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後悔しないために!歯をセラミックにするデメリットと後悔しないためのポイントを詳しく解説!

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2023年2月22日

セラミッククラウンを入れた上下の歯

セラミックは、天然歯に近い自然の歯を再現できる優秀な歯科材料です。近年、セラミックを取り扱う歯科医院は増加しており、日本での症例数も増えています。同僚や知人がセラミック治療を検討しているなど、話題に上がったことが一度はあるでしょう。

しかし、セラミックにして後悔している方がいるのも事実です。

この記事では、セラミック治療で後悔しないためのポイントを詳しく解説します。セラミック治療をして後悔したケースもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

セラミック治療とは?

黒いテーブルに置かれたセラミッククラウン

セラミック治療は、歯のナチュラルな色や質感を人工物で再現できる優れた治療法です。特に、人から見えやすい前歯はセラミックにしたいと考える方が増えています。セラミック治療は、いくつかの種類に分けられます。以下が主なセラミック治療の種類です。

<セラミック治療の種類と特徴>

セラミック治療の種類 セラミック治療の特徴
オールセラミック セラミックのみで作られている。
ジルコニアセラミック ジルコニアの表面にセラミックを貼り付けている。 ジルコニアは天然歯より硬く、割れにくいのがメリットである。
ハイブリッドセラミック レジンとセラミックを練り合わせて作られている。 オールセラミックに比べて色や質感は劣るが、費用が安い。保険適用になる種類がある。
メタルボンド 内側が金属で、外側にセラミックを貼り付けている。 金属で強度が強いため、割れにくく、食いしばりや歯ぎしりがある方におすすめである。
ラミネートベニア 歯の表面を薄く削り、セラミックの薄い板を貼り付けている。 歯を削る量が少ないのがメリットで、主に前歯に使用する。 薄いため、割れやすいデメリットがある。

セラミックにほかの材料を組み合わせることで、セラミックの短所をカバーできて適応範囲が広がります。

セラミック治療のデメリット

水色の背景の前に置かれた4つのスマイリーの積み木

セラミック治療のメリットを見ると魅力的な部分が多く、すぐにでも治療を始めたくなります。

しかし、セラミック治療のデメリットを知らずに治療すると、後悔するかもしれません。なぜなら、セラミック治療に向いていない歯や向いていない人が存在するためです。歯は、一度削ると元には戻りません。老後に歯を失うことがないように治療前にデメリットを把握して、慎重に判断しましょう。

セラミック治療のデメリットは、以下の6つです。

咬合力が強いと割れる恐れがある

銀歯は割れる心配がありませんが、セラミックは強い力が加わると割れたり欠けたりすることがあります。かぶせ物の装着時、過度な咬合力が加わらないように調整しますが、歯ぎしりをする癖がある方は割れるリスクが高まります。

歯ぎしりをする癖がある方は、メタルボンドやジルコニアなど強度の高い素材を選びましょう。

自費診療で費用が高額である

ほとんどのセラミック治療は自費診療のため、費用が高額です。そのため、数年でトラブルが起こるとコストパフォーマンスが悪く、後悔につながります。

保険適用のハイブリッドセラミックもありますが、適用部位が限られています。また、保険を適用するには、歯科医院の設備を整える必要があるため、取り扱っていない歯科医院もあります。

歯を削る量が多い

セラミックを割れにくくするために厚みを確保する必要があり、その分、歯を多く削ります。神経の近くまで歯を削るとしみる場合があるので、念頭に入れておきましょう。

歯を削る量が多いほど歯の寿命は短くなります。歯を削るにはリスクを伴うことを理解しておきましょう。

神経を抜く場合がある

歯を削ったあとに、しみる・痛いなどの症状が続けば、歯の神経を抜かなければいけません。歯の神経を抜くことで、歯に栄養が届かなくなり、歯は次第にもろくなります。

神経を抜く可能性については、担当の歯科医師に確認しましょう。

セラミックには寿命がある

セラミックにすると、一生きれいな状態が続くわけではありません。一度治療した歯は、かぶせ物と歯の間に段差が生じるため、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。また、加齢により歯肉が下がり、歯根が露出すると見た目が悪くなるため、やり直したいと思う方もいるのです。

