けたりするリスクが高まります。

アーモンドやナッツ類などの硬い食べ物は避け、できるだけ柔らかい食事を心がける必要があります。食べ物を一口サイズに小さく切って、ゆっくりと噛むように意識してください。

問題が起きたらすぐに受診する

お伝えしてきたとおり、仮歯は耐久性が高くありません。セラミックの歯を入れるときに外すことを前提に装着しているので、接着力も高くありません。

仮歯が外れてしまった場合は、すぐに歯科医院に連絡しましょう。削った歯は通常の歯よりも虫歯などのトラブルが起こりやすいです。外れたまま放置すると、問題が悪化して制作したセラミックの歯を入れられなくなるかもしれません。

また、根管治療後は一時的に痛みや腫れが生じるケースがあります。歯茎の周りが腫れ上がったり、鈍痛が数日続いたりする可能性があります。

こうした痛みや腫れは、歯の神経を取り除いたことで起こる反応です。多くの場合、しばらくすれば自然に治まります。

痛みが続いたり、我慢できない程の痛みが出たりした場合は、歯科医院を受診して痛み止めを処方してもらいましょう。

まとめ

出来上がったセラミックの歯

セラミックの歯には、歯を部分的に修復するセラミックインレー、歯全体を覆うセラミッククラウン、前歯に薄いべニアを装着するラミネートべニアがあります。

セラミックの歯の制作期間は1~2週間程度ですが、虫歯治療などを伴うと治療期間は長くなります。ラミネートべニアの場合、即日型取りまで進めるケースが多いでしょう。

虫歯治療を伴うセラミックインレーやセラミッククラウンは、型を取るまでに数回の通院が必要なことがあります。根管治療に関しては、歯の状態によっては数か月かかることもあるでしょう。

セラミックの歯ができるまでの間で大切なのは、削られて弱くなった歯を守ることです。具体的には、仮歯が外れてしまわないように食べ物や歯磨きに気を配りましょう。

痛みや腫れが続く、歯が欠ける、仮歯が外れるなどのトラブルが生じた際は、すぐに歯科医院に連絡して相談しましょう。

セラミック治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

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