秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2023年12月9日
事故やスポーツ中に人と接触したことなどが原因で、前歯が欠けることがあります。口元に強い衝撃が加わった場合だけではなく、弱っている前歯の場合は少しの衝撃でも欠ける可能性があるでしょう。
前歯が欠けたとき、歯科医院を受診せずに放置する方もいますが、欠けた前歯を放置するとさまざまな悪影響を及ぼします。
今回は、前歯が欠ける原因や、欠けたときに放置してはいけない理由について解説します。前歯が欠けたときの対処法や治療法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
前歯が欠ける原因としては、事故などの外傷をはじめ、虫歯や歯ぎしり・食いしばり、酸蝕歯などが挙げられます。それぞれ詳しく確認しましょう。
前歯が欠ける原因として最も多いのは、外傷です。不意な転倒や、スポーツ中の衝突など、外部からの強い衝撃を受けて前歯が欠けたケースが非常に多いです。
衝撃を受けた際は、唇や舌などが傷ついていることも少なくありません。外傷によって前歯が欠けた場合は、早急に病院を受診しましょう。
前歯の虫歯を放置したことによって歯が弱くなり、少しの衝撃で欠けることがあります。
また、神経を除去している前歯の場合は、健康な歯に比べて非常に弱いです。痛みを感じないため気づかないまま虫歯が進行し、食事などの少しの衝撃で欠けることもあるでしょう。
歯ぎしりや食いしばりなどの癖は、歯に大きな負担をかけ続けます。ダメージが蓄積され、限界を迎えると前歯が欠ける可能性が高いです。
歯ぎしりや食いしばりで歯にかかる力は、ご自身の体重の2~3倍ほどといわれています。歯ぎしりや食いしばりの癖があり、日常的に大きな力が加わり続けると歯が欠ける原因になるでしょう。
酸蝕歯(さんしょくし)とは、酸性度の高いものが触れ続け、エナメル質が溶けた歯のことです。炭酸飲料やお酢系の飲み物など、酸性の飲み物を頻繁に摂取する方や、疾患などで胃酸が逆流して歯に直接触れる方に多くみられます。
フルーツティーを好む方や、ワインやビール、梅酒などのアルコールを日常的に摂取する方も、酸蝕歯のリスクが高いでしょう。
一度溶けたエナメル質は、もとに戻りません。酸によって溶けているため歯が弱くなり、少しの衝撃で歯が欠けることがあります。
前歯が欠けたときに現れる症状を確認しましょう。
前歯が欠けた場合、痛みや腫れが生じることがあります。特に、神経が生きている前歯の場合、欠けたことで歯の神経が露出して強い痛みが生じるでしょう。
前歯が欠けた場合は、接着治療、または歯科材料での修復が必要ですが、神経が露出したことで炎症を起こした場合は、神経を除去しなければならない可能性が高いです。
前歯に衝撃を受けて欠けた場合、変色することがあります。衝撃を受けてすぐ赤みを帯びた場合は、血管を損傷したことによる内出血だと考えられます。内出血が治まれば、歯の変色も回復するでしょう。
しかし、衝撃を受けてから時間が経過して変色した場合、歯の神経が壊死した可能性が高いです。神経が壊死した場合は徐々に歯が黒く変色するため、歯の色に異変を感じたら歯科医院を受診してください。
前歯が欠けるほどの衝撃を受けると、歯がぐらつくことがあります。歯がぐらつく場合は、レントゲン撮影を行って歯の根や骨の状態を調べてもらいましょう。
歯のぐらつきが軽度な場合は、該当の歯で噛むことを控えながら様子を見ます。ぐらつきが大きい場合は、1~2週間ほど固定することもあるでしょう。
歯の根が折れてぐらついている場合は、2か月程度固定する必要があります。折れ方によっては抜歯が必要になる可能性もあるため、早めに歯科医院を受診しましょう。
前歯に強い衝撃を受けると、歯の位置がずれることがあります。乳歯や生えたばかりの永久歯に強い衝撃を受けた場合、ずれることが多いです。歯科医院で固定する処置を行う必要があるでしょう。
乳歯の位置がずれた場合は、永久歯への生え変わりに影響を及ぼす可能性があります。永久歯が生えるまでは、定期的にレントゲンを撮影するなど、状態を確認することが望ましいです。
前歯が欠けたときに自分でできる処置は、以下の4つです。
ただし、あくまで応急処置なので、速やかに歯科医院を受診しましょう。
欠けた前歯が残っている場合は、保存しておきましょう。乾燥を防ぐために生理食塩水などに浸して、歯科医院に持参すれば接着できる可能性があります。
