秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2023年7月13日
オールセラミックの費用は、詰め物が約6~8万円程度、被せ物が約8~22万円程度、ブリッジが約12~20万円程度です。健康保険は適用されず、自費診療の治療法です。
今回は、オールセラミックのメリット・デメリット、医療費控除の対象の有無について解説します。
目次
オールセラミックとは、全体がセラミック(陶磁器)で作られた詰め物や被せ物のことです。金属を一切使わずに、強度と審美性を両立した素材として近年非常に注目を集めています。
オールセラミックの特徴のひとつは、見た目の自然さです。自然な歯とほぼ同じ透明感をもつため、ほかの人が見ても人工歯とは気づかないほど本物の歯と違いがありません。
さらに、金属を含まないため金属アレルギーの心配もなく、口の中で違和感が少ないというメリットもあります。また、セラミックは体に優しい素材で、金属材料のように口の中で腐食することもなく、耐久性にも優れています。色落ちや変色も少なく、長期間美しい状態を保つことができるのです。
しかし、オールセラミックは製作に高度な技術を必要とするため、ほかの材料に比べてコストが高くなることが多いです。また、セラミックは硬くて丈夫ですが、極端な力が加わると割れたり欠けたりすることがあります。そのため、噛み合わせの調整や適切なケアが必要といえるでしょう。
オールセラミックは「自分の歯に近い見た目と感触を手に入れたい」「アレルギー体質で金属材料に抵抗がある」「長期的な安定性と耐久性を求める」といった方に向いている素材といえるでしょう。
オールセラミックは審美性と耐久性に優れていますが、費用が高額であり、金属と比べると強度が劣るのがデメリットです。
オールセラミックのメリットは、以下のとおりです。
セラミックは、透明性と色調が自然な歯に非常に近いため、銀歯やレジンなどほかの修復材料と比べて、周囲の天然の歯と馴染みやすいのが特徴です。ほかの人から人工歯だと気づかれにくいため、自信をもって笑うことや話すことができます。
さらに、オールセラミックは神経のない歯にも有効です。神経がない歯は徐々に黒ずんでしまうのが一般的ですが、通常のホワイトニングでは白くすることが難しいです。
しかし、オールセラミックの被せ物なら、歯の色を天然歯に近い色に戻すことができるでしょう。
オールセラミックは、優れた審美性と耐久性から人気のある治療法です。
レジンは素材自体が傷つきやすく、経年変化による変色も起こりやすいため、長期的に見て美しさを保つのが難しいです。特に、前歯など目立つ部位に使用した場合、変色が進むと笑顔に自信がもてなくなることもあるでしょう。
一方、オールセラミックはほぼ変色せず、美しい白さを長期間保つことが可能です。そのため、見た目を損なう心配がほとんどありません。耐久性と審美性の両方を満たすオールセラミックは、長く美しい笑顔を保ちたい方にとって非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
オールセラミックは、全てがセラミック製で金属を一切使用していません。これは、金属アレルギーの方にとって大きなメリットです。金属アレルギーの方が金属製の詰め物や被せ物を用いた治療を受けると、アレルギー反応が起こり、かゆみや発疹、口の中の違和感などの症状があらわれることがあります。
しかし、オールセラミックなら金属成分が含まれていないため、アレルギー反応の心配がありません。
オールセラミックのもうひとつの大きなメリットは、虫歯の再発防止に強いという点です。
金属製の詰め物や被せ物では、材質の劣化や変形により、歯と修復物の間に微小なすき間が生じやすいのが問題です。発生したすき間から虫歯菌が侵入し、見えない部分で虫歯が進行する可能性があります。¥また、金属製の詰め物や被せ物はセラミック製品に比べて汚れが付着しやすく、汚れが虫歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖を促します。
しかし、オールセラミックは素材自体が変形しにくく、また表面が滑らかで汚れが付きにくいため、すき間ができるという問題が起こりにくいのです。虫歯の再発が起きると、治療した歯を再び削る必要が出てきますが、オールセラミックならそのリスクを大幅に減らすことができます。
オールセラミックのデメリットは、以下のとおりです。
