秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん

〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町 1-19 山中ビル3階
JR線「秋葉原駅」昭和通り口前/地下鉄日比谷線「秋葉原駅」前
つくばエクスプレス線「秋葉原駅」前/営団地下鉄新宿線「岩本町駅」徒歩3分

診療時間
10:00~13:00 × ×
14:30~21:00 × ×

休診日:土曜・日曜・祝日

お電話でのご予約・お問い合わせはこちらへ

セラミックの一種「ジルコニア」とは?メリット・デメリットを解説!

トップページブログセラミックの一種「ジルコニア」とは?メリット・デメリットを解説!

2023年6月25日

歯の模型にジルコニアの被せ物を被せるところ

ジルコニアはセラミックの一種で、見た目の美しさと金属のような高い強度・耐久性を誇る素材です。歯ぎしり・食いしばりがある人や奥歯への使用にも適した人工歯です。

今回は、セラミックの一種であるジルコニアのメリット・デメリットを解説します。

ジルコニアとは

顎に手を当てて考える男性

ジルコニアとは酸化ジルコニウムのことで、医療分野をはじめとする多くの産業で使用されているセラミックの一種です。特に歯科分野においては、インプラントやブリッジ、被せ物に広く利用されています。

ジルコニアは金属に並ぶほどの高い強度と耐久性をもつため、長期間にわたって負荷がかかる奥歯の治療に適しています。生体適合性が高く、金属アレルギーのリスクを減らすことができることがメリットといえるでしょう。

また、ジルコニアは白色なため自然な歯の色に近く、審美性が高いことも特徴です。前歯などの目立つ部分を修復する場合にも適しています。

しかし、ジルコニアには製造過程が複雑です。そのため、セラミックや金属と比べてコストが高くなる傾向があることがデメリットといえるでしょう。

さらに、ジルコニアを被せ物などに使用する場合、強度を保つためにある程度の厚みが必要です。そのため、治療前に健康な歯を削らなければなりません。治療結果は歯科医師の技術レベルや使用する設備に大きく左右されることもデメリットといえるでしょう。

ジルコニアのメリット・デメリット

メリットとデメリットと書かれた看板

ジルコニアは、オールセラミックに比べて強度や耐久性が高いメリットがある一方で、審美面がやや劣るなどのデメリットがあります。ジルコニアのメリットとデメリットについて、詳しく解説します。

ジルコニアのメリット

ジルコニアのメリットは、以下のとおりです。

強度と耐久性に優れている

オールセラミックと比較して、ジルコニアは強度と耐久性が優れています。歯ぎしりや食いしばりがある人でも安心して使用することができるでしょう。自然な歯の見た目を再現でき、破損するリスクがほとんどないため、前歯から奥歯まで幅広く使用できます。

スポーツなどで顔に強い衝撃を受ける可能性がある場合も、オールセラミックよりもジルコニアが適しています。オールセラミックは強い衝撃を受けると割れる可能性がありますが、ジルコニアは強度が高いため、強い衝撃を受けても割れる心配がほとんどありません。安心してスポーツに参加することができます。

しかし、歯ぎしりや食いしばりが長期間続く場合や強い衝撃を何度も受けた場合は負担がかかり、ジルコニアでも割れるリスクがあります。定期的に健診を受けて、詰め物や被せ物の状態をチェックしてもらいましょう。

ジルコニアは優れた特性をもつ素材ですが、絶対に割れないというわけではありません。万が一の破損に備えて、衝撃を受けた際はすぐに詰め物や被せ物の状態をチェックし、必要であれば早めに歯科医院に行きましょう。

費用を抑えられる

オールセラミックとジルコニアはともに自費診療であり、費用は歯科医院によって異なります。

しかし、一般的にジルコニアはオールセラミックよりもコストが低い傾向にあります。オールセラミックが100,000円前後の場合、ジルコニアは70,000円前後で済むことが多いです。ジルコニアは、オールセラミックの約3分の2程度の費用で治療を受けられるのです。

ジルコニアのデメリット

ジルコニアにはさまざまなメリットがありますが、デメリットも存在します。ジルコニアのデメリットは、以下のとおりです。

調整が容易ではない

ジルコニアは非常に硬いため、研磨や調整が難しいという性質があります。研磨や調整が適切に行われておらずジルコニアと歯の間にすき間が生じると、歯垢や汚れが溜まって虫歯が再発する可能性が高まるのです。

