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前歯を削る審美歯科治療のメリットと注意点!

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2023年5月21日

頬に手を当てて笑う女性

前歯を削る審美歯科治療として挙げられるのは、ラミネートべニアやセラミック治療でしょう。自然な色味の歯を作ることができ、耐久性に優れているというメリットがありますが、注意しなければいけない点もいくつかあります。

今回は、前歯を削る審美歯科治療のメリットと注意点について詳しく解説します。

審美歯科の目的

歯科治療を受ける笑顔の女性

審美歯科はその名のとおり、歯の健康だけでなく、見た目や美しさに重点を置く歯科医療です。審美歯科の主な目的は、口元をより美しく見せること、自信を持って笑顔を見せられるようにすることです。見た目の改善に加え、機能的な問題も解決できます。

審美歯科を行う理由は人それぞれです。ある患者さまは、歯の色、形、位置などの問題を改善したいと考えているかもしれません。一方で、ほかの患者さまは、歯の欠損、割れた歯、噛み合わせの問題などを改善したいと考えている場合もあるでしょう。

審美歯科は見た目・機能的な問題を解決し、患者さまが理想とする笑顔を手に入れる手助けをすることが目的です。

審美歯科で前歯を削る治療法とは

キラキラした背景に?の積み木

審美歯科で前歯を削る治療法は、主にラミネートべニアとセラミック治療があります。それぞれセラミック素材を使用して人工歯を製作しますが、治療内容や治療目的が異なります。

ラミネートべニア

セラミック製のシェルを歯に貼り付ける審美歯科治療が、ラミネートべニアです。ラミネートべニアは、歯のエナメル質を薄く削り、表面に薄いセラミックのシェルを貼り付ける方法です。歯を白くでき、形も整えることができます。

ラミネートべニアは、通常のホワイトニングでは解決できない問題に対して特に効果的です。例えば、神経を抜いた歯や、抗生物質の使用による歯の変色などは、通常のホワイトニングでは白くできません。歯にセラミックを貼り付けるラミネートベニアでは、ホワイトニングが効かない歯でも白くできます。

ラミネートべニアは、形状の補正にも優れています。すきっ歯などの軽度の歯並びの問題であれば、ラミネートべニアで自然な形に修正することが可能です。

ただし、ラミネートべニアは専門的な技術を必要とすること、一度削ったエナメル質は再生しないことから、慎重に治療を進める必要があります。ラミネートべニアを検討する場合は、審美歯科に詳しい歯科医師に相談することが重要です。

セラミック

審美歯科の治療法の中には、セラミックを用いたインレー(詰め物)とクラウン(被せ物)を使う治療があります。いずれも歯の見た目と機能性を改善するための手段です。

セラミックインレーは、虫歯の部分を削り、できた空洞をセラミックで補う治療法のことをいいます。セラミックインレーの特徴は、歯を削る量が最小限で済むことです。自然な歯の構造をできるだけ保つことができます。

セラミッククラウンは、虫歯や事故などで歯が大きく欠けてしまった場合に適応されます。セラミッククラウンは歯の上に被せるため、インレーに比べて歯を大きく削らなければなりません。

保険適用内のレジンというプラスチック素材の被せ物もありますが、人工歯であることが目立つ点がデメリットです。また、レジンは変色しやすく、時間と共に劣化しやすい特性もあります。

一方、セラミックは、天然の歯に非常に近い見た目を再現できます。白さとツヤが自然で、人工歯であることが目立ちにくいのが特徴です。セラミックは非常に耐久性が高く、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。

審美歯科治療で前歯を削るメリット

黄色い背景の上にある白いお皿の上にあるMERITと書かれた積み木

審美歯科治療で前歯を削る主なメリットは、すぐにきれいな歯を作ることができ、きれいな状態が長期間持続することです。また、セラミック素材の特性から、レジンや金属製の人工歯にはないメリットもあります。

きれいな状態が長く続く

セラミックは、着色汚れに強いことが特徴です。例えば、コーヒーや紅茶などの色が濃い飲み物を日常的に摂取する方でも、セラミックであれば色素による変色を抑えることができます。歯が白い状態を長期間維持したい方にとって、セラミックは理想的な選択といえるでしょう。

セラミックは、適切なケアを行うことで長期間使用することが可能です。日々の歯磨きを丁寧に行い、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けることで、10年以上セラミックを維持することができます。

アレルギーの心配がない

銀歯は歯科治療の一つであり、保険適用範囲内で行うことができます。銀歯の最大の特長は強度で、金属を用いることによる高い耐久性がメリットです。

しかし、その特性上、目立ちやすさと金属アレルギーのリスクが伴います。金属アレルギーがある方は、金属製のインレーやクラウンは避けなければなりません。金属アレルギーを起こすと、かゆみや発疹、口内炎などの症状が発生する可能性があります。

もともと金属アレルギーを持っていない方でも、長期間にわたり体内に金属を保持していると、アレルギーを発症する可能性があるといわれています。金属アレルギーのリスクを避けたい場合は、ラミネートべニアやセラミックなどの金属を含まない素材の治療法を選択するとよいでしょう。

再治療のリスクが低減する

セラミックは、保険治療に用いられる素材よりも耐久性が高いとされています。前歯に関しては、奥歯と比較して噛むときにかかる力が少ないため、セラミックが特に長持ちするといわれています。一度の治療で、長期間にわたり歯を健康な状態に保つことができ、経済的な負担も軽減できるでしょう。

