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銀歯とセラミックどちらがいいの?それぞれの特徴を徹底比較!

トップページブログ銀歯とセラミックどちらがいいの?それぞれの特徴を徹底比較!

2023年2月15日

虫歯が進行し歯を削った場合、歯がなくなった場所を人工物で修復しなければいけません。代表的な人工物として、銀歯とセラミックが挙げられます。歯科医院で虫歯の治療をするとき「銀歯かセラミック、どちらにしますか」と質問されたことがある方も多いと思いますが、2つの違いやメリット・デメリットを知らなければ、選ぶのは難しいでしょう。

この記事では、銀歯とセラミックの特徴や費用を比較しご紹介します。「銀歯からセラミックに交換できるのか」といった質問にもお答えしますので、治療の参考にしてください。

目次

セラミック治療とは?

黒い背景の前にセラミッククラウンが置かれている

セラミックとは、お皿などに使用される「陶器」のことです。天然の歯に近い色や質感が出せるため、歯科用素材として重宝されます。

セラミック治療には、いくつかの種類があります。セラミックとほかの素材を組み合わせたものや、保険適用の有無について具体的にご紹介します。

セラミックの種類4つ

セラミックの種類は、以下の4つです。

オールセラミック

オールセラミックは、金属やレジンなどほかの素材を使用せず、セラミック(歯科用の陶材)のみで作られたかぶせ物です。天然歯に近い色や透明感を再現できる、表面がなめらかでプラークが付きにくいといった特徴があります。

保険が適用されていない素材のため、治療費は自費になります。

ジルコニアセラミック

ジルコニアは、人工ダイヤモンドといわれ、強度が高く割れにくいのが特徴です。歯科でかぶせ物として使用される場合、内側をジルコニアで作り、外側をセラミックで覆っています。ジルコニアの長所である強度と、セラミックの長所である審美性を兼ね備えています。そのほか、ジルコニアのみで作られたかぶせ物もあります。

残念ながら、ジルコニアセラミックは保険が適用されません。

メタルボンド

メタルボンドは、内側が金属で、外側にセラミックを貼り付けたかぶせ物です。金属が含まれているため、金属アレルギーの方には向いていません。金属が割れる心配はありませんが、表面のセラミックがはがれたり欠けたりすると、金属の色が見えて目立ちます。

メタルボンドは保険が適用されません。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、保険でよく使用されるレジン(白いつめ物)にセラミックを練り込んだ素材で作られています。

セラミック治療の中で、唯一保険が適用される治療です。セラミックと名前がついていますが、素材の割合はレジンが多いため、オールセラミックに比べて審美性に劣ります。

セラミック治療のメリット・デメリット

木のテーブルの上に人形の木の人形が7つ並んでいる

治療の種類を選択するには、メリット・デメリットを理解していなければ選べません。ここからは、セラミック治療のメリット・デメリットについて解説していきます。

セラミック治療のメリット5つ

まずは、セラミック治療のメリットをご紹介します。

セラミック治療のメリットは、以下の5つです。

・歯に近い透明感がある

・セラミックの種類が選べる

・経年劣化しにくい

・金属アレルギーでも安心

・歯茎が変色しない

それぞれ詳しく解説していきます。

歯に近い透明感がある

セラミック治療の最大のメリットは、審美性に優れていることです。保険適用で作ったかぶせ物の色や質感に満足できない方にとっては、セラミックは魅力的な治療です。

セラミックの種類が選べる

セラミック治療にはいくつか種類があるので、個人の目的に合わせて選べます。例えば、見た目が人工物と分かりにくいセラミックがよいけど、噛みしめが強く、割れる心配があるという方には、ジルコニアセラミックが向いているでしょう。

予算や歯の部位、噛み合わせの強さを考慮して、自分に適したものを選んでください。

経年劣化しにくい

レジンは長年経つと、色が変わりもろくなりますが、セラミックは変色や変形がほとんどありません。また、表面にも傷がつきにくいため、入れたてのキレイな状態を維持できます。

