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ホワイトニングができない人と効果がない歯を詳しく解説!

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2023年8月21日

ホワイトニングによって白くなった歯

ホワイトニングができない人や効果がない歯があることをご存じでしょうか。基本的に,、ホワイトニングは神経がある自然の歯にしか効果がありません。また、健康リスクからホワイトニングができない人もいます。

今回は、ホワイトニングができない人とホワイトニングの効果がない歯について詳しく解説します。

ホワイトニングとは

ホワイトニングによって白くなった歯を指さす女性

ホワイトニングとは、歯の表面に付着した色素や歯の内部の変色を取り除き、歯を白くする治療法です。ホワイトニングは歯を物理的に削らないため、非侵襲的な方法として多くの人に受け入れられています。

ホワイトニングの方法は、主に以下の2つがあります。

<ホワイトニングの方法について>

オフィスホワイトニングオフィスホワイトニングは歯科医院で行うホワイトニング方法です。歯科医師が薬剤を歯に塗布し、場合によっては特定の光をあてて薬剤を活性化させます。1回の治療で目に見えるような効果が得られることが多いです。
ホームホワイトニングホームホワイトニングはご自宅で行うホワイトニング方法です。ご自身の歯型に合わせたマウスピースを製作し、専用のホワイトニング薬剤を定期的に歯に塗布します。継続的に行うことで徐々に歯を白くします。

ホワイトニングができない人とは?

両手でバツマークをする女性

ホワイトニングはすべての人に適用できるわけではありません。ホワイトニングができない人は、以下のとおりです。

18歳未満の人

18歳未満の人の歯はまだ成長と発達の途中であるため、ホワイトニング薬剤によって歯にダメージを受けるリスクが高まります。ホワイトニング薬剤の影響を受けると、歯の健康に問題が生じる可能性があるため、ホワイトニングは通常18歳以上の成人に推奨されています。

虫歯や歯周病がある人

虫歯や歯周病が進行していると、歯や歯周組織に傷やすき間ができます。ホワイトニング薬剤が直接触れることで、歯や歯肉に強い痛みや炎症を引き起こす可能性があります。

したがって、虫歯や歯周病のある人は、ホワイトニングを希望する前に、まずは虫歯や歯周病の治療を受けることが重要です。健康な歯の状態を保つことで、ホワイトニングも安全かつ効果的に行えるでしょう。

妊娠中・授乳中の人

妊娠中や授乳中の女性はホワイトニングの対象外です。理由は、ホワイトニング薬剤の成分が、胎児や乳児に影響をおよぼす可能性があるからです。

また、妊娠や授乳期間中は女性のホルモンバランスが通常と異なり、ホワイトニング薬剤の作用や体への反応が変わる可能性もあります。具体的に胎児や乳児にどのような影響があるのかは、現在のところは明確にはわかっていません。

しかし、安全性が100%確認されていない以上、妊娠中や授乳中はホワイトニングをひかえるのがよいでしょう。

知覚過敏の人

歯は外側を守る硬い「エナメル質」で覆われています。

しかし、エナメル質が傷つくことや欠けることによって、神経に近い部分である「象牙質」が露出します。象牙質が冷たいものや熱いもの、甘いものなどに反応して痛みを感じるのが「知覚過敏」です。

ホワイトニング薬剤は、露出した象牙質に触れると痛みを引き起こす可能性が高くなります。知覚過敏の症状がある場合、まず先に知覚過敏の治療を受けましょう。

しかし、全ての知覚過敏の人がホワイトニングできないわけではありません。ホワイトニング薬剤の濃度を調整することで、痛みを最小限におさえつつホワイトニングする方法もあります。知覚過敏の症状がある人は、ホワイトニングを希望する前に歯科医師に相談しましょう。

歯にヒビが入っている人

歯にヒビが入っている場合、ホワイトニングは基本的にひかえましょう。

歯にヒビが入ると、通常は硬く守られている内部が外部の刺激にさらされます。ホワイトニング薬剤が患部にしみて、強い痛みを感じる可能性があるでしょう。

さらに深いヒビが入っている場合、神経まで達していることもあるため、ホワイトニングによって「歯髄炎」という炎症を引き起こすリスクもあります。歯髄炎は非常に痛みが強いため、場合によっては根管治療などの大がかりな治療が必要となることもあります。

歯にヒビが入っている場合は、まずは歯科医師に診てもらい、ヒビが完治するまでホワイトニングをひかえることが賢明です。安全にホワイトニングを受けるためには、歯が健康な状態であることが前提といえるため、専門医とよく相談しながら進めましょう。

無カタラーゼ症の人

「無カタラーゼ症」とは、体内で「カタラーゼ」という酵素を生成できない病気のことです。カタラーゼは、体内で発生する過酸化水素を無害な物質に分解する働きをもっています。

ホワイトニング薬剤には「過酸化水素水」が含まれています。一般的な健康な人の場合、もしホワイトニングの過程で少量の過酸化水素水を飲み込んでしまっても、体内のカタラーゼによって無害に分解されるため、大きな影響はありません。

