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虫歯を放置するとどうなるの?リスクを詳しく解説!

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2025年2月22日

虫歯を放置してしまった歯

虫歯になったことがあるという人は多いでしょう。虫歯になると必ず治療が必要になります。不可逆性疾患であり、自然に治ることはありません。では、虫歯を放置するとどうなるのでしょうか。

今回は、虫歯を放置するとどうなるのか解説します。放置した場合のリスクだけでなく、虫歯の治療法や予防法についても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

虫歯のメカニズム

虫歯のメカニズムのイメージ

虫歯の原因菌であるミュータンス菌は、糖を取り込んで歯垢を作り出します。そして、歯垢は糖分を分解して酸を作り出し、歯質を溶かしていきます。その結果、歯に穴があくのが虫歯です。

虫歯の発生要因

虫歯のメカニズムは先に挙げたとおりですが、虫歯が発生するのには、3つの要因があります。どれか一つだけでは虫歯の発生には至りません。

虫歯菌

主にミュータンス菌という細菌が虫歯の原因になります。ミュータンス菌が出す酸によって、歯は溶かされます。歯を磨くことが大切なのは、虫歯菌を除去するためです。

糖分

虫歯菌は糖分を分解して、酸を出します。糖分がなければ、虫歯になることはありません。「甘いものばかり食べていると虫歯になるよ」と言われた経験がある人も多いでしょう。糖分は虫歯が発生する要因の一つです。

歯質

歯の質は人によって異なります。エナメル質や象牙質の硬さには個人差があり、同じ環境でも虫歯になりやすい人とそうでない人がいます。また、乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯質がまだ柔らかいので、虫歯になりやすいという特徴があります。

虫歯を放置するとどうなる?

虫歯を放置して歯が痛む女性

虫歯は放置するとどんどん進行します。虫歯を放置すると、歯が痛むようになるだけでなく、全身の健康にも悪影響が出ることがあります。ここでは、虫歯を放置するとどうなるのか解説します。

痛みが強くなる

歯の内部には痛みを伝える神経が通っています。そのため、虫歯が進行して神経に近づくほど痛みが強くなります。虫歯は初期の段階では、痛みが現れないことがほとんどです。歯の最も表層のエナメル質には神経が通っていないからです。

エナメル質の下の象牙質にまで虫歯が広がると、神経に刺激が伝わって、痛みが出るようになります。虫歯が進行すると、眠れないほどの痛みが現れることもあります。

歯の神経が壊死する

虫歯が進行し、歯の神経が壊死すると、一旦痛みは治まります。歯髄壊死と言われる状態です。歯髄壊死になると、これまで感じていた痛みがなくなるため、虫歯が治ったと勘違いすることがありますが、治ったわけではありません。

このまま放置すると、歯の根の先に膿が溜まり、さらにひどい痛みが現れることもあります。

口臭が強くなる

虫歯は口臭の原因の一つです。虫歯が進行すると、虫歯菌が増殖することで口臭が強くなります。加えて、歯の組織が腐ることで、においがさらに強くなります。

歯を残せなくなる

虫歯が進行して、歯の大部分が失われると、残念ながら歯を残せなくなることがあります。特に歯の根の部分まで虫歯が進行すると、抜歯が必要になる可能性が高くなります。

骨髄炎や副鼻腔炎になる

虫歯を放置し続けると、歯の根の先まで感染が広がります。顎の骨にまで感染が広がると、骨髄炎になるリスクが高まります。骨髄炎になると、強い痛みや発熱、吐き気などの症状を引き起こすことがあります。場合によっては入院が必要になるほどです。

また、感染が鼻のほうにまで広がると、副鼻腔炎を引き起こすこともあります。副鼻腔炎になると、頭痛や顔の痛み、発熱、鼻水、鼻詰まりが長期間続きます。治療にも時間がかかる病気です。

全身の健康に悪影響を及ぼす

虫歯を放置すると、口の中で増殖した虫歯菌が血管内に入り込み、全身をめぐることがあります。心臓に感染が広がると心筋梗塞を、脳に広がると脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。

たかが虫歯と思う方もいるかもしれませんが、虫歯は命を落とすことにもなりかねない重篤な疾患であることを理解しておきましょう。

虫歯の治療法

虫歯の治療法を説明する歯科医師

虫歯の治療法は、虫歯の進行の度合いによって異なります。虫歯は進行の度合いによって5つのランクに分けられています。それぞれの治療法について解説します。

CO(シーオー)