金属アレルギーでも安心

金属を使用しないセラミック治療は、金属アレルギーの方でも安心して使えます。

ただし、セラミック治療の中でもメタルボンドは内側が金属なので、金属アレルギーの方には向いていません。

歯茎が変色しない

銀歯のかぶせ物をしていると、銀歯に使用している金属イオンが溶け出して、歯や歯茎に色が移り、黒ずむ場合あります。金属を使用しないセラミックを選べば、歯や歯茎が黒くなる心配はありません。

ただし、メタルボンドのように外側は白くても内側に金属を使用しているセラミックもあるため、注意が必要です。

セラミック治療のデメリット3つ

続いて、セラミック治療のデメリットをご紹介します。歯科材料として優秀なセラミックですが、デメリットもあります。治療を始めてから後悔しないように、デメリットについても理解しましょう。

セラミック治療のデメリットは、以下の3つです。

・保険適用外だと費用が高い

・衝撃が加わると割れる恐れがある

・歯をたくさん削る必要がある

それぞれ詳しく解説していきます。

保険適用外だと費用が高い

保険適用外のセラミック治療は、費用が高いことが大きなデメリットです。セラミックを入れたくても、費用が高くて諦める方もいます。

ハイブリッドセラミックは、一部条件がありますが保険が適用されるため、比較的安く治療を受けられます。

衝撃が加わると割れる恐れがある

セラミックは銀歯に比べると強度が劣るため、強い衝撃が加わると割れる恐れがあります。歯ぎしりのクセがある方や噛む力が強い方は、硬い素材のジルコニアが向いています。

歯ぎしりにの心配がある方は、寝ている間にマウスピースを使うことで無意識の歯ぎしりを防止できます。

歯をたくさん削る必要がある

セラミックは銀歯と比較すると割れやすいため、かぶせ物の厚みをもたせて割れないように作らなければなりません。そのため、虫歯になっていない健康な歯質まで削る場合もあります。歯の神経を残していると、しみたり痛みが出たりする恐れがあります。

銀歯とは?

銀歯が2つ白い背景の前に置かれている

銀歯は、金銀パラジウム合金という素材で作られています。金銀パラジウム合金は、熱で膨張し冷えると収縮する特徴があります。現在、保険適用の治療として一般的によく用いられています。

しかし、金属を使用しているため、健康被害などの問題が重要視されているのも事実です。

銀歯のメリット・デメリット

白い矢印が描かれた木のサイコロの中に、赤い矢印が描かれたサイコロがある

ここからは、銀歯のメリット・デメリットについて解説していきます。

銀歯のメリット3つ

銀歯のメリットは、以下の3つです。

・保険が適用され安価

・強度が高い

・噛む面の溝など細かい部分が再現できる

それぞれ詳しく解説していきます。

保険が適用され安価

銀歯の最大のメリットは、費用が安いことです。

広範囲の虫歯を保険適用で治療する場合、銀歯を選択する歯科医院がほとんどでしょう。ハイブリッドセラミック治療も保険が適用されますが、すべての歯科医院で取り扱っているわけではありません。

強度が高い

銀歯はレジンやセラミックに比べて強度が高いため、割れる心配がありません。

奥歯は、硬いものを噛むのに負担がかかるため、かぶせ物にはある程度の強度が必要です。強度が高く、薄くても壊れない銀歯は、歯を削る量を最小限にすることが可能です。

噛む面の溝など細かい部分が再現できる

かぶせ物を作る場合、しっかり噛めるように、もとの歯を再現することが重要です。向かいの歯に合わせてかぶせ物を作りますが、銀歯は噛む面の溝を細かく合わせることができます。

噛み合わせがぴったり合わなければ、いくら見た目がよくても歯として機能しません。この点、銀歯は割れる心配がなく、細かな調整が可能です。

銀歯のデメリット3つ

銀歯のデメリットは、以下の3つです。

・金属の色が目立つ

・銀歯と歯の接着が弱く外れやすい

・金属アレルギーを発症する恐れがある

それぞれ詳しく解説していきます。

金属の色が目立つ

奥歯であっても、口を開けたときに他人から見える部分にあると目立つのが銀歯の難点です。

銀歯が気になって笑えない、会話中に相手の視線が気になるなど、日常生活に影響が出る恐れがあります。

銀歯と歯の接着が弱く外れやすい

銀歯は、温度差によって膨らんだり縮んだりするため、徐々に歯と銀歯の接着面が崩れてきます。そうすると、銀歯の縁から接着剤が流れ出し、そのすき間に虫歯の原因となる菌が入り込みます。