セラミックの寿命を延ばすためには、治療後のケアが重要といえます。

ホワイトニングが難しい

セラミックはホワイトニングで白くなりません。セラミック治療後にホワイトニングをすると、セラミックの色が浮いて見えます。

ホワイトニングを検討している方は、ホワイトニングで色を整えてからセラミックの色を合わせるとよいでしょう。

セラミック治療のメリット

水色の背景の前でグッドサインを出している男性医師

セラミック治療のメリットとして、審美性に優れていることは知られていますが、そのほかにもメリットは多数存在します。

セラミック治療のメリットは、以下の5つです。

ナチュラルで見た目が美しい

以前のセラミックは「不自然でいかにも人工歯」という印象でしたが、現在は技術や精度が上がり、天然歯と見分けがつかないほど自然に仕上がります。仕上がりの具合は、歯科医師や歯科技工士の技術で大きな差が出ます。

見た目だけでなく、セラミックを長持ちさせるために歯にピッタリ合わせて外れないように工夫するなど、歯科医師の努力も必要です。経験豊富で信頼のおける歯科医院に任せることをおすすめします。

表情が輝く自信が持てる

セラミック治療で口元のコンプレックスがなくなると、笑顔が増えて表情が豊かになります。自然と自信がつき人との会話が増えるなど、私生活にもよい影響があるでしょう。

金属アレルギーの心配がない

オールセラミックやジルコニアセラミックは金属が使われていないため、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。メタルボンドは内側が金属であるため、金属アレルギーの方にはおすすめできません。

歯茎が黒ずむ心配がない

かぶせ物やつめ物で金属を使うと、金属のイオンが溶けだし、歯茎に色が移ることがあります。保険診療で使う前装冠や銀歯、自費のメタルボンドは金属が使われています。金属が使用されていないセラミックは、歯茎の黒ずみやかぶせ物の縁が黒く見える心配がありません。

汚れが付きにくい

セラミックは陶器であるため、お皿のように表面がなめらかで、傷が付きにくい特徴があります。変色もほとんどないため、長期間経ってもきれいな状態を維持できます。また、プラーク汚れも付きにくいため、保険のかぶせ物に比べると虫歯や歯周病のリスクが軽減します。

しかし、まったく虫歯にならないわけではないため、セルフケアは徹底しましょう。

セラミック治療を後悔したケース

頭を抱えて悩んでいる女性

セラミック治療で後悔しないためには、後悔した実例から学ぶのが得策です。ここからは、治療後にトラブルが起こったケースを4つご紹介します。対策方法もお伝えしますので参考にしてください。

支台歯が虫歯になった

セラミックのかぶせ物が取れてしまい、中を見ると歯の土台が虫歯になっていたというケースです。

かぶせ物の接着力が弱まり、すき間から虫歯菌が入り込むと、土台が虫歯になります。かぶせ物は急に外れるのではなく、接着力は徐々に弱まっていきます。定期健診でチェックして早期発見できると、虫歯になる前に対処できる可能性が高まるでしょう。

神経が痛くなり、やり変えた

歯の神経を残した場合、歯を削る量が多いと痛みが出ることがあります。

歯の痛みやしみる症状は徐々に治まりますが、痛みが続く場合は神経を抜かなければいけません。一度付けたかぶせ物をきれいに外して付け直すのは難しく、神経の治療をしたあとにかぶせ物を新しく作り直す必要があります。この場合、仮歯の状態で痛みの様子を見ていれば、かぶせ物を作る前に対処できたでしょう。