オールセラミックは、金属製の銀歯に比べて衝撃により割れやすいという特性があります。特に、噛みしめや歯ぎしりの癖が強い方がオールセラミックを選択した場合、大きな負担がかかり、割れや欠けの原因となることもあります。
しかし、最近の技術進歩により、接着技術が向上し、オールセラミックの脆弱性をある程度カバーすることが可能になりました。それでも、オールセラミックの接着は高い手技が要求され、歯科医師の技術力によって効果は大きく左右されます。
素材の選択だけでなく、接着方法についても十分な知識と技術をもった歯科医師を選ぶことが重要です。
オールセラミックのデメリットとして、詰め物や被せ物を作る際に、歯の削る量が多くなる点があげられます。金属の詰め物や被せ物は高い強度をもつため、薄く作製することが可能であり、歯の削る量を少なくおさえることができます。
しかし、オールセラミックは、金属よりも強度が劣るため、ある程度の厚みをもたせる必要があり、歯の削る量が金属と比較して増えてしまうのです。つまり、オールセラミックを選択することで、健康な歯の部分もより多く削られる可能性があるという点は、患者さまが考慮すべきデメリットといえるでしょう。
オールセラミックの最大のデメリットは、自費診療で保険適用外となるため、治療費が高額です。保険が適用される銀歯やレジンの場合、前歯の治療費は3,000~4,000円程度です。
しかし、オールセラミックの場合は、治療費が8~15万円程度となり、その差は非常に大きいといえるでしょう。歯科医院によっても費用に差があることから、事前にしっかり金額を確認してから治療を受けることが大切です。
オールセラミックの費用は治療法によって異なります。また、具体的な費用は治療を行う歯科医院や患者さまの口腔内の状態によって変動します。
<治療法別オールセラミックの費用>
治療法 | 特徴 | 費用 |
詰め物 | 虫歯などで失われた部分を補うための治療法 | 約6~8万円 |
被せ物 | 歯の形状や機能を保つための治療法 | 約8~22万円 |
ブリッジ | 隣接する健康な歯を支えにして欠損歯を補う治療法 | 約12~20万円 |
オールセラミックは保険適用外です。自費診療のため治療費は全額自己負担であり、歯科医院によって費用が異なります。
ただし、医療費控除の対象になります。医療費控除とは、ご自身やご家族の1年間の医療費が10万円以上の場合、税金を控除できる制度のことです。医療費控除には、歯科治療費も含まれます。また、治療に支払った費用だけでなく、病院までの交通費も控除の対象となります。
医療費控除を利用するためには、ご自身で確定申告を行わなければなりません。医療費控除を受けるための領収書は、しっかり保管しておくことが必要です。手間はかかりますが、適切な確定申告を行えば、税金の負担を軽減することができるでしょう。
注意すべき点は、オールセラミックの治療目的が「美容目的」ではなく「生活に必要な歯の機能を補う治療」でなければ医療費控除の対象とならないことです。国税庁によれば、医療費控除は「生活に必要度の高いもの」が治療の対象条件とされています。
オールセラミックに関しては、食事や運動に悪影響を及ぼさないよう歯並びを整える目的の治療がほとんどです。美容目的だけの治療は医療費控除の対象外となるので、判断については歯科医師に相談しましょう。
オールセラミックの治療費は1本あたり10万円以上です。複数本の治療が必要となると、かなりの費用がかかります。保険適用の診療は短期的には経済的かもしれませんが、長期的には必ずしも得であるとは限らない点も考慮することが大切です。
オールセラミックの費用は、治療法によって異なりますが、10万円前後またはそれ以上かかることが一般的です。複数本を治療する場合は、費用がかなり高額となります。
自費診療ではありますが「美容目的」だけでなく「機能改善」も治療目的に含まれている場合は、医療費控除の申請が可能です。医療費控除を利用することで、治療費の負担が軽減されるため、歯科医師から対象と判断された場合は、ぜひ活用しましょう。
費用が高額なことから保険適用内の材料であるレジンや銀歯と迷う方もいらっしゃるかもしれませんが、オールセラミックは審美性だけでなく耐久性にも優れた人工歯です。歯科医師と相談しながら、長期的な視点で考えて、ご自身に最適な治療法を選択しましょう。
オールセラミックをご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。