知らないうちに銀歯の下に虫歯が発生するかもしれません。

金属アレルギーを発症する恐れがある

銀歯に使われる金属のイオンが溶け出し、体内に吸収されると金属アレルギーを起こす可能性があります。アクセサリーをつけるとかゆくなり、赤くなるのもアレルギー現象です。

銀歯が口に入っている限りは、金属アレルギーを発症する可能性があります。

セラミック治療と銀歯の特徴を比較

バインダーと金の天秤が置かれている

セラミック治療と銀歯の中から自分に合う治療を見つけるには、審美面や費用面のバランスを取ることが大切です。高い費用を出したにもかかわらず、すぐに割れて作り直しになれば治療費がムダになってしまいます。

それぞれの特徴と費用を表にしましたので、比較して選んでください。

<セラミック治療と銀歯の特徴を比較>

銀歯 オールセラミック ジルコニアセラミック メタルボンド ハイブリッドセラミック
料金 2,000~6,000円(3割負担の場合) 100,000~200,000円 100,000~200,000円 80,000~150,000円程度 4,000~10,000円程度(3割負担の場合)
耐久性 〇(表面がはがれるリスクがある)
審美面 ×
保険適用 × × × △(保険が適用される部位に条件がある)

※ハイブリッドセラミックの保険適用には条件あり

2023年1月現在、保険適用の部位も拡大しており、以下の部位に入れることが可能です。

・前歯(1番・2番目の歯)

・犬歯(3番目の歯)

・小臼歯(4番・5番目の歯)

・奥歯とよばれている第一大臼歯(6番目の歯※一部条件があります)

引用元:厚生労働省ホームページ「総-2 医療機器の保険適用について」

ハイブリッドセラミックの中でも、保険が適用されない種類もあります。ハイブリッドセラミックを希望の場合は、素材や外観など、イメージと相違がないか歯科医院で確認しましょう。

セラミック治療と銀歯、どちらがおすすめ?

笑顔のスマイリーが描かれた木のサイコロと、困り顔のスマイリーが描かれた木のサイコロが並んでいる

セラミック治療と銀歯、どちらがよいかについて一概にはお答えできません。人によって虫歯の場所や大きさ、口元の形が違うため、メリット・デメリットが異なります。

おすすめの方や部位に分けてご紹介しますので、ご自身に当てはめてみてください。

セラミック治療がおすすめの方と部位

高くても審美性を重視したい方

費用は気にせず、見た目を重視したい方は、オールセラミックやジルコニアセラミックがおすすめです。もとの歯に限りなく近い色や透明感を再現できます。

金属アレルギーの不安がある方

金属アレルギーの不安がある方は、金属を使用しないセラミック治療がおすすめです。金属による色移りも防げます。外観は白くても、内側に金属が使用されている場合もあるため、治療前に金属が使用されているか、必ず歯科医師に確認しましょう。

噛み合わせの強くない歯

噛んだときに歯に加わる力(咬合力)の強さは、歯の部位により異なります。例えば、前歯は強く当たっていないけれど奥歯が強く当たっているなど、同じ人でも歯の部位によって異なるのです。治療する歯の噛み合わせが強くなければ、セラミックでも割れるリスクが低くなります。

歯ぎしりの癖がある方は、歯が割れるのを防ぐためにマウスピースを使用するなどの対応策もあるため、歯科医師に相談しましょう。

銀歯がおすすめの方と部位

できるだけ費用を抑えたい方

できるだけ費用を抑えたい方は、保険が適用され強度が高い銀歯がおすすめです。強度が高いため、割れて再治療になることはほとんどありません。

しかし、再度虫歯になったり、かぶせ物が外れて再治療になるケースもあるため、治療した歯は隅々まで磨くようにしましょう。

上の奥歯

上の奥歯など会話中に他人から見えない位置であれば、銀歯でも見た目に影響が出ません。人前で話す機会が多い方は、いろいろな角度から見られるため、奥歯でも見えることがあるかもしれません。笑ったり大きく口を開けたときに奥歯が見えるかどうか、鏡を見て確認するとよいでしょう。

銀歯をセラミックにできる?