一方、保険治療であるレジンは劣化しやすく、銀歯は金属が溶けだす可能性があるため、時間の経過とともに変形する恐れがあります。変形して天然歯との間にできたすき間から細菌が侵入し、虫歯を引き起こす可能性もあります。再治療は歯にダメージが蓄積され、歯の寿命を縮めることになるため、虫歯にならないことが重要です。

セラミックを用いた治療は、初期費用は高くなりますが耐久性が高く、長期的な視点で考えると経済的であるといえます。再治療による歯への負担を抑えることができるため、自分の歯を長く健康的に保つことにつながるのです。

審美歯科治療で前歯を削る方法

緑の背景の上にあるHOWと書かれた積み木

審美歯科治療で前歯を削る方法は3種類です。それぞれの特徴についてご説明します。

やすりで前歯を削る

歯科治療の一環として、歯と歯の間を削る方法です。専用のやすりを使用して行われ、エンジンを用いた自動的な削り方と、手動で行う削り方の2種類があります。

エンジンを用いて削る場合は、迅速かつ効率的に歯を削ることができますが、削る際に発生する音で不安や恐怖を感じる患者さまもいるでしょう。特に、歯科治療に対する恐怖心を抱く患者さまの中には、エンジンの音を聞くだけでパニックになる方もいます。

手動で削る場合は、さまざまな厚みのやすりを適切に選択し、削る量を精密に調整することが可能です。細かい調整は治療の精度を高め、患者さまの口腔内の健康を維持するために重要な役割を果たします。

バーで前歯を削る

前歯を削る際も虫歯の治療と同じタービンを用いますが、使用するバーは細いものを選択します。さまざまな太さのバーが用意されており、医師は症状に合わせてバーを選択し、削る量を精密に調節するのです。バーで前歯を削る場合は、患者さまが痛みを感じることがほとんどないことが特徴です。

しかし、タービンの音に恐怖を感じる方にとっては、心理的なストレスになるでしょう。

ディスクで前歯を削る

タービンに円盤状のディスクを取り付けて歯と歯の間を削る方法です。ディスクの厚みを調節することで、削る量を調整します。

審美歯科治療で前歯を削るリスク・注意点

注意のマークを手のひらに浮かべる女性

前歯を削る審美歯科治療は多くのメリットがありますが、リスクや注意点もあることを忘れてはいけません。前歯のラミネートべニアやセラミック治療のリスクをご紹介します。

知覚過敏を引き起こすことがある

歯のエナメル質が削られ、下層にある象牙質が露出すると、神経までの距離が近づきます。冷たいものや熱いものを摂取した際に、歯がしみるなどの症状が出現する可能性があるのです。

エナメル質は、歯の表面を覆っている硬い層で、神経を保護する役割を果たしています。神経を保護する層が薄くなると神経が露出し、痛みを引き起こすことがあります。

しかし、治療後の知覚過敏は一時的なものがほとんどで、治療後2週間ほどで自然と和らぐことが多いです。痛みが我慢できない場合は、痛み止めを服用して症状を緩和しましょう。痛み止めを飲んでも効かない、2週間以上痛みが続くという場合は、歯科医院を受診しましょう。

割れることがある

セラミックは耐久性に優れていますが、強度はそれほど高くありません。特に、前歯で硬い食べ物を噛むと、セラミックが割れてしまうことがあります。セラミックは硬いため、曲げに対する耐性が低いのです。

セラミックを装着している場合、歯に過度の負荷をかけないよう注意が必要です。硬い食べ物を食べる際は、セラミックを装着していない歯で噛みましょう。セラミックへの衝撃を避けることで、割れるリスクを最小限に抑えることができます。

寿命がある

セラミック製の歯科治療材料は、優れた耐久性から長期間にわたって使用することが可能です。一般的に、セラミックは10〜15年以上もつとされています。

しかし、あくまで適切な口腔ケアを行った場合なので、ケアを怠ると寿命が短くなる可能性があります。セラミックが永久に装着時のまま持続するわけではないので、定期的な歯科検診で状態を確認し、必要に応じてクリーニングや調整などのメンテナンスを行うことが大切です。

保険適用にならない

セラミックは主に審美的な目的で選ばれる材料のため、保険診療ではなく自費診療となります。治療の全額が自己負担です。

しかし、医療費控除の制度を利用できる場合があります。医療費控除とは、年間の医療費が100,000円を超えた場合に利用できる、所得税の還付や住民税の軽減を受けられる制度です。

セラミック治療を検討している方は、あらかじめ自身の経済状況や治療費の支払い方について考えておきましょう。医療費控除の可否については、歯科医師に相談するとよいでしょう。

まとめ

笑顔で遠くを見つめる女性

前歯を削る審美歯科治療は、ラミネートべニアやセラミック治療などが該当します。歯を自然な見た目に整えることができ、口腔ケアをしっかりと行えば美しさと機能性を15年以上長持ちさせることができるでしょう。

ただし、ラミネートべニアもセラミック治療も前歯を削る必要があるため、知覚過敏を引き起こす、強い衝撃によって割れるなどの可能性があります。

審美歯科治療は自費診療です。治療する本数によって高額になる場合もあるので、メリットやデメリットをよく理解し、歯科医師と相談しながら最適な治療法を選択しましょう。

審美歯科治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

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