秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町 1-19 山中ビル3階
JR線「秋葉原駅」昭和通り口前/地下鉄日比谷線「秋葉原駅」前
つくばエクスプレス線「秋葉原駅」前/営団地下鉄新宿線「岩本町駅」徒歩3分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10:00~13:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
14:30~21:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
休診日:土曜・日曜・祝日
2024年7月6日
セラミック矯正という言葉を、耳にしたことがある方は多いかもしれません。
しかし、実際にセラミック矯正の治療法について詳しく知っている方は少ないと言えるでしょう。歯列矯正と何が違うのか、疑問に思うのではないでしょうか。
本記事では、セラミック矯正と歯列矯正の違いについて詳しく解説します。矯正治療を検討している方は、治療法を選ぶ際の参考にしてみてください。
目次
セラミック矯正とは、削った歯にセラミックと呼ばれる陶材で作られた被せ物を装着する治療法です。他の矯正治療のように力を加えて歯を動かすのではなく、被せ物で歯並びや歯の形などを整えます。
セラミック矯正のメリットは、セラミックによって綺麗な歯を手に入れられることです。他の矯正治療では自分の歯を動かすため、歯並びは整えられても歯そのものの見た目を美しくすることはできません。セラミック矯正では、歯の色や形などをある程度変えることが可能です。
また、セラミック矯正では、歯科矯正のような継続的な痛みはありません。治療期間が歯列矯正よりも短いことも特徴でしょう。
歯列矯正は、種類にもよりますが一般的に2~3年程度かかります。セラミック矯正であれば、多くの場合は初診からセラミック歯の装着まで1ヶ月〜2ヶ月程度で完了します。
セラミック矯正のデメリットは、健康的な歯を大きく削る必要があることです。歯の状態によっては神経を抜く場合もあり、健康的な歯にダメージを与えることがあるのです。
また、セラミックは人工歯のため寿命があり、一般的に10年程度とされています。寿命以外でも、何らかのトラブルでセラミックが欠けたり割れたりした場合、新しいセラミックを装着し直すことになる可能性があるでしょう。
新しいセラミックにする度に高額な治療費がかかる点も、デメリットとして挙げられます。
また、セラミック矯正は歯列矯正とは違い、歯を動かして歯並びを改善する治療ではありません。歯の移動を伴わないため、噛み合わせは改善できないでしょう。セラミック歯を装着したことで、噛み合わせが悪くなるケースもあります。
セラミック矯正をする際には、さまざまなデメリットも考慮することが大切です。
歯列矯正とは、歯並びや噛み合わせを整えるために行う治療です。矯正装置を使って、歯に力をかけてゆっくりと歯を動かしていきます。歯列矯正には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類があります。
ワイヤー矯正は、ワイヤーを使って歯に力を加える矯正方法です。日本では古くから行われている、実績のある治療法です。強い力を加えられるため、多くの症例に対応可能です。
マウスピース矯正は、マウスピースを装着して歯を移動させる方法です。段階に応じてマウスピースを交換しながら理想の歯列を目指します。ワイヤー矯正よりも小さい力で歯を動かすので痛みは少ないですが、治療期間が長くなる傾向にあります。
歯列矯正で歯並びを整えれば、見た目や日常生活での機能面におけるコンプレックスの解消につながります。
発音がうまくできない、噛み合わせが悪くて食べ物をうまく噛めないなどの悩みを解消することができるでしょう。顔のバランスを整えたり、ゆがみの解消につながることもあります。
また、矯正が完了して歯並びが綺麗になると、歯磨きをしやすくなります。そのため、虫歯や歯周病のリスクが下がる点もメリットとして挙げられます。
歯列矯正のデメリットは、治療期間が長いことです。前述したように、一般的には2~3年程度かかるでしょう。
また、ワイヤー矯正の場合は矯正装置が目立つため、人前で話す機会が多い方などは見た目に影響する点もデメリットと感じるでしょう。断続的な痛みや違和感が生じるため、治療が終わるまでは日常生活に影響を及ぼす可能性があることもデメリットに挙げられます。
