秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2023年5月28日
セラミック治療後に噛み合わせに違和感がある理由は、歯が新しい口内環境に慣れていないからです。窮屈さや高さなどの違和感は、治療後2日~1週間ほどで落ち着くことが多いです。
今回は、セラミック治療後に噛み合わせに違和感がある理由と対処法について解説します。
目次
セラミック治療後に噛み合わせに違和感がある具体例は「キツイ」「高い」などです。違和感がある理由について解説します。
セラミック治療後に「キツイ」と感じる理由は、歯根膜の働きによるものです。
人工歯と天然の歯の間にすき間ができると細菌が侵入しやすく、虫歯や歯周病などのリスクが高まります。治療後のリスクを避けるため、セラミック治療を行う際は人工歯と天然の歯のすき間が最小限になるよう、意図してキツめに仕上げることが一般的です。
「キツイ」という違和感を受け取るのが歯根膜です。歯根膜は歯と骨の間に存在し、歯の微妙な動きも感じ取ります。治療後、人工歯がキツく感じられると、歯根膜はその圧力を認知し、微妙な動きで歯を適切な位置へと調整するのです。
セラミック治療後の「キツイ」という噛み合わせの違和感は一時的なものであり、基本的に2日ほどでなくなります。歯が歯根膜によって適切な位置に調整され、治療後の新しい噛み合わせに適応するためです。
セラミック治療後に噛み合わせが「高い」と感じる理由は、治療直後なのか、治療後しばらく経過してからなのかで変わります。
比較的多い状況が、初期段階で「高い」と感じるケースです。歯科医院での初回装着直後に見られますが、次の日になると違和感は大幅に軽減されることが多いです。
人間の歯は、骨に直接固定されていません。歯と骨の間には歯根膜とよばれる膜が存在し、クッションの役割を果たしています。新しいセラミックの装着によって発生する多少の違和感は、歯根膜のクッション効果により、数日で自然に軽減します。違和感が短期間で消えるのであれば、心配はいりません。
また、以下のような場合は「高い」と感じやすいです。
・仮歯がなかった部分に被せ物を入れた場合
・歯がない部分に被せ物を入れた場合
・適切な高さになるまでの調整段階の場合
セラミック治療後に、どれだけ被せ物を削っても「高い」と感じることは、まれです。
ここでいう「高い」と感じる状況は、適切な高さに調整された被せ物でも高いと感じることが特徴で、上下の歯が触れるだけでも違和感が生じます。上下の歯が接触しなくなるまで削る範囲が広がり、ようやく患者さまが満足するという状況を指します。
「歯科医院の被せ物はすべて高い状態で入れられる」という先入観が原因の場合が多いです。歯と歯がぶつかるたびに過敏に反応し、被せ物が高く感じてしまいます。
しかし、「高い」からといって極端に低い被せ物を入れることは、リスクが大きいため推奨されていません。治療のたびに噛み合わせが低い被せ物を装着すると、歯の自然な摩耗よりも早く上下の歯の高さが失われます。顎への負担が増大するだけでなく、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。また、顔のラインが変わりやすく、急激に老けた印象になることもあるでしょう。
セラミック治療後の「高い」という違和感が、いつまでも続く場合は注意が必要です。
歯科治療後は「初めは違和感があるが時間が経つと慣れてくる」のが一般的です。治療後に違和感があっても、すぐに歯科医院を受診するのではなく、しばらく様子を見ようと思う方も少なくありません。
しかし、本当に噛み合わせが適切でない場合、長期間続くことによってさまざまな症状を引き起こす可能性があります。特に、治療から1週間ほど経過しても違和感が続く場合、被せ物が適切な高さよりも高い場合が多いです。「いつか慣れるだろう」と期待して違和感を無視し続けると、被せた歯に対する噛み合わせの負担が大きくなり、痛みを引き起こす場合や、歯自体にダメージを与える場合があります。
