秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2024年6月22日
ラミネートベニアは、白く美しい歯を手軽に手に入れることができる人気の治療法です。
しかし、全ての歯に適応できるわけではありません。
この記事では、ラミネートベニアで治療できない歯について解説します。ラミネートベニアのメリット・デメリットや適応症例についても解説しますので、ラミネートベニアを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ラミネートベニアとは、歯の見た目を改善するための審美治療の一つです。歯の表面をわずかに削り、薄いセラミックのシェルを貼り付けます。
ラミネートベニアは、付け爪のように歯に装着しますが、非常に強力に接着されるため、簡単には取れません。天然の歯のような見た目を再現できる点も特徴です。
ラミネートベニアによって、歯の形や色、小さな歯並びの問題を改善することが可能です。また、歯をほとんど削らないため、侵襲が少なく、従来の樹脂による治療に比べて劣化しにくいというメリットがあります。
ラミネートベニアは、自然な笑顔を取り戻したいと願う患者さんに選ばれている治療法なのです。
ラミネートベニアは全ての歯に適応できるわけではありません。ここでは、ラミネートベニアで治療できない歯について具体例を挙げて説明します。
ラミネートベニアの治療を行う歯が虫歯・歯周病の場合は、治療が難しくなります。そのため、ラミネートベニアでの治療を行う前にこれらの問題を解決する必要があるのです。
例えば、虫歯が進行している状態でセラミックのチップを貼り付けると、その後の虫歯治療が困難になり、結果として歯の健康を損なう可能性があります。
そのため、ラミネートベニア治療を受ける際は、まず虫歯・歯周病などの問題を解決し、口腔内の健康状態を改善する必要があるのです。
ラミネートベニアは歯の表面に薄いセラミックチップを貼り付ける方法であり、前に突き出ている歯を引っ込めることはできません。さらに、歯が大きく重なっている部分にはセラミックチップを正確に貼り付けることが困難です。
こうしたケースでは、まず歯列矯正によって歯並びを整える必要があります。
噛み合わせが悪い場合も、ラミネートベニアの適応とならない可能性があります。噛み合わせが悪いと、前歯に強い衝撃が加わることがあり、ラミネートベニアが破損したり、剥がれたりするリスクがあるためです。噛み合わせに問題がある場合は、改善することが求められます。
次に、ラミネートベニアで治療できる具体的な症例をご紹介します。
歯と歯の間に隙間ができているすきっ歯は、ラミネートベニアで改善できる場合が多いです。ラミネートベニアでは、歯の大きさや形状を調整することで、歯全体のバランスや見た目を整えることが可能です。
ラミネートベニアは、前歯の歯列不正にもある程度対応できます。例えば、歯の先端が不規則な場合や歯の大きさ・形状が異なる場合などです。このようなケースでは、ラミネートベニアを用いて歯を均一な形に整えることが可能です。
ラミネートベニアは、歯の色を改善するのに非常に効果的です。特に、歯の着色や神経がなくなって変色した歯など、色の問題がある歯に対して有効です。ホワイトニングでは改善が難しい重度の着色や変色にも対応可能です。
欠けた歯やすり減りで薄くなった歯、矮小歯などの形態不良の歯もラミネートベニアで改善できる場合が多いです。元の歯の上にセラミックチップを貼り付けることで、歯の形状を修正し、整えることができます。
ブラックトライアングルとは、歯と歯の接点と歯茎の間にできる三角形の隙間のことです。特に前歯によく見られます。ラミネートベニアで治療をすることで、歯の形を整え、この隙間を埋めることができます。
以下に、ラミネートベニアの主なメリットについて詳しく解説します。
ラミネートベニアの大きなメリットは、治療期間が短い点です。通常の矯正治療では、歯を少しずつ動かして調整するため、1~2年という長期的な治療期間が必要ですが、ラミネートベニアは短期間で美しい歯を手に入れることができます。
歯の表面を少し削り、セラミックのチップを貼り付けるだけで治療が完了するため、治療期間を短縮できるのです。
ラミネートベニアでは、患者さんの希望に合わせて色を調整しやすいです。ホワイトニングなどのほかの方法もありますが、色の微調整が難しく、重度の着色や変色には効果が限定的です。
しかし、ラミネートベニアは、黄ばんでいる歯や黒ずんでいる歯に対しても有効です。細かく色を調整して、患者さんの理想の白さを実現します。
歯を削る量が少ない点もラミネートベニアのメリットです。従来のセラミッククラウン治療では、健康な歯を大きく削る必要がありますが、ラミネートベニアの治療で削る歯の量は0.3~0.5mm程度です。
どれだけ優れた補綴物でも天然歯には敵わないため、この点は大きなメリットといえます。
ラミネートベニアに使用されるセラミックは、変質しにくく、耐久性が高い素材です。金属や合成樹脂と比較して、セラミックは削れることが少なく、汚れや色素も付きにくいため、長期間美しい状態を保つことができます。
メンテナンスも容易であり、長期間にわたって美しい歯を維持できる点は、大きなメリットです。
続いて、ラミネートベニアのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
ラミネートベニアは、歯を削る量が少ない治療法ですが、それでも健康な歯を削る必要があります。健康な歯を削ることに抵抗がある方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
ラミネートベニアは、すきっ歯などの歯並びの問題を短期間で改善することができますが、噛み合わせの改善はできません。ラミネートベニアは歯の表面を削ってセラミックシェルを貼り付けることで見た目を良くするため、噛み合わせの問題は解決できないのです。
噛み合わせを改善するためには、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの矯正治療が必要です。矯正治療は時間がかかり、場合によっては1年以上の治療期間が必要となります。
ラミネートベニアは審美歯科治療の一環であり、保険が適用されません。一般的な虫歯・歯周病の治療と比較すると、費用が高くなります。費用は歯科医院によって異なりますが、通常1本あたり5万〜15万程度かかるのが一般的です。
多くの歯を治療する場合は、その分の費用がかかります。そのため、経済的な理由から、治療を受けることが難しいと感じる患者さんも少なくありません。
ラミネートベニアは、歯の表面に薄いセラミックのシェルを貼り付けて見た目を改善させる治療法です。ラミネートベニアには歯を削る量が少なく、色調整が容易で、美しい歯並びを短期間で手に入れられるというメリットがあります。
一方で、費用が高額である点や健康な歯を削る必要がある点、噛み合わせの改善はできないという点はデメリットといえるでしょう。
また、ラミネートベニアには治療できない歯も存在します。治療する歯が虫歯である場合や出っ歯・叢生の場合、噛み合わせが悪い場合には、ラミネートベニアが適応とならない可能性があるのです。
ラミネートベニアを検討している方は、ご自身の歯がラミネートベニアの適応となるか一度歯科医師に相談しましょう。ラミネートベニアをご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。