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メタルボンドとは?ほかのセラミックとの違いやメリットを解説!

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2023年10月28日

メタルボンドの歯

被せ物や差し歯の治療をする際に、メタルボンドという言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。「メタルボンドってどんな治療?」「ほかのセラミックとの違いは?」など、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

今回は、メタルボンドとは何かを解説します。メタルボンドのメリット・デメリットや、費用についても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

メタルボンドとは?

メタルボンドについて知りたい女性

メタルボンドとは、セラミック治療で採用されることの多いクラウン(差し歯・被せ物)の一種です。特徴は、セラミックと金属を併用していることでしょう。

メタルボンドは、歯の土台に合わせて金属を鋳造し、外側の見える部分にセラミックを使用します。メタルボンドの歴史は非常に長く、実績がある治療法です。

メタルボンドとほかのセラミックは何が違う?

メタルボンドとほかのセラミックを比較する女性

メタルボンドと比較されることが多いのはオールセラミックですが、双方の違いがわからないという方も多いでしょう。メタルボンドとオールセラミックの違いを簡単に確認しましょう。

オールセラミックとは、外側も内側もセラミックでできたクラウンのことです。色調の再現性に優れており、天然歯が持つ自然なグラデーションを再現できます。また、一切金属を使わないため、金属アレルギーの人でも安心して使えることがメリットです。

一方、メタルボンドは、金属の外側にセラミックを焼きつけたクラウンです。そのため、金属を使用している点がオールセラミックとの大きな違いでしょう。メタルボンドも表面はセラミックですが、金属が一部露出することがあります。

メタルボンドのメリット・デメリット

メタルボンドのメリット・デメリット

「メタルボンドよりもオールセラミックのほうがいいのでは?」と感じる人も多いでしょう。確かに、オールセラミックは自然な見た目の白く美しい歯を手に入れられます。

しかし、メタルボンドならではのメリットも多くあります。

メタルボンドのメリット・デメリットを確認しましょう。

メタルボンドのメリット

メタルボンドのメリットは、以下のとおりです。

強度が高い

メタルボンドは部分的に金属を使用しているため、強度が非常に高いという特徴があります。奥歯にも使用できることが大きなメリットです。

オールセラミックも耐久性が低いわけではありませんが、セラミックは陶製の材料なので強い衝撃が加わると割れるリスクがあります。

審美性に優れている

メタルボンドの内部は金属ですが、外側はセラミックです。そのため、審美性が優れています。オールセラミックには劣りますが、天然歯に限りなく近い色を再現できるので、違和感はほとんどありません。色調が変化することなく、長期にわたって美しさを保てるのです。

信頼性がある

メタルボンドの歴史は長く、登場したのは1950年代です。何十年も前から多くの歯科医院で採用されてきた歴史があります。

非常に多くの症例やエビデンスが蓄積されており、信頼性がある治療法といえるでしょう。トラブルにも対応しやすいため、安心して治療に臨める点が大きなメリットです。

安価に治療できる

メタルボンドはセラミック治療であり、基本的に自由診療の扱いになります。保険が適用されないため、比較的費用が高いです。

しかし、オールセラミックなどと比較して安価に治療できるため、より経済的という点が大きなメリットでしょう。

メタルボンドのデメリット

メタルボンドのデメリットは、以下のとおりです。

噛み合う歯を傷つける可能性がある

メタルボンドは非常に強度が高く、耐久性に優れています。そのため、噛み合う天然歯を傷つける可能性があるでしょう。

歯ぎしり・食いしばりの癖がある人や、奥歯にも使用できる強度がありますが、強い負荷がかかり続けると天然歯が傷つきます。就寝時にマウスガードを使用するなど、過度な負荷がかかることを防ぐ必要があるでしょう。

金属アレルギーを引き起こす可能性がある

メタルボンドは内側に金属を使用するため、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。金属アレルギーの影響は、口内だけに留まりません。

溶け出した原因物質が血液に入り込み、血管を通って全身に影響を及ぼします。症状としては、湿疹や頭痛、めまいや肩こりなどが挙げられます。

オールセラミックは金属アレルギーの心配がありません。

歯茎が変色するケースがある

メタルボンドに使用されている金属が溶け出し、歯茎が変色するケースがあります。黒っぽく変色するので、違和感のある見た目になることがデメリットといえるでしょう。

色調が劣る

メタルボンドにはセラミックが使用されていますが、外側だけです。内側は金属なので、オールセラミックと比較すると色調がやや劣ります。

違和感のない見た目を最優先に考えるなら、オールセラミックのほうが適しているでしょう。

金属が見える可能性がある

メタルボンドは外側にセラミックを使用しているため、天然歯に近い色を再現できます。

しかし、内側の金属が見えることがあるでしょう。

メタルボンドが向いている人

歯ぎしりする女性

セラミック治療の種類は、メタルボンド以外にも多くあります。そのため「どの治療法を選ぶべき?」と悩んでいる人も多いでしょう。

ここではメタルボンドが向いている人の特徴をご紹介します。

歯ぎしりの癖がある人

メタルボンドは内側に金属を使用しているため、強度が非常に優れています。強い負荷がかかっても耐えられるため、歯ぎしりや食いしばりの癖がある人に適しているでしょう。

見た目にこだわる人

メタルボンドは外側にセラミックを使用しており、審美性に優れています。天然歯に近い色調や透明感を再現できるため、見た目にこだわる人に向いているでしょう。

安く治療を受けたい人

一般的に、セラミック治療にかかる費用は高額です。メタルボンドも高額な費用がかかりますが、オールセラミックほどではありません。

そのため「セラミック治療を受けたいけど、なるべく費用を抑えたい」という人には、メタルボンドが適しています。

メタルボンドの費用

メタルボンドの費用イメージ

メタルボンドの費用は70,000~100,000円が相場です。100,000円以上かかるケースもありますが、相場を大きく超えることはあまりないでしょう。

自由診療という扱いになるため、保険が適用されません。通常の虫歯治療などと比較して高額な費用がかかるため、治療を受けるにはある程度経済的な余裕が必要になります。

しかし、オールセラミックの相場は80,000~180,000円です。セラミック治療のなかでは、メタルボンドは比較的安価に受けられる治療といえます。

まとめ

歯の置物

今回は、メタルボンドとは何かを解説しました。外側にセラミック、内側に金属を使用するメタルボンドには、多くのメリットがあります。ほかのセラミックと比較して優れている点は強度の高さであり、強い衝撃にも耐えられることが特徴でしょう。

奥歯にも使用できる点が大きなメリットといえますが、デメリットも理解する必要があります。金属を使用しているために金属アレルギーを引き起こすリスクがあることや、オールセラミックと比較して審美性が劣ることなどがデメリットとして挙げられます。

セラミック治療の種類は、メタルボンドとオールセラミックだけではありません。ほかにも、ジルコニアやハイブリットセラミックなど、多くの種類があります。

各セラミック治療の特徴や費用を比較検討し、ご自身に適した方法を選びましょう。

メタルボンドをご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

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