秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2023年4月12日
セラミックは、見た目の美しさと丈夫さをかねそなえた、人気の素材です。
しかし、セラミックは衝撃に弱いため、欠けたり割れたりする場合があります。特に、無意識で行う歯ぎしりは、ふだんの噛み合わせの力の3倍、奥歯で100㎏もの負担がかかるといわれています。そのため、就寝時はナイトガードをつける、定期的にメンテナンスを受けるなど対処することが大切です。
今回は、セラミックの歯が欠けてしまう原因と対処法について解説しています。セラミックの保証期間や内容についても解説しますので、セラミック治療を受けたことがある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
セラミックとは、歯科で使われる陶器素材の詰め物や被せ物のことです。自分の歯のような美しい見た目と丈夫さをかねそなえた、審美性に優れた素材です。陶器素材なので、金属アレルギーのリスクも低いうえに、着色や変色がしにくいため、将来的に再治療のリスクが低いといわれています。
しかし、基本的に自費診療で使われる素材なので治療費が高額となります。また、衝撃に弱いため、欠けたり割れたりする場合があるのはデメリットといえるでしょう。
丈夫な素材といわれているセラミックですが、衝撃に弱いため、欠けたり割れたりする場合があります。ここでは、セラミックの歯が欠けてしまう4つの原因を解説します。
セラミックの歯が欠けてしまう多くの原因は、歯ぎしりや食いしばりをすることです。
就寝や集中しているときなどにする歯ぎしりは、ふだんの噛み合わせの力の3倍、奥歯で100㎏もの負担がかかっているといわれています。無意識でしてしまうため自分では気づきにくい癖ですが、以下の症状があてはまると歯ぎしりや食いしばりをしているかもしれません。
・起床時に顎に疲労感や強張りがある
・口が開けづらいときがある
・頬の内側に噛みしめた跡(白っぽい線)がある
歯ぎしりや食いしばりは、セラミックの歯だけでなく、自分の歯の欠けたりすり減ったりする原因になります。症状にあてはまる場合は、一度歯科医院を受診するのがよいでしょう。
噛み合わせが悪いと、セラミックの歯に強い力がかかり、欠けたり割れたりする原因になります。
また、セラミックへの負担だけでなく、顎関節や頭痛、肩こり、めまいなど、健康に影響をおよぼすこともあるため、注意が必要です。
スポーツでボールが歯にぶつかるなどのアクシデントで、セラミックの歯が欠けることがあります。特に、前歯のセラミックにぶつかってしまうと、セラミック部分がかけるだけでなく、土台ごと割れてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
スポーツをする方は、スポーツ用のマウスピースを使用するのがよいでしょう。
ふだんの食事で、セラミックが割れることはありません。
しかし、セラミックは衝撃に弱いため、極端に硬いものを食べると、欠けたり割れたりする場合があります。特に、歯ぎしりや食いしばりで、セラミックに目に見えないひびが入っている場合、硬いものを噛んだ拍子に欠けることがあるため、注意しましょう。
ここでは、セラミックの歯が欠けてしまった際の対処法について解説します。
セラミックの歯が欠けた部分が小さい場合は、修理で対応できる場合があります。飲み込んでしまったり口の中を傷つけたりするおそれがあるため、欠けた部分や取れてしまった部分は決して口の中に戻してはいけません。セラミックの歯が欠けた部分は口から取り出し、水で洗って保管し、歯科医院に持参しましょう。また、接着剤でくっつけてもいけません。特に、瞬間接着剤でつけてしまうと、簡単に取り外せず、削って壊すしかありません。
セラミックが欠けた神経がない歯の場合は痛みを感じないかもしれませんが、虫歯になりやすい象牙質(やわらかくもろい部分)が露出します。セラミックの歯が欠けたところは、食べかすがつまらないように清潔に保ち、なるべく早くかかりつけの歯科医院で受診しましょう。