欠けた前歯に触れないようにしましょう。気になって舌や指で触ると、傷口から菌が入り込んで歯や歯茎の状態が悪化する可能性があります。
欠けた前歯の周辺に痛みや腫れがある場合、濡れタオルや氷を包んだタオルなどで冷やしましょう。患部に直接当てるのではなく、頬や唇の上から優しく当ててください。
前歯が強い衝撃を受けて欠けたときは、痛みを伴うことがあります。神経が露出している場合は、強い痛みが生じるでしょう。
市販されている鎮痛剤を飲むことで、一時的に痛みを和らげられます。
前歯が欠けたまま放置すると、さまざまな悪影響を及ぼします。欠けた大きさに関わらず、歯科医院を受診して処置を受けましょう。
前歯が欠けたまま放置してはいけない理由を、詳しく解説します。
前歯が欠けると歯の象牙質が露出するため、虫歯になりやすいです。
象牙質は柔らかく、虫歯菌が簡単に侵入できます。象牙質の下には歯髄があるので、欠けた前歯が虫歯になると重症化しやすいです。
また、前歯が欠けたことで象牙質を覆うエナメル質がなくなるため、歯がしみる原因にもなるでしょう。
前歯が欠けたまま毎日食事をしていると、欠けた前歯に負担がかからないように噛む癖がつきます。前歯で食べ物を噛み切ることが難しくなるため、噛み合わせが乱れ、別の歯の不具合につながる可能性が高いです。
欠けた前歯は鋭利になっているため、口腔内の粘膜や舌を傷つけることがあります。口内炎の原因となり、欠けた歯ではなく口内炎の痛みを苦痛に感じる可能性もあるでしょう。
長期的に舌の同じ部分が傷つく場合、舌がんを引き起こす可能性もあります。
前歯が欠けていると、話すときにすき間から空気が抜けるため、発音や活舌が悪くなります。ふだんの会話に支障をきたすこともあるでしょう。
なにより前歯は目立つ場所なので、顔や口元の印象を大きく左右します。
前歯が欠けたときの治療法は、歯の欠けた大きさによって異なります。小さく欠けた場合はすぐに治せることが多いですが、大きく欠けた場合は治療期間が長くなる可能性が高いです。
小さく前歯が欠けて、痛みがない場合はレジンというプラスチックの白い詰め物で治療します。保険適用の治療のため費用を抑えられ、一度の治療で終わるでしょう。
ただし、レジンはプラスチック素材のため、経年劣化しやすいです。変色や着色が起こる可能性が高いでしょう。
強度が低いため、硬いものを噛んだときに再び欠ける可能性もあります。
前歯が大きく欠けた場合は、歯を削って被せ物を装着するのが一般的です。神経が露出している場合は、神経を除去する根幹治療を行ったうえで被せ物を装着します。
被せ物には、保険適用のものと、保険適用外のものがあります。保険適用外の自費治療では、セラミックの被せ物を使用する場合が多いでしょう。
前歯が欠けたときに保険適用の被せ物を選択する場合は、内側が金属、外側がレジンの被せ物を使用することが多いです。目に見える部分は白く、ご自身の歯の色に合わせて作れます。
ただし、レジンはプラスチックのため、長年使用すると変色・着色するでしょう。また、内側に金属を使用しているため金属アレルギーの原因になる可能性があります。
丁寧な口腔ケアを続けないと、二次虫歯になる可能性もあるでしょう。
前歯が欠けたときに自費治療の被せ物を選択する場合は、セラミックを使用することが多いです。オールセラミックの被せ物は金属を使用しないため、金属アレルギーの心配はありません。
セラミックは透明感が高く、天然歯に近い白さで審美性に優れています。変色や着色の心配もないため、欠けて見た目が気になる前歯も違和感なくきれいに修復できます。
セラミックは強度が高く汚れが付着しにくいので、二次虫歯などのリスクも低いでしょう。
しかし、セラミックの被せ物を使用する場合、自費治療であることや高価な材料であることが関係し、費用が高額になります。セラミックを希望する場合は、歯科医院で費用を確認する必要があります。
今回は、前歯が欠ける原因や、欠けたときに放置してはいけない理由について解説しました。
前歯が欠けたときは、痛みや違和感がなくても歯科医院を受診しましょう。欠けた前歯を放置すると、虫歯のリスクや噛み合わせの不具合につながります。
ご自身では防げない理由で前歯が欠けることもありますが、どのような状況であっても欠けた前歯の程度に応じて治療できます。何らかの理由で前歯が欠けた場合は、早急に歯科医院を受診してください。
前歯が欠けてしまい困っている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。