水色の台の上に歯の治療器具やマウスピースが置かれている

銀歯を外してセラミックに交換することは可能です。実際「費用を抑えるために銀歯を装着したけれど、見た目が気になるのでセラミックに交換したい」という方は多くいます。

しかし、すでに削っている部分が多ければ、銀歯を外すときに歯が割れる可能性があるため、交換ができないケースもあります。銀歯をセラミックにするには、メリットとデメリットがあることを理解しましょう。

銀歯をセラミックにするメリット

銀歯をセラミックにするメリットは、以下の3つです。

・清潔な印象を与える

・金属アレルギーを発症する心配がない

・虫歯のリスクが下がる

それぞれ詳しく解説していきます。

清潔な印象を与える

銀歯が白くなるだけで、顔の印象が大きく変わります。

銀歯にコンプレックスを抱いている方は、セラミックに変えることで自信がつき、表情が明るくなるでしょう。特に、営業や接着業など日常から人と接する機会が多い方にとっては、日常生活に大きな影響を与えます。

金属アレルギーを発症する心配がない

現在、銀歯をしていて金属アレルギーがない方でも、今後発症しないとは言い切れません。体内に金属が蓄積し、あるタイミングで金属アレルギーを発症する恐れはあります。

銀歯を取り除くことで、将来的に金属アレルギーが発症するのを回避できるでしょう。

虫歯のリスクが下がる

セラミックは表面がつるつるしていて傷がつきにくいため、プラークが付きにくくなります。また、セラミックは、銀歯と比べて歯への接着力が高いため、歯とつめ物の間に虫歯菌が侵入するリスクも下がります。

ただし、一度も治療していない歯に比べると汚れは付きやすいため、デンタルフロスや歯間ブラシを使って念入りに磨きましょう。

銀歯をセラミックにするデメリット

銀歯をセラミックにするデメリットは、以下の4つです。

・歯を削る必要がある

・土台からやり直す場合もある

・痛みが生じる可能性がある

・費用が高額

それぞれ詳しく解説していきます。

歯を削る必要がある

銀歯を外したあと、接着面を整えるために虫歯がなくても多少歯の表面を削ります。また、セラミック治療は、割れるのを防ぐために銀歯よりも分厚くする必要があり、さらに深く削る場合もあります。

かぶせ物は、自身の歯に人工物を付けるため、歯を多く削るほど、割れるなどのトラブルが起きる可能性が高くなります。

土台からやり直す場合もある

神経を取った銀歯の土台は、主にメタルコア(金属の土台)が使用されています。

オールセラミックやハイブリッドセラミックなど、内側が金属でないセラミック冠に交換する場合は、そのまま装着すると金属の色が黒く透けて見えます。そのため、土台も白く替えなければいけません。

痛みが生じる可能性がある

銀歯を外して削ると、痛みが生じる可能性があり、神経を抜かなければならない場合があります。

通常、1〜2か月で徐々にしみなくなるケースが多いですが、痛みが続けば神経を抜かなければなりません。もともと深く削っていた場合は、銀歯を外しただけでしみることもあります。

費用が高額

ハイブリッドセラミック以外のセラミック治療は、保険が適用されないため費用が高額です。自費のセラミックにするのであれば、土台や仮歯も自費になり、その分治療費が上乗せされます。自費診療の金額は、歯科医院が独自で決めています。使用する材料、歯科医師や歯科技工士の技術によって、仕上がり具合にも大きく差が出ます。

高い治療費を出したのに、理想の歯にならなかったと後悔しないように、信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。

まとめ

歯科医院で治療を受ける女性

この記事では、銀歯とセラミック治療の特徴、選ぶときのポイントを比較してご紹介しました。銀歯にもセラミックにもそれぞれのよさがあります。また、歯の状態によって選択肢が限られることもあります。まずは、どの治療法を選択できるか、歯科医院で判断してもらいましょう。噛み合わせが強い場合でも、マウスピースを使って歯にかかる力を分散させれば、セラミック治療が可能です。あなたの歯にぴったり合う人工歯を見つけて、トラブルのない快適な日常生活を手に入れましょう。

セラミック治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

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