セラミックの歯が大きく欠けてしまった場合には、修理ではなく、作り直しするのが一般的です。
セラミックの歯は自費診療なので、一から作り直すとまた高額な治療費がかかってしまうと思うかもしれません。
しかし、セラミック治療を取り扱う歯科医院では、セラミックの歯に保証期間を設けているところがほとんどです。保証期間内であれば、セラミックの歯が欠けたり割れたりした場合でも、無料で作り直しが可能で、修理も無料で対応してもらえます。
一般的な保証期間の目安は、セラミックインレー(詰め物)で1~2年、セラミッククラウン(被せ物)で3~5年ですが、歯科医院ごとに異なるため注意が必要です。また、以下のような保証の条件を設けている歯科医院もあります。
・定期的にメンテナンスに通っている
・期間によって保証の割合が変動する
・外傷は保証しない
保証の条件や内容は歯科医院によって異なります。例えば、保証期間内であれば何度も無償で対応してくれるところもあれば、1年目は100%保証するが3年目は30%しか保証しないなど、さまざまです。
多くの歯科医院では、定期的にメンテナンスを受けていないと、保証期間内であっても保証の対象となりません。治療が終わったからといって自己判断で通院をやめてしまう、定期的なメンテナンスに通わない方は、保証期間内であっても保証対象にならないこともあるため、注意が必要です。
セラミック治療を受けたら、保証期間や内容、条件は、かならず確認しましょう。
セラミックの歯には、オールセラミックやメタルボンドなど、さまざまな種類があります。
歯ぎしりや食いしばりをする場合、セラミックの中でも硬い素材であるジルコニアに変更するのもよいでしょう。ジルコニアは、金属よりも硬くて丈夫な素材なので、欠けにくい素材といえます。セラミックの歯が欠けてしまった場合は、ほかの素材に変更することを検討してよいでしょう。
ただし、自費診療なので治療費が高額です。また、歯より硬い素材なので、噛みあう歯を傷つけるおそれがあります。デメリットを理解したうえで、歯科医師と相談しましょう。
セラミックの歯が欠けないために、以下の2点に気をつけましょう。
セラミックの歯が欠ける多くの原因は、就寝時の歯ぎしりや食いしばりです。無意識で行っている歯ぎしりや食いしばりは、やめようと思ってもやめられるものではありません。そのため、予防するより、ナイトガードをつけて対処するのがよいでしょう。
ナイトガードとは、就寝時につけるマウスピースのことです。上下の歯の間に、ナイトガードがあることで歯の接触を防げるとともに、セラミックの歯への負担を軽減できます。また、歯列全体に力を分散できるので、奥歯のすり減りや顎関節症の予防に効果的です。
セラミックの歯があるかないかに関わらず、歯ぎしりや食いしばりをする方に、ナイトガードは必須だといえます。
セラミックの歯を長持ちさせるには、定期的にメンテナンスを受けるのがよいでしょう。定期的にセラミックの歯に異常がないか、噛み合わせが正常かを確認することで、いち早くトラブルに気がつくことができます。
また、虫歯のチェックやクリーニングも受けられるので、セラミックの歯だけでなく、ほかの歯の健康を守ることにつながるでしょう。
セラミックの保証を受けるには、定期的にメンテナンスを受けることが条件となっている歯科医院もあります。保証期間内であれば、何かトラブルが起きても対処してもらえるので、セラミックの治療を受けたら定期的にメンテナンスを受けることは必須です。
セラミックは、見た目の美しさと丈夫さをかねそなえた素材ですが、衝撃に弱く、欠けたり割れたりするる場合があります。特に、歯ぎしりや食いしばりをする方は、ナイトガードをつけて対処するのがよいでしょう。
セラミックが欠けた部分が小さければ修理で済む場合がありますが、欠けた部分が大きい場合は、一から作り直しが必要です。保証期間内であれば無料で対応してもらえるので、なるべく早く歯科を受診しましょう。セラミックの保証期間や内容、条件は歯科医院ごとに異なるので、セラミック治療を受けたらかならず確認しましょう。
セラミックをご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。