基本的に、ジルコニアを含むセラミック素材は、歯との接着性に優れています。そのため、適切な研磨と調整が行われれば、虫歯が再発するリスクは低いです。また、技術は日々進化しており、非常に高い精度でジルコニアの詰め物や被せ物を作製することが可能となっています。

審美性がやや劣る

ジルコニアとオールセラミックを比較すると、白さと透明感ではオールセラミックが優れています。審美性を重視する人や前歯の治療に使用する場合は、ジルコニアの透明感では物足りなく感じる人もいるかもしれません。

しかし、ジルコニアは、レジンや銀歯と比較するとはるかに審美性に優れています。そのため、口元を美しく見せたい人や虫歯の治療痕を目立たせたくない人には適した選択といえるでしょう。

歯の見え方や場所に合わせて素材を選ぶ方法もあります。例えば、前歯には白さと透明感が優れたオールセラミックを、噛み合わせが強く目立たない奥歯には強度に優れたジルコニアを使用する、という方法があります。

治療結果が歯科医師の技術に左右される

ジルコニアのデメリットの一つとして挙げられるのは、扱いの難しさです。

ジルコニアは非常に硬く、研磨や調整が難しいため、歯科医師の技術や経験が治療結果に大きな影響を及ぼします。そのため、歯科医院は慎重に選びましょう。審美歯科の治療経験が豊富な歯科医師が在籍している歯科医院を探すとよいでしょう。ホームページに医師の経歴や治療実績を掲載している歯科医院が多いため、事前に確認してください。

ジルコニアセラミックがおすすめの人

両手を合わせて閃いた女性

ジルコニアセラミックがおすすめなのは、歯ぎしりや食いしばりがある人、奥歯を治療する人など、ジルコニアの高い強度と耐久性が必要な人です。

歯ぎしりや食いしばりがある人

ジルコニアセラミックは、非常に硬い素材で耐久性に優れているため、歯ぎしりや食いしばりがある患者さまにおすすめです。

歯ぎしりや食いしばりなどがある場合、詰め物や被せ物に大きな力がかかります。ジルコニアセラミックなら破損するリスクを低減でき、長期間にわたって使用できるでしょう。

奥歯を治療する人

ジルコニアセラミックは、噛み合わせの力が大きい奥歯の治療に適した素材です。

奥歯は、日々の食事において食べ物を噛み砕くための重要な役割を果たしています。食べ物を噛み砕くには相当な力が必要なため、奥歯に使用する人工歯は特に高い強度と耐久性が求められます。

ジルコニアセラミックは非常に硬く、強い負荷にも長期間耐えることができるでしょう。

費用をできる限り抑えたい人

ジルコニアセラミックは、一般的にオールセラミックより低価格で治療を受けられます。高品質な見た目と耐久性を備えつつ、費用を抑えることが可能な素材としてジルコニアは注目されているのです。

オールセラミックは、見た目がよく費用が高いですが、強度や耐久性はジルコニアに劣ります。ジルコニアは、レジンや金属よりも自然な見た目を再現でき、高い強度と耐久性を誇るうえ、オールセラミックより費用が安いです。

ジルコニアセラミックは、オールセラミックよりもコストパフォーマンスがよいといえます。ジルコニアセラミックは、高い耐久性から長期間にわたって使用可能です。追加で治療費用がかかる可能性も低いため、維持費用も抑えることができるでしょう。

金属アレルギーがある人

ジルコニアセラミックは、金属アレルギーの心配がありません。金属製の被せ物にアレルギー反応を起こす可能性がある人にとって、ジルコニアセラミックは安全な選択肢となるでしょう。

また、金属アレルギーがない人でも長期間の使用によって金属が溶けだすことで、歯茎が黒く着色するしたり金属アレルギーを発症したりする場合があります。ジルコニアセラミックは、金属を一切使用しないので、歯茎の着色や金属アレルギーを発症するリスクを低減できるのです。

まとめ

真っ白の歯を見せて笑う女性の口元

ジルコニアはセラミックの一種で、高い強度と耐久性が特徴です。審美性に優れ、金属とセラミックのメリットをあわせた素材といえます。オールセラミックよりやや審美性は劣りますが、費用が安いことはメリットといえるでしょう。

オールセラミックは衝撃に弱いため、歯ぎしり・食いしばりがある人や奥歯への使用には向かない素材とされています。ジルコニアは、強い負荷がかかる状況でも長期にわたって使用可能なので、どのような患者さまにも適応できます。

費用を抑えつつ高品質な詰め物や被せ物を使用したい人は、ジルコニアを検討してみてはいかがでしょうか。

ジルコニアをご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

ページトップに戻る