初期虫歯と言われる状態です。まだ歯に穴はあいていません。歯質からミネラルやカルシウムが溶け出し始めている状態です。白濁した色や黄色、茶色っぽい色をしています。この段階では、フッ素塗布や定期的な歯のクリーニングを受けることで、改善がみられることもあります。

C1

歯の一番表層のエナメル質の虫歯です。まだ痛みはありません。虫歯部分を削ってコンポジットレジンという歯科用のプラスチックを詰める治療を行うことが多いです。治療は1回で終わらせることができます。

C2

エナメル質の下の象牙質にまで進行した虫歯です。冷たいものを口にしたときにしみたり、痛んだりと、症状が現れてきます。

虫歯部分を削り、形を整えたあと、型取りをして、出来上がった詰め物を装着する治療を行うことが多いです。2〜3回ほど通院する必要があり、治療が終了するまで1週間〜3週間程度かかることが多いです。

虫歯が小さい場合には、C1の場合と同様にコンポジットレジン充填を行うこともあります。

C3

歯の神経がある歯髄にまで達した虫歯です。ズキズキと痛みが出るようになります。

この状態にまで進行すると、歯の神経を取り除く治療が必要になります。歯の内部にある神経や血管を取り除いたあとに、洗浄・消毒を行い、土台を立てて、被せ物を装着します。治療には、2〜3ヶ月かかることが多いです。

歯の内部が無菌状態になるまで洗浄と消毒を繰り返す必要があるため、数回の通院が必要です。

C4

歯のほとんどが虫歯に侵され、歯根だけになった状態です。多くの場合、歯を残すことが難しく、抜歯が必要になります。

抜歯をしたあと、そのままの状態で放置するのはよくありません。周囲の歯が傾いてきたり、周囲の歯に負荷がかかったりすることがあります。全体の噛み合わせが崩れることがあるので、入れ歯・ブリッジ・インプラントのいずれかで歯の機能を回復させる必要があります。

虫歯になるのを防ぐ方法

虫歯になるのを防ぐ歯ブラシやデンタルフロス

虫歯は予防できる病気です。予防歯科という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。ここでは、虫歯になるのを防ぐ方法について解説します。

しっかり歯磨きをする

虫歯菌を除去するためには、しっかりと歯磨きをすることが大切です。食後は歯磨きをして歯に付着した歯垢をしっかり取り除きましょう。

また、歯ブラシだけですべての汚れを落とすことはできません。デンタルフロスや歯間ブラシも使用して、細かい部分に付着した汚れもしっかり落としましょう。

歯科医院で歯のクリーニングを受ける

しっかり歯磨きをしていても磨き残しは生じるものです。そのため、歯科医院で定期的に歯のクリーニングを受けることが推奨されます。

歯科医院では、専用の器具を使用してふだんの歯磨きでは落としきれない汚れも除去するため、虫歯や歯周病の予防につながります。また、歯科医院ではブラッシング指導も受けられます。これによって、セルフケアの質が向上するでしょう。

ダラダラ食べを控える

間食でダラダラと食べていると、口内が酸性に傾く時間が長くなり、通常より虫歯になるリスクが高まります。そのため、ダラダラ食べるのを控えることが大切です。間食をするときは時間を決めるようにしましょう。

フッ素を活用する

歯にフッ素を塗布することで、歯質を強化することができます。また、フッ素には歯の再石灰化を促進する作用や抗菌作用もあるため、虫歯の予防につながります。

そのため、ふだん歯磨きをするときにフッ素が配合された歯磨き粉を使用するとよいでしょう。また、定期的に歯科医院でフッ素塗布を受けることが推奨されます。乳歯や生えたばかりの永久歯、初期虫歯の歯、根面虫歯になりそうな歯に有効です。

虫歯のリスクが高い方は、積極的にフッ素を活用しましょう。

まとめ

虫歯を治療し美味しく食事をいただく親子

虫歯を放置すると次第に進行します。強い痛みが出たり、全身に悪影響が及んで重篤な状態になったりすることもあります。そのため、虫歯は放置せずに、できるだけ早く治療を受けることが大切です。

進行すればするほど、大掛かりな治療が必要になり、時間やお金もかかります。歯を残せない可能性も高くなりますので、しっかりと治療を受けましょう。

虫歯にお悩みの方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

当院では、ホワイトニングや審美歯科、虫歯・歯周病治療、入れ歯やインプラントの治療も行っています。診療案内はこちらご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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