秋葉原駅徒歩0分の歯医者さん
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2023年3月25日
セラミック治療は、天然歯に近い白さや透明感を再現できるほど審美性が高いのが特徴です。また、銀歯や入れ歯より劣化しにくいため機能面でも優れており、近年需要が高まっています。
ただし、人によっては治療後に痛みを感じるケースもあるようです。
今回は、セラミック治療後の痛みの原因や対処法について解説します。
セラミック治療後に痛みが起こることはありますが、症状の特徴やどのようなときに起こるのかなどによって原因や治療法を診断します。痛みがあって歯科医院を受診したときに具体的に伝えられるよう、以下のような特徴を理解しておきましょう。
いつ頃から痛むのか | ・治療直後 ・治療から時間が経ってから(数週間後、数か月後など) |
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何をしているときに痛むのか | ・何もしていなくても痛い ・食事をしたとき ・冷たい物を飲食したとき ・熱いものを飲食したとき ・噛んだとき |
どのような痛みか | ・しみる ・チクチクするような痛み ・ズキズキとした痛み |
痛みはどのくらい続くのか | ・すぐに治まる ・数秒から数分は痛みが続く ・しばらくの時間痛む ・常に痛い |
セラミックインレーとは、虫歯などで生じた一部分の欠損を、セラミックの素材で修復する治療法です。型を取って修復物を詰めることから、詰め物とも呼ばれます。
セラミックインレーで治療した歯が痛む原因は、以下のことが考えられます。
・神経が過敏になっている
・神経を残す治療を行った
・噛み合わせが合っていない
・二次虫歯を発症した
・欠けた・割れた
・知覚過敏を発症した
それぞれ解説します。
セラミックインレーの治療をするときは、虫歯で感染した部分を削らなければなりません。削るときの熱や振動が刺激となり、神経が過敏になって痛みやしみを引き起こすことがあります。
これらの症状は治療直後に起こりやすく、時間の経過とともに神経が沈静し、症状も治まります。
セラミックインレーを選択する場合は、虫歯が広範囲ではなく神経を取らずに済むことが多いです。神経を取ると歯に栄養などが供給されなくなり、もろくなる可能性があります。そのため、極力神経を取らない選択をする歯科医師が多いです。
しかし、神経が残っている以上、治療後に痛みを感じる可能性はゼロではありません。
噛み合わせが合っていないと痛みが出る可能性があります。治療時に噛み合わせが考慮されていなかった・装着時に調整がされていなかったなどが原因です。セラミックインレーを装着した部分の噛み合わせが悪いと、噛む力が集中して痛みが出る場合があります。
不具合を放置していると噛み合わせのバランスが崩れ、頭痛・肩こり・顎関節症などによる痛みを引き起こすおそれがあります。
二次虫歯とは、一度治療した部位に再び虫歯を発症することです。詰め物の経年劣化や治療精度の低さから、歯との間にわずかながら段差やすき間が生じることがあります。そこから唾液と共に細菌が入り込んで、虫歯の原因となります。金属と比べて、セラミックインレーは歯との密着性が高く、劣化しにくいことから、二次虫歯のリスクは低いです。
しかし、口腔内の清掃状況が悪いなどの理由でプラークがたまっていると、セラミックインレーであっても二次虫歯を発症する可能性は十分あります。二次虫歯は自覚症状に乏しく、気づいたときには虫歯が神経まで到達して、強い痛みが生じることも少なくありません。
セラミックインレーは金属と比較すると強度が劣るため、欠けたり割れたりして痛みが生じる場合があります。とくに歯ぎしりや食いしばりがある方は、過度な負担がかかるため注意が必要です。
知覚過敏が原因で、しみたり痛みを感じたりすることがあります。加齢や不適切な歯磨きが原因で歯茎が下がり象牙質が露出することによって、象牙質を介して内部にある神経に冷たいものなどの刺激が伝わり痛みを感じるのが、知覚過敏の症状です。
