秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2024年9月21日
虫歯は、口の中の細菌が原因で発症する感染症です。進行すると歯に穴が開いたり激しい痛みを伴ったり、様々な症状が現れます。実は、虫歯になると特有の臭いを発することがあるのをご存じでしょうか。
今回は、虫歯の臭いについて詳しく解説していきます。
目次
虫歯が進行すると、独特のにおいを発することがあります。口臭が悪化したと感じる場合、虫歯が原因かもしれません。
具体的には、以下のような臭いがすることがあります。
・甘酸っぱいにおい
・卵が腐ったようなにおい
・便のようなにおい
初期段階の虫歯では、上述したような臭いは目立たないことが多いです。また、人間には生理的口臭といって、起床時や空腹時、緊張時など、唾液の分泌が減少して発生する口臭があります。生理的口臭は誰にでもあるものなので、虫歯などのトラブルが原因ではありません。
しかし、虫歯が進行して臭いを発することがあります。歯が深く侵食されると、歯の内部で細菌が繁殖し異臭を放つのです。
また、虫歯によって歯が崩れ始めると、歯の隙間や穴に食べ物のカスがたまりやすくなります。溜まった食べかすが細菌によって分解される過程でも、悪臭が発生します。
さらに、虫歯が進行して神経にまで達すると、いずれは神経が死んでしまいます。痛みがなくなるので放置する方が多いですが、適切な処置をしなければ神経が腐敗していきます。
この影響で、卵が腐ったような臭いや、便のようなにおいが発生する恐れがあります。
「虫歯のにおいと口臭は別物では?」と思った方もいるのではないでしょうか。虫歯が口臭の原因となる主な理由は、細菌の繁殖や食べ物の腐敗、歯の組織の壊死です。
口臭が気になる場合、虫歯の進行が原因かもしれません。そのため、早めに歯科医院を受診して適切な治療を受けることが大切です。
ここでは、虫歯が口臭の原因となる理由について詳しく解説します。
虫歯があるということは、口内環境が悪化して細菌が増殖しているということです。通常時でも口の中にはさまざまな細菌が存在しますが、虫歯ができるような環境下では繁殖が促進されます。
特に、プラーク(歯垢)は虫歯の原因となる細菌の温床です。プラークは、食べカスや唾液が混ざり合って形成され、歯の表面に付着します。プラークに細菌がすみついて酸を生成し、酸が歯のエナメル質を溶かして虫歯を悪化させます。
細菌が活動する際に発するガスの影響で、口臭が発生するのです。虫歯が進行するにつれて細菌の量が増え、口臭はますます強くなります。
虫歯が進行すると、歯に穴が開きます。穴や隙間には、食べ物が詰まりやすくなります。特に、硬い食べ物や細かい食べ物のかけらが詰まると、簡単には取り除けません。口腔内に長時間とどまると、やがて腐敗します。これが、口臭を引き起こす大きな要因となります。
詰まった食べ物は、細菌によって分解される過程で腐敗臭を伴うガスを発します。歯磨きやデンタルフロスで食べ物の残りをしっかりと除去しない限り、悪臭は続くでしょう。
虫歯が進行して歯の神経にまで達すると、神経が死んでしまうことがあります。この状態を歯髄壊死といい、放置すると歯の内部で組織が腐敗し始めます。神経が壊死すると痛みを感じにくくなるため、治療を受けなくてもいいと考える方も少なくありません。
しかし、腐敗によって強い口臭が発生することがあります。また、感覚がなくなっただけで虫歯が治ったわけではありません。自覚症状なく虫歯が進行して悪化し、最終的には歯を残せなくなります。そのため、早期に治療を受けるべきなのです。
虫歯による臭いを軽減し口内の清潔を保つためには、早期の対策が非常に重要です。虫歯による臭いへの対処法を確認しましょう。
虫歯による臭いを根本から解決するには、虫歯そのものを治療することが最も効果的です。
どんなに丁寧に口腔ケアを行っても、進行した虫歯を放置している限り臭いを完全に取り除くことはできません。一時的に口臭が軽減することはあるかもしれませんが、虫歯が治っていなければ再び口臭が発生するでしょう。
