秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2024年11月2日
「乳歯の虫歯って、どうやって治療するの?」「虫歯にならなくても乳歯は抜けるので、治療しない選択肢もあるのでは?」といった疑問をお持ちの保護者の方は多いです。乳歯の虫歯は、適切に治療しないとほかの歯も虫歯になったり永久歯の歯並びが悪くなったりします。
この記事では、乳歯の虫歯の治療方法をご紹介していきます。治療が難しい場合の対処法や、 虫歯を予防するポイントについても解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
乳歯は虫歯になりやすいので、早めの処置が必要です。乳歯の虫歯には、以下のような特徴があります。
乳歯はエナメル質が薄く酸に弱いため、虫歯が進行しやすいです。エナメル質の下にある象牙質まで虫歯が到達してしまうと、一気に虫歯が広がり神経に影響を及ぼす恐れがあります。
5~6か月で神経まで達することがあるので、早期発見・早期治療が非常に重要です。
虫歯というと、歯の一部が黒くなるイメージを持つ方が多いでしょう。
しかし、乳歯の虫歯は白いことが多いです。健康な歯のような透明感のある白ではなく、艶がなくなって見えるので注意して確認しましょう。
乳歯の虫歯は、奥歯に発生しやすいです。唾液が歯に触れる頻度が低く、歯の溝が深いためです。奥歯と奥歯の間や、奥歯の溝は歯磨きしにくく、虫歯になりやすいので注意しましょう。
虫歯により抜歯した場合、あいた隙間を埋めるように周囲の歯が移動することがあります。本来、乳歯が生えているスペースは後から生える永久歯のためのスペースともいえます。
周囲の歯が移動して隙間が狭まると、永久歯が生えるスペースが足りなくなって歯並びが悪くなる可能性が高まるのです。
乳歯が虫歯になってしまった場合、どのような治療が行われるのでしょうか。虫歯の進行段階によって治療方法が異なるので、それぞれ解説していきます。
初期の虫歯は、歯を削るなどの処置は必要ありません。フッ素を塗布して再石灰化を促したり、シーラントで奥歯の溝を埋めたりして予防・改善を図ります。初期の虫歯であれば、適切に対処すれば自然治癒が可能なことがあります。
虫歯がある部分を削り、白いプラスチックであるレジンを詰めて治療します。基本的には1回の治療で完了し、治療後はすぐに食事ができます。
軽度の虫歯の段階で治療すれば、永久歯への影響は基本的にありません。
虫歯が象牙質まで達すると、冷たいものがしみるようになります。虫歯を削ってレジンを詰めたり、型を取って詰め物・被せ物をしたりして治療します。
虫歯が神経に達した場合は、痛みが強くなり夜に眠れなくなることもあります。この場合は、神経を取る治療が必要になるかもしれません。
ただし、歯の状態によっては神経の一部を残す治療法を選択できるケースもあります。お子さまの歯の神経は活性が高く、再生することがあるためです。
歯のほとんどが崩壊している場合、基本的には抜歯します。根管治療で改善が見込める場合は、根管治療を検討します。
抜歯すると歯並びが悪くなる可能性が高いので、永久歯が生えてくるスペースを維持する処置も行います。
歯科治療に恐怖・不安を感じるお子様は非常に多いです。治療の間動かずに座っていられない子どもや、長時間口を開けられない子どもも少なくありません。
しかし、乳歯が虫歯になっている場合、放置するべきではありません。何らかの方法で対処する必要があります。
ここでは、虫歯治療が難しい場合の対処法を解説します。
すぐに治療を始めるのではなく、まずは歯科に慣れることを優先しましょう。具体的には、虫歯の進行を抑制する薬剤を使用しながら、定期検診を続けます。
歯科への恐怖心が薄れてきたら、必要な治療へと移行していきます。
治療をする前に、歯科医師や歯科衛生士とコミュニケーションを取ることも重要です。「楽しい人たちがいる場所だ」と認識してもらえれば、治療への抵抗感が薄れるかもしれません。
治療と全く関係のない話をしたり、治療器具を紹介してもらったり、少しずつ歯科に慣れてもらいます。
子どもが理解できるように、分かりやすく丁寧に説明することも効果的な場合があります。何をされるか分からないまま口を開けて座っているように指示されても、不安に思うお子様は多いでしょう。