また、歯ぎしりによる刺激で歯茎が下がったり、歯の表面が摩耗したりすることで、知覚過敏を引き起こします。
セラミッククラウンとは、歯の全面を削り、冠を被せる方法です。金属の被せ物と比較して、歯茎の黒ずみが起きないなど、審美性に優れているのは大きなメリットの一つです。
元の歯の形状や虫歯の大きさによって、神経を抜くか残すかを選択します。虫歯の範囲が少なければ神経を抜かずに削る量を最小限にすることも可能ですが、その分セラミッククラウンが薄くなり、強度が下がるおそれがあります。
虫歯が広範囲な場合は神経を抜く治療が選択されます。神経を抜く治療をしたかどうかによっても、治療後に歯が痛む原因が異なります。
セラミッククラウンの治療後に歯が痛む原因は、以下のとおりです。
・噛み合わせが合っていない
・歯根が割れている
・根の治療に問題があった
・歯周病を発症した
それぞれ解説します。
噛み合わせが合っていないと、神経がある場合はもちろん、神経を抜いた歯であっても痛みを生じることがあります。調整不足などで過度な力がかかり、歯を支える歯根膜や歯槽骨に負担がかかるのが原因です。
神経を抜いた場合、根の治療をして土台をたてます。その際に、歯根が薄かったり治療に不具合があったりすると、歯根が破折することがあります。噛むと痛みがある、歯茎にできものができたといった場合には、歯根破折が疑われます。
虫歯が神経まで達した場合は、神経を取り、細菌や汚れを除去したうえで土台をたてなければなりません。
しかし、汚染された神経が適切に除去されていなかったり、感染対策が不十分であったりすると、治療後に痛みなどの症状が再発します。重症化すると歯根の先端が炎症し、痛み・歯茎の腫れ・排膿といった症状があらわれます。
歯磨きが不十分でプラークがたまっていると、セラミッククラウンと歯茎のすき間から細菌が入り込み、歯周病を発症します。歯茎の腫れや出血が起こり、重度になると痛みや排膿といった症状を引き起こすため、注意が必要です。
セラミック治療後に痛みが出たときには、早めに歯科医院を受診して対処してもらいましょう。早期に対処することで重症化を防げるため、以下の対処法を理解するのが大切です。
・刺激を避け様子を見る
・噛み合わせを調整する
・二次虫歯や歯周病の治療をする
・マウスピースを使用する
・神経の治療をする
それぞれ解説します。
治療直後であれば、一時的な神経過敏による痛みの可能性があります。極端に硬い・冷たい・熱いものは避け、様子をみましょう。しばらくしても症状が治まらない、症状がひどくなるといった場合は、歯科医院に連絡してください。
噛むと痛かったり違和感を覚えたりする場合は、歯科医院を受診して噛み合わせを調整してもらいましょう。
二次虫歯や歯周病が疑われる場合は、歯科医院で治療しましょう。どちらも重症化すると歯の喪失も考えられます。自分で症状に気づくのも大切ですが、見逃しがないよう定期検診を受けるのが大切です。
定期検診を受けていれば、二次虫歯や歯周病が重症化する前に予防できます。さらには、検診時にクリーニングや歯石除去をすることで、口腔内を清潔に保て、新たな虫歯や歯周病の発症も防げます。
歯ぎしりや食いしばりは、就寝時に行っていることが多いです。マウスピースの装着により、噛む力が分散して負担が和らぎ、痛みの軽減につながります。
痛みが治まらず苦痛を感じる場合は、神経を取る治療も視野に入れて検討します。
ただし、神経を取ると歯がもろくなり、寿命が短くなる可能性もあります。歯科医師とよく相談して決めましょう。
今回は、セラミック治療後の痛みの原因や対処法について解説しました。
近年、需要が高まり、選択される方が増えているセラミック治療ですが、治療後の痛みが長引く場合は、早期に歯科医院を受診しましょう。早期に対応すれば重症化を防ぐことができ、神経を抜かずに済む場合があります。
セラミック治療をご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。