しかし、無カタラーゼ症の人は、カタラーゼが不足しているため、飲み込んだ過酸化水素水を適切に分解できず、体に悪影響をおよぼす可能性があります。以上の理由から、無カタラーゼ症の人はホワイトニングが禁忌とされています。

光線アレルギーの人

光線アレルギーとは、光、特に日光にさらされることで、皮膚に赤みやかゆみなどの症状があらわれる病気です。日常生活での日光だけでなく、特定の光源にも反応することがあります。

オフィスホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素といった薬剤と、特定の波長をもつブルーライトを組み合わせて効果を発揮する方法です。ブルーライトは日光とは異なりますが、光線アレルギーの人が反応してしまう可能性があります。

光を使用しないホームホワイトニングは、光線アレルギーの人でも比較的安全な方法だといえます。

ただし、ホワイトニングを希望する前に、必ず歯科医師や専門医と相談し、ご自身の健康状態とリスクを確認してください。

ホワイトニングしても効果がない歯がある?

手を顎にあてて疑問の様子の女性

ホワイトニングしても効果がない歯が存在します。自然の歯でも場合によっては白くできないことがあります。

ホワイトニングしても効果がない歯は、以下のとおりです。

神経がない歯

歯の神経が死ぬと、歯の内部にある物質が変色することがあり、これが歯全体の黒ずみや変色の原因となることがあります。

このような内部からの変色は、ホワイトニングでの処理が非常に難しいです。なぜなら、ホワイトニング薬剤は、主に歯の表面の変色を対象として作用するからです。

テトラサイクリンによって変色した歯

テトラサイクリンは抗生物質の一種で、かつてはさまざまな感染症の治療で使われていました。

しかし、幼少期にテトラサイクリンを服用すると、歯がまだ成長・形成過程にある時期に歯の変色やエナメル質の形成不全を引き起こすリスクがあります。この変色は歯の内部構造に関わるため、一般的なホワイトニングの方法では効果が得にくいでしょう。

人工歯

ホワイトニング薬剤は、神経が生きている自然な歯に対してのみ効果を示します。

一方、詰め物、被せ物、インプラントなどの人工歯は、ホワイトニング薬剤の作用に対して耐性をもっているため、人工歯にホワイトニングを施しても、歯の色が白くなることは期待できません。

人工歯の色が気になる場合は、クリーニングで表面の汚れを取り除くことが第一の選択肢となるでしょう。もし、人工歯自体の色が気に入らない場合は、人工歯を新しく作り直すことで対応するのが最も効果的です。

ホワイトニング以外で歯を白くする方法はある?

治療によって白くなった歯

ホワイトニングができない人や効果を期待できない歯がある場合は、ほかの治療法で歯を白くできる可能性があります。

ホワイトニング以外で歯を白くする方法は、以下のとおりです。

ラミネートベニア

ラミネートベニアは、歯の審美治療のひとつとして知られています。ラミネートベニアは、ネイルチップ(付け爪)と似たコンセプトで、歯を美しく見せるための方法のことです。

具体的には、前歯の表面をわずかに削り、その上に薄いセラミックの板を接着します。これにより、歯の色や形を自然に美しく見せることができます。特に、ご自身の歯に不満を感じている人や、より白く魅力的な歯を求めている人に向いている方法といえるでしょう。

しかし、ラミネートベニアにもデメリットがあります。長期間使用していると、接着剤が劣化することがあり、接着剤の劣化が原因でベニアが剥がれることがあります。その場合は、ベニアを再作製し、貼り直さなければなりません。

セラミック治療

セラミック治療は、歯の見た目を改善するための審美的な治療法のひとつです。歯を一定の形に削り、その上にセラミックの被せ物を装着します。被せ物にはオールセラミックやジルコニアセラミックなど、さまざまな種類が存在し、それぞれの特性に合わせて選択されます。

セラミック治療は、歯の色の不均一さや形の問題、角度のズレなど、それぞれの歯の審美的な問題を解決するために有効です。セラミックは、自然な歯の色や透明感を再現できるため、完成後の見た目が非常に自然で美しいのが特徴です。

しかし、セラミック治療を受ける際は、健康な歯を削る必要があることを理解しなければいけません。デメリットとして、歯に一定の負担をかけること、そして大切な歯質を失うリスクがあることがあげられます。

まとめ

ポイントをまとめる女性

今回は、ホワイトニングができない人と効果がない歯について解説しました。

18歳未満の人や妊娠中・授乳中の人は、健康リスクからホワイトニングできません。虫歯や歯周病、知覚過敏がある人も、まずは病気の治療が優先されます。無カタラーゼ症や光線アレルギーの人は、ホワイトニングが禁忌となるためご注意ください。

また、一般的にホワイトニングは、神経がある自然の歯にしか効果がないとされています。神経を失った歯や人工歯の場合は、ラミネートベニアやセラミック治療で歯を白くすることが可能です。

今回ご紹介した「ホワイトニングができない人」や「ホワイトニングの効果がない歯」に該当する方は、事前に歯科医師に相談することで最適な治療法をみつけられるでしょう。

ホワイトニングをご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

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