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ジルコニアクラウンとは?メリット・デメリットや費用を解説!

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2024年3月2日

ジルコニアクラウンのメリット・デメリット

アクセサリーにも使用される素材であるジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれるほど非常に硬く、耐久性にも優れた素材です。白いためクラウンとして使用しても違和感がなく、金属不使用であるため金属アレルギーの心配もありません。

今回は、ジルコニアクラウンのメリット・デメリットや、オールセラミックとの違いについて解説します。虫歯や怪我によって歯を削ったためクラウンを入れようとしている方、銀歯を白いクラウンに変えたい方は、参考にしてください。

ジルコニアクラウンとは?

ジルコニアクラウン

ジルコニアとは、セラミックの一種で人工ダイヤモンドとも言われている素材です。また、クラウンとは、歯全体を覆うようにして被せる人工の歯のことで、被せ物と呼ばれます。ジルコニアクラウンとは、ジルコニアを素材とした被せ物ということです。

ジルコニアは、他のセラミック素材と比較しても非常に硬いという特徴があります。金属不使用であるため、金属アレルギーの方でも使用可能です。その耐久性の高さから奥歯に使用されるケースも多いです。

セラミックとの違い

セラミックとの違いを説明

ジルコニアはセラミックの一種です。

しかし、ほとんどの成分が陶材であるオールセラミックとは以下のような違いがあります。

見た目

ジルコニアは白くきれいですが、セラミックのほうがより透明感があります。自然な艶や透明感があるため、天然の歯により近い色味を再現可能なのはセラミックでしょう。

硬さ

ジルコニアは、天然の歯と比較すると3倍以上の硬さを誇ります。セラミックは天然の歯とほぼ同程度の硬さです。そのため、ジルコニアのほうが欠けにくく、大きな負担にも耐えられます。

費用

ジルコニアもセラミックも自由診療であるため、どちらも歯科医院によって大きく費用が異なります。ジルコニアのほうが高価であるケースが多いです。

ジルコニアクラウンのメリット

ジルコニアクラウンのメリットイメージ

保険診療のクラウンと比較して高額にはなりますが、ジルコニアクラウンを選択する方は少なくありません。ジルコニアクラウンを選ぶメリットを紹介します。

硬く耐久性が優れている

保険診療のクラウンはもちろん、他のセラミックのクラウンよりもジルコニアが優れている点は硬さです。ジルコニアは一般的なセラミックの10倍以上の強度があります。

セラミックを入れた際に心配なのは、欠けてしまったり割れてしまったりすることです。特に奥歯には大きな負荷がかかるため、ジルコニアを選ぶ方が多いです。歯ぎしりや食いしばりのある方もジルコニアを選択する傾向があります。

これはセラミック全般にいえることですが、ジルコニアは金属と比較して劣化しにくいです。耐久性にも優れているといえるでしょう。

虫歯の再発を予防しやすい

人工歯自体は虫歯にはなりませんが、土台となっている歯とクラウンとの隙間などで虫歯菌が増殖することで、虫歯が再発することはあります。金属は経年劣化しやすいため、長く使用すると隙間が出来やすいので二次虫歯のリスクが高いのです。

ジルコニアはしっかりと歯と適合するので、虫歯のリスクを下げられます。また、ジルコニアの表面はツルツルしているため、日頃から歯磨きや定期メンテナンスを怠らなければ清潔な状態を保てます。

白く天然の歯に近い見た目

天然歯に近い見た目という点ではオールセラミックが優れていますが、ジルコニアも色味のバリエーションが増えて美しく仕上がるようになりました。少なくとも、銀歯のように口を開けた時に目立ってしまうことはありません。

また、金属の場合、唾液によって溶け出すことがあります。それによって歯茎が黒くなってしまうこともありますが、ジルコニアはそのような心配はありません。

変色しにくい

一般的なセラミックは強い酸やアルカリの影響によって変色することもあります。

しかし、ジルコニアはそのようなことはなく変色しません。長期間、きれいに使い続けられることはジルコニアのメリットです。

金属アレルギーでも安心して使用可能

ジルコニアは金属不使用の素材であるため、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。金属アレルギーは治療時に症状がなくても、金属に触れ続けることで発症することもありますので、避けるほうがよいでしょう。

仮留めができる

オールセラミックの場合は仮留めができないため、一度装着すると調整が難しくなります。ジルコニアは強度が高く仮留めができるため、装着後も患者さまの状態に合わせて調整しやすいです。

保証があることがある

ジルコニアに限らず、高価な歯科治療を行う場合は、多くの歯科医院が保証を設けています。多くの場合は、一定の期間内にトラブルが起きた場合は無償、もしくは一部負担で再治療を行うといった内容です。

保証についてはどこの歯科医院も同じではなく、歯科医院ごとに異なります。治療を受ける前にその点もしっかりと確認しておく必要があるでしょう。

ジルコニアクラウンのデメリット

ジルコニアクラウンのデメリットイメージ

治療を受ける際は、デメリットも事前に理解しておくことも大切です。ジルコニアクラウンには以下のようなデメリットがあります。

オールセラミックより見た目が劣る

見た目については比較の問題にはなりますが、ジルコニアよりオールセラミックのほうがより自然で透明感がある仕上がりになります。

しかし、他人から見て不自然に見えるほどではないでしょう。少なくとも、口を大きく開けても他人から目につくことはほとんどない奥歯に使用する分には、ジルコニアでも違和感はほとんどありません。

費用が高い

ジルコニアは保険診療では選べない素材であるため、銀歯やCAD/CAM冠と比較すると、かなり高価です。見た目がよく虫歯が再発しにくいこと、なによりも耐久性が高く長持ちしやすいことを考えると、費用対効果は悪くないでしょう。

治療する際は、さまざまな選択肢についてしっかり説明を聞いた上で判断してください。

予後のデータが少ない

ジルコニアが日本の歯科治療で