治療の内容や必要性を理解できると、不安を軽減できるかもしれません。
どれだけ小さなことでも、子どもを褒めてあげましょう。保護者の方に褒めてもらえると、子どもは苦手意識を克服しやすくなります。
例えば、治療用の椅子に座ることができた、口を開けて歯科医師に歯を見せることができたなど、実際に治療はできなくても褒めてあげてください。少しずつできることが増えていけば、治療を受けられるようになります。
子供が口を開ける時間は10秒と約束し、それを複数回繰り返して少しずつ治療を進める方法です。約束を守って治療していけば、子どもの信頼感も得られます。
子どもによっては、ゲーム感覚で楽しんで治療に臨めるケースもあるでしょう。
保護者の方に抱っこしてもらいながら、治療を受ける方法もあります。安心感を持ちながら治療を受けられるでしょう。
ただし、保護者に甘えてしまい、歯科のスタッフとコミュニケーションが取れなくなるケースもあります。歯科への苦手意識を持たないよう、スタッフとのコミュニケーションに配慮することも大切です。
「乳歯は生え変わるから治療しなくても良いのでは?」と考える保護者の方もいます。
しかし、乳歯の虫歯を放置してはいけません。乳歯の虫歯を放置した場合のリスクは、以下のとおりです。
乳歯の虫歯治療をしないと、虫歯菌が口の中に広がる可能性が高いです。この結果、ほかの歯も虫歯になるリスクが高まります。
乳歯の虫歯を放置すると、歯が生え変わった後の永久歯にも悪影響が出るかもしれません。永久歯は乳歯の下で形成されますが、乳歯の根の先に膿が溜まると永久歯が十分に成長しないことがあるのです。
具体的には、永久歯の歯並びが悪くなったり形がいびつになったり、歯が変色したりする恐れがあります。
顎の発育にも悪影響が出るので、乳歯の虫歯は必ず治療しましょう。虫歯による痛みがあると、子どもは痛みがない側の歯で噛むようになります。
噛み合わせのバランスが崩れると、顎関節症になる恐れもあるので注意が必要です。
歯の健康を守ることは、体全体の健康を守ることにつながります。乳歯の虫歯を予防するには、以下のポイントに気を付けましょう。
食後に歯磨きをすると、虫歯のリスクを減らせます。食後、口内に残った食べかすから虫歯菌が酸を出して、歯が溶かされます。外出先で歯磨きができない場合は、水でうがいするだけでも虫歯のリスクを低減できます。
虫歯の原因の1つに、ミュータンス菌が挙げられます。ミュータンス菌は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在していません。コミュニケーションを取る中で、周囲の大人の口内の細菌が移行していくのです。
そのため、子どもに関わる大人の口内環境を整えることも、乳歯の虫歯予防には欠かせません。
砂糖はミュータンス菌のエサになります。砂糖の摂取量を減らせば、ミュータンス菌の増殖を抑えられるでしょう。
子どもの場合、1回の食事で十分な栄養を摂取できないことが少なくありません。補食としておやつが必要なお子様は多く、それを止めることは推奨できません。
しかし、ダラダラ食べ続けると虫歯のリスクが上がります。食事やおやつの時間を決めて、メリハリをつけて食べましょう。
定期的に歯科検診を受けると、歯磨きや食生活を定期的に見直せるので虫歯予防につながります。万が一虫歯が見つかっても、初期の段階で治療できて悪化を防止できます。
口内の状態によって異なりますが、3~4か月に一度は歯科検診を受けましょう。
乳歯の虫歯は、進行しやすいので注意が必要です。軽度の虫歯であれば1回で治療が完了することも多いので、悪化する前に歯科を受診することが大切です。
子どもが嫌がって治療が難しい場合は、焦らずに歯科の環境に慣れることから始めましょう。歯科スタッフとコミュニケーションを取ったり、小さなことから褒めてあげたりすると、子どもの恐怖心や不安感が和らぐでしょう。
乳歯の虫歯治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。
当院では、ホワイトニングや審美歯科、虫歯・歯周病治療、入れ歯やインプラントの治療も行っています。診療案内はこちら、ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。