秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町 1-19 山中ビル3階
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つくばエクスプレス線「秋葉原駅」前/営団地下鉄新宿線「岩本町駅」徒歩3分
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休診日:土曜・日曜・祝日
2024年8月17日
「最近、歯茎の腫れが気になる」「歯を磨くと必ず出血してしまうけれどこれは歯周病?」など、お悩みの方もいるのではないでしょうか。歯周病の症状が悪化しているのではないかと不安に思う方もいるでしょう。
口腔内にトラブルがあると食事を楽しめず、日常生活にも悪影響を及ぼします。歯周病の原因や予防方法について知り、予防できるように努めることが重要です。
この記事では、歯周病の原因や対策、歯磨きの方法について解説します。歯周病を予防し食事を楽しみ続けるために、ぜひ最後までご覧ください。
目次
歯周病とは、歯周病菌が歯茎や歯を支える骨に影響を及ぼし、炎症を起こす病気のことです。歯茎が腫れる軽度なものから、歯が抜け落ちてしまうほど重度まで、進行度によって現れる症状が異なります。
歯周病の段階と原因について見ていきましょう。
歯周病の段階と症状について、以下にまとめました。歯周病は、歯肉炎と歯周炎に分類されます。初期段階の歯周病を歯肉炎、歯肉炎が進行した状態を歯周炎と呼びます。
<歯周病の段階>
段階 | 炎症の程度 | 症状 | 治療 |
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歯肉炎 | 歯茎が腫れる | 歯磨きで出血する | 歯周病治療 |
軽度の歯周炎 | 歯周ポケットが3~5mm | 顎の骨に炎症が広がる | 歯周病治療 |
中等度の歯周炎 | 歯がぐらつき始める | 知覚過敏 膿が出てきて口臭を発する | 歯周病治療 (必要に応じて外科的治療) |
重度の歯周炎 | 歯周ポケットが6mm以上 | 顎の骨の大部分が溶かされる 自然と歯が抜け落ちる | 歯周病治療と外科的治療 |
歯周ポケットとは、歯と歯茎の境目にあるポケットのことです。歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなることが分かっています。
歯肉炎の段階でしっかり対処できれば、進行を抑えられます。どの段階に当てはまるのか知っておくことが重要です。
歯周病の原因は、歯垢が歯周ポケットで繁殖することです。歯垢は、歯磨きによる磨き残しが原因で歯に付着する汚れの塊です。
始めは柔らかいためブラッシングで除去できますが、約2週間で歯石へと変化します。歯石はブラッシングでは除去できないため、歯周病を悪化させる原因となってしまうのです。
また、歯周病は生活習慣の乱れやストレスも原因となります。身体の免疫力が低下することで、口腔内の状態が悪化するのです。
適切な歯磨きを行い、全身状態を整えることが歯周病を防ぐことに繋がります。
毎日誰もが行う歯磨きで、歯周病を予防することが可能です。
しかし、方法を間違えれば十分な効果を発揮できません。磨き残しがあったり間違ったブラッシング方法で磨いていたりすると、口腔内に歯垢が蓄積されていきます。歯垢は細菌の集まりなので、放置すると口腔内で繁殖していきます。
口腔内に歯垢を蓄積させないことが歯周病の予防につながるため、正しく丁寧に歯磨きを行っていれば歯周病を予防できるのです。
「正しい歯磨きってどうやってやるの?」と疑問を持った方も多いでしょう。正しい歯磨きには3つのポイントがあります。
・バス法で歯磨きを行う
・歯磨きのタイミングに注意する
・殺菌効果のある歯磨き粉を使用する
一つずつ確認していきましょう。
バス法とは、歯と歯茎の間に45度で歯ブラシを当て、小刻みにブラッシングする方法です45度で歯ブラシを当てると、歯周ポケットの汚れも綺麗にできます。
歯周ポケットに汚れが溜まって細菌が繁殖すると歯周病の原因になるため、歯と歯茎の間を意識してブラッシングすることが重要です。力を入れすぎると歯茎を傷つけてしまうので、力加減には注意しましょう。
軽い力でも充分に汚れは落とせます。歯ブラシの毛先が曲がらない程度の力で磨くようにしてください。
毎食後、丁寧に歯磨きを行うのが理想です。仕事中や外出中は難しいかもしれませんが、寝る前の1回は丁寧に歯磨きをしましょう。