虫歯が進行すると、神経や歯の内部にまで問題が広がって深刻な口臭や痛みの原因となります。そのため、できるだけ早い段階で歯科医師に相談し、適切な治療を受ける必要があるのです。
治療後は、再び虫歯が発生しないよう、日常的なケアを徹底しなければなりません。定期的な歯科検診も欠かせないでしょう。
虫歯を治療することで、口臭の問題を解決し清潔で健康的な口腔環境を保てるようになります。
ご自身で行える最も基本的かつ効果的な対策は、日常の口腔ケアを徹底することです。歯磨きの際はデンタルフロスや歯間ブラシも使用して、歯と歯の間や歯茎の境目に詰まった食べカスやプラークをしっかり取り除きましょう。
フッ素配合の歯磨き粉を使用すれば、虫歯予防の効果を高めることができます。フッ素には歯の再石灰化を促進する作用もあるので、ごく初期の虫歯であれば改善できる可能性もあります。
口臭ケア製品の活用も有効です。マウスウォッシュやマウススプレーは、一時的に臭いを抑えたい場合に効果的です。特に、抗菌作用のある成分を含む製品を使用すれば、虫歯の原因となる細菌の増殖を防ぎ、口臭の発生を抑えることができます。
ただし、口臭ケア製品の使用は一時的な対策です。根本的な問題の解決にはならないため、継続的な口腔ケアが必要です。
食生活の改善も、虫歯による臭いを防ぐのに役立ちます。特に、砂糖や酸性の飲食物を控えれば、虫歯の進行を遅らせることができます。代わりに、繊維質な野菜や果物を摂取すると良いでしょう。
自然に歯の表面を掃除し、口内の健康を保つことを助けてくれます。
上述しましたが、虫歯は放置していても自然治癒しません。ごく初期の虫歯であればフッ素の働きによって改善できることもありますが、ブラッシング方法の見直しも必要なケースが多いです。また、臭いが発生しているほどの虫歯であれば、自然治癒は望めません。
虫歯は、時間とともに進行していきます。そのため、早期に歯科医院を受診して治療を受けることが、口臭の改善や歯の健康を守るためには欠かせません。
歯科医院での治療は、虫歯の進行度に応じて異なります。具体的に確認しましょう。
歯を削る必要はなく、フッ素塗布、ブラッシング指導などを行って経過を観察します。自覚症状はほとんどなく、口臭も発生していないことが多いです。
虫歯部分を削って、詰め物を入れる治療を行います。治療は1日で完了することがほとんどです。少し痛みを感じたり、冷たいものがしみたりするようになります。
この段階までに発見・治療できれば、患者様の負担は少ないといえます。
神経まで虫歯が到達している場合は、根管治療が必要になります。根管治療では、麻酔をしたうえで虫歯を削り、神経を取り除きます。その後、専用の薬剤で殺菌を行い、歯の根の治療をします。
根管治療は数回の通院が必要になるため、時間がかかることが多いです。
しかし、途中でやめると再度感染が広がって、治療前よりも重症化する恐れもあるでしょう。必ず歯科医師に指示された頻度で受診してください。
また、C4まで虫歯が進行した場合、根管治療を行ったとしても回復できない可能性があります。歯を残せないと判断された場合は、抜歯を検討します。
虫歯が進行すると、甘酸っぱい臭いや腐敗臭などの不快な口臭を発することがあります。
虫歯による口臭は、歯科医院で虫歯の治療を受けなければ根本的な改善は望めません。「虫歯があるかも」「口臭がひどくなった」と感じる場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。虫歯の進行度合いに応じて治療を行います。
虫歯や口臭は、放置すると症状が悪化し全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。予防と早期発見・早期治療を心がけ、健康的な口内環境を保ちましょう。
虫歯治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。
当院では、ホワイトニングや審美歯科、虫歯・歯周病治療、入れ歯やインプラントの治療も行っています。診療案内はこちら、ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。