歯茎が下がり、かぶせ物の境目が目立つ

歯茎に炎症が残った状態でかぶせ物を作ると、かぶせ物の縁が本来の位置からずれてしまいます。歯茎の炎症が引いたときに、歯の根っこの部分が露出して見た目が悪くなります。

早くきれいな歯にしたい気持ちはわかりますが、歯茎の腫れが治まるのを確認してからセラミック治療を進めましょう。

セラミックが欠けた・割れた

奥歯には食事の度に強い力が加わります。また、夜間の歯ぎしりは歯を直接こすり合わせるため、食事よりも歯に負担がかかるといわれています。歯ぎしりをする方は、マウスピースなどで対策をしないと、セラミックが欠けるリスクが高まります。

かみ合わせは日々変わるため、一度チェックしたからといって安心できません。セラミックを入れたあとも定期的にかみ合わせを調整して、負担がかからない状態を維持しましょう。

セラミック治療で後悔しないためのポイント

歯科の椅子に座ってグッドサインを出している女性

セラミック治療で後悔しないためには「理想のかたちに仕上げること」と「セラミックをできるだけ長持ちさせること」が重要です。

セラミック治療で後悔しないためのポイントは、以下の5つです。

治療後は定期検診に通う

残念ながら、虫歯や歯周病の初期症状に気付くことは難しく「違和感をおぼえたときには手遅れだった」というケースはよくあります。

痛みや腫れがないと定期検診を先延ばしにする場合がありますが、後悔しないために早めに定期検診を受けましょう。定期検診で初期虫歯が見つかれば、進行しないように予防ができます。セラミックを長持ちさせるためには、歯科医院でメンテナンスをして汚れのない状態を維持することが重要です。

セルフケアを徹底する

日々のセルフケアなしでは、セラミックを長持ちさせることはできません。

削って治療をした歯は、まったく削っていない天然歯に比べて虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯ブラシで届かないすき間は、歯間ブラシやデンタルフロスを使って磨きましょう。

耐久性の高い素材に変更する

歯ぎしりをする癖がある方は、セラミックではなくジルコニアなど強度が高い素材をおすすめします。

事前に歯ぎしりをする癖があることを歯科医師に相談すると、セラミックの種類やマウスピースなどの対応策を提案してもらえます。前歯をセラミックにした場合は、前歯でかむことは極力避けましょう。

経験豊富で、アフターフォローのある歯科医院を選ぶ

セラミック治療の予後は、歯科医師の技術と治療の精度で大きく差が出ます。経験が豊富であれば、改善を重ねたよりよい治療をしてくれるでしょう。また、いくら経験があっても、患者の意見を聞かずに治療を進める歯科医院では、色や形が理想通りにならないかもしれません。

カウンセリングで不安な要素がある場合は、セカンドオピニオンをおすすめします。セラミックの保証期間などアフターフォローについても調べて、納得したうえでセラミック治療を進めましょう。

歯科医師任せにせず自分で判断する

歯を治療するのは歯科医師ですが、患者自身が意志を持って治療を進めることが大切です。

セラミックの色や形の好み、かんだときの微妙な感覚は、本人にしかわかりません。「プロに任せよう」とは考えず、理想の色や形、痛みやかみ合わせなど、不安に思う点は具体的に伝えましょう。正直に伝えることで、歯科医師にも理想の状態に仕上げたいという強い気持ちが湧いてきます。歯科医師と二人三脚で治療を進めることで、老後に健康な歯を残すことが可能になります。

まとめ

歯の模型を右手に持ち、舌を噛んでいる女性

本記事では、セラミック治療で後悔しないためのポイントを解説しました。セラミック治療は比較的新しい治療であるため、デメリットを知らずに治療して後悔している方も多くいます。デメリットや後悔した実例を知ったうえで、治療を進めるか慎重に判断しましょう。治療後にケアができない方や定期検診を怠る方は、セラミックの寿命が短くなる恐れがあります。セラミックを長持ちさせるためには、メンテナンスとセルフケアを継続することが重要です。

セラミック治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

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