セラミック矯正と歯列矯正にはさまざまな違いがあります。ここからは、セラミック矯正と歯列矯正の違いを比較していきます。
歯列矯正の場合、矯正の種類や元々の歯並びなどによって費用は大きく変わりますが、相場としてはワイヤー矯正が30~150万円程度、マウスピース矯正が10~100万円程度です。セラミック矯正はセラミックの種類によりますが、1本あたり5~15万円程度が相場です。
金額だけ見れば、セラミック矯正のほうが魅力的に感じるかもしれません。
しかし、セラミックは強い衝撃が加わると割れたりすることがあります。寿命や破損により正常に機能しなくなった場合は、再治療しなければなりません。
保証制度を設けている歯科医院もありますが、再治療の度に費用がかかる可能性があるのです。
治療期間も費用と同様に、元々の歯並びや矯正の種類によって異なります。歯列矯正の場合、全体矯正で2~3年程度かかると考えられています。
ただし、歯の移動が終わっても、歯並びを固定するための保定期間を設けなければなりません。保定期間は矯正期間と同程度必要なので、トータルで5年程度はかかると考えておきましょう。
セラミック矯正の場合は、1~2か月程度と短期間で治療が終わります。
歯列矯正は、歯並びを整える目的で行われるので機能性を重視する傾向にあります。審美性の向上はもちろん「しっかりと噛めるようになりたい」「綺麗な発音で話したい」「歯と歯の隙間に食べ物が詰まるのを防ぎたい」という方が行う傾向にある矯正治療です。
セラミック矯正は、機能性よりも審美性を重視する方に選ばれることが多いでしょう。
ここからは、セラミック矯正の一般的な流れについて解説します。
まずは、カウンセリングを受けます。患者さまのご希望やお悩みをお伺いし、治療の概要や費用、治療期間などについてご説明します。
歯科医院によっては、セラミック矯正ができるかどうかも同じ日に確認します。確認した際に虫歯や歯周病などがあった場合、セラミック矯正を開始する前に治療します。場合によっては、神経の治療を行うこともあるでしょう。
セラミック矯正を行うことが決定し、契約を結んだら歯型を取ります。セラミックは歯科技工士が専門の機器で作成するため、歯科技工所に歯形が送られます。
歯の型取りは、患者さまの歯の正確な形状を把握するために重要です。精密に歯型をとることで、自然な見た目と機能を有するセラミックを実現できるのです。
カウンセリングの次に行われる診療で、歯型をとることが多いでしょう。
歯型をとった後、土台を作ります。治療する歯の表面を適切な形に削り、セラミックをしっかりと固定できるように形を整えます。土台を作る際には、歯の傾きや歯のねじれ、歯の位置などさまざまなことが考慮されます。
削る量は最小限に抑えられますが、歯の状態によって削る量が多くなることもあるでしょう。
土台の上に仮歯を装着します。仮歯は最終的なセラミックが作製されるまでの間、歯の見た目と機能を保つために使用されます。仮歯を装着して過ごす期間は、セラミックが完成する日程によって異なるため一概には言えませんが、一般的には2週間程度です。
仮歯の使用期間に不具合があれば調整を行い、最終的なセラミックの形状も微調整します。
歯科技工士により作製されたセラミックが届いたら、土台にセットします。まず、仮歯を取り外し、歯の表面を清掃します。セラミックを土台に装着して、歯並びにズレがないか、噛みあわせは合っているかなどを入念にチェックします。
問題がなければ、セラミックを専用の接着剤で固定します。最終的な確認を行って必要に応じて微調整をし、セラミック矯正は終了です。
セラミッククラウンを装着した後も、装着後のトラブルがないかどうかを確認するために定期的な検診とメンテナンスが必要です。
定期検診では、セラミックの状態や歯茎の健康などをチェックします。セラミックがしっかりと固定されているか、噛み合わせが適切かなどを確認し、必要に応じて調整を行います
また、定期検診ではクリーニングも行います。セルフケアで落としきれなかった汚れを除去してもらえるため、口内が清潔になり、セラミックの寿命を延ばすことにつながるでしょう。
セラミック矯正と歯列矯正では、矯正治療を受ける目的や費用、かかる期間が大きく異なります。そのため、それぞれのメリットとデメリットをしっかり理解し、自分に合った矯正治療を検討しましょう。
しかし「自分がどちらの矯正を受けるべきなのか分からない」という方もいます。悩んだ際は、歯科医院を受診して相談すると良いでしょう。
矯正治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。