噛み合わせの違和感が1週間以上続いているにもかかわらず、無視するのはよくありません。噛み合わせの違和感を放置するリスクについて解説します。
噛み合わせの悪さは、見た目の問題だけでなく、健康面にも大きな影響を及ぼします。
顎関節症は、噛み合わせの悪さから引き起こされる代表的な病気で、顎関節や顎の筋肉に蓄積した負担が原因です。顎関節症の症状は、口を開けたときに音が鳴る、大きく口を開けられないなどです。症状が軽度であれば日常生活に大きな影響はないかもしれませんが、放置すると次第に悪化し、顎に痛みを感じることもあります。
噛み合わせの悪さは、顎関節や筋肉に負担をかけるだけでなく、首や肩の筋肉にも負担をかけることがあります。
頭痛や肩こりなどの症状が引き起こされ、日常生活に支障をきたす可能性があるでしょう。
噛み合わせの悪さは、食事の消化にも影響を及ぼす可能性があります。
良好な噛み合わせは、食物を十分にすりつぶすために必要不可欠です。噛み合わせが悪くなると、食べ物をきちんと咀嚼することが難しくなります。咀嚼が不十分な食物をそのまま飲み込むと、胃腸に大きな負担をかけます。胃腸は、食物を細かくするために本来必要な働き以上の仕事を強いられ、消化不良や胃痛などの体調不良を引き起こす可能性があるのです。
噛み合わせの悪さは、口腔内での食物の滞留を招き、虫歯や歯周病のリスクを増大させます。
良好な噛み合わせは、食べ物をうまくすりつぶし、食べかすが歯間に詰まるのを防ぎます。
しかし、噛み合わせが悪い場合、食べ物が十分に咀嚼されず、歯の間に食べかすが詰まりやすくなるでしょう。口腔内に残った食べかすは、細菌の増殖を助け、虫歯や歯周病の原因となります。歯周病は進行すると歯を支える骨を溶かし、最終的に歯を失うこともあります。また、虫歯も放置すると歯髄炎や根尖性歯周炎などの深刻な病気を引き起こす可能性があるのです。
顔の筋肉のバランスに影響を及ぼし、顔の形に歪みを引き起こす可能性があります。
噛み合わせが変わると、ふだん使わない筋肉を使うことになり、顔の筋肉のバランスが崩れ、顔全体の形が不均衡になるのです。
セラミック治療後に、噛み合わせに違和感がある場合の対処法をご紹介します。
セラミック治療後に違和感がある場合、一時的なものかどうかを判断するために、まずは様子を見ましょう。新しくセラミックを装着した場合、慣れるまで違和感が続くことがあります。特に「キツイ」「高い」などの違和感は、2日〜1週間ほどで自然と軽減します。
歯がセラミックに慣れると違和感もなくなることが多いので、すぐに再治療するのではなく、1週間ほど様子を見ましょう。
歯科治療は基本的に歯にダメージを与えます。治療を重ねるごとに歯が受ける負担は増加し、歯の寿命が短くなる可能性があります。必要以上に治療を繰り返すことは避けなければなりません。
時間を置いても違和感が続く、または痛みを伴う場合は、放置せず歯科医院を受診してください。噛み合わせの調整や装着したセラミックの高さの調整などが必要な場合があります。
前述したように、噛み合わせが悪い状態を放置するとさまざまなリスクがあります。噛み合わせの違和感が長期間続く場合は、放置せずに歯科医院を受診しましょう。
セラミック治療後は、新しく装着した人工歯に慣れていないため「キツイ」「高い」などの違和感があるでしょう。
ただし、違和感は一時的なものが多く、2日〜1週間ほどで落ち着くことが多いです。違和感があるからといって、すぐに再治療をするのはやめましょう。繰り返しの治療は歯の寿命を縮めます。セラミック治療後、違和感があっても1週間ほどは様子を見ましょう。1週間以上違和感が続く場合は歯科医院を受診してください。
セラミック治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。