睡眠中は口腔内の唾液の分泌量が減少するため、細菌が繁殖しやすいです。磨き残しがあれば歯周病に繋がりやすいため、3~5分はかけて丁寧に歯磨きを行いましょう。
殺菌効果のある歯磨き粉を選択するとより効果的です。歯質を強化できたり抗炎症作用があったり、さまざまな歯磨き粉が市販されているため、ご自身に合うものを選択しましょう。
歯ブラシの選び方について悩むことはありませんか。種類が豊富な歯ブラシの中から、自分に合うものを見つけるのが難しいと感じる方は多いでしょう。
歯周病予防に効果的な歯ブラシの選び方のポイントは、以下のとおりです。
・毛先の細いもの
・ヘッドが自分の口に合うもの
・毛の硬さが適度なもの
・毛の材質はナイロン、PBT
1つずつ見ていきましょう。
歯周ポケットの汚れを落とすためには、毛先が超極細タイプの歯ブラシを選択する必要があるでしょう。一般的な歯ブラシは、毛の直径は0.2mmに設計されています。超極細と謳われている歯ブラシの毛先はわずか0.01mm程度なので、歯周ポケットの汚れをかきだせます。
毛の中程から根元に向かって適度に太くなっており、毛先が細いことで無理なく歯周ポケットに入り込むことができるのです。
ヘッドとは歯ブラシの頭の部分で、商品によって大きさや薄さが異なります。
ヘッドが大きい歯ブラシは、一度に広い面積を磨けるので大まかな汚れを迅速に落とせます。歯と歯の間や奥歯の噛み合わせの面など、細かい部分は磨きにくいことがデメリットです。
ヘッドが小さい歯ブラシは、細かい部分までしっかり磨くことが可能ですが、歯磨きに時間がかかりやすいことがデメリットでしょう。
特に口内に問題がない場合、ふつうの毛の硬さを選ぶと良いでしょう。毛の硬さは、やわらかめ、ふつう、かための3種類があります。
かための歯ブラシは歯垢が落としやすいですが、歯磨きをする力が強いと歯や歯茎を傷つける恐れがあります。一度擦り減った歯や歯茎は再生することが困難なので、注意しましょう。
やわらかめは、歯茎を傷つけにくいことが特徴です。歯茎が弱ってしまっている方や、歯肉炎で出血しやすい方には適しているかもしれませんが、汚れが落ちにくいため丁寧に磨くことを心がけてください。
毛の材質はナイロン、PBTが良いでしょう。一般的に多く販売されている毛質はナイロンですが、より良いものを使いたい方はPBT(ポリブチレンテレフタレート)を選びましょう。
一般的に歯ブラシで落とせる汚れは60%と言われています。そのため、歯ブラシだけで何十分も歯磨きを行っていたとしても充分ではないのです。
歯周病を予防するためには、補助アイテムも効果的に使用する必要があります。それぞれの特徴や使い方をご説明しますので、ぜひ参考にしてください。
フロスとは、歯と歯の間の清掃に使用する補助アイテムです。歯間は歯ブラシではブラッシングすることができないため、フロスを通して歯垢を除去します。
持ち手のついたタイプと、手に巻き付けて使用するタイプの2種類があります。ご自身が使いやすいほうを選んでください。
使用時のポイントは、以下の通りです。
・歯の側面に沿わせる
・前後にスライドさせる
・一度使ったフロスは捨てる
歯間ブラシも、歯と歯の間のブラッシングに使用する補助アイテムです。さまざまなサイズのものがあるので、隙間の大きさに応じて選ぶ必要があります。大きすぎると歯茎を傷つける恐れがあり、小さすぎると汚れをしっかり除去できません。
歯間ブラシのサイズが分からない場合は、歯科医院などで相談してみましょう。
使用時のポイントは、以下の通りです。
・歯間の隙間にブラシを入れる
・優しく前後にブラッシングする
タフトブラシは、奥歯や歯が重なっており磨きにくい部分、歯周ポケットが深くなった部分のブラッシングに使用します。ヘッドが小さく細かい部分までブラッシングできるため、子どもの仕上げ磨きにも使用できます。
歯周病は、歯磨きで予防することが可能です。正しい方法で歯磨きを実践し、補助アイテムも適切に使用していれば、歯周病を予防できるでしょう。
この記事で紹介した情報を参考に歯周病を予防し、健康な歯と歯茎で笑顔溢れる日常を手に入れてください。
歯周病予防に興味がある方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。
当院では、ホワイトニングや審美歯科、虫歯・歯周病治療、入れ歯やインプラントの治療も行っています。診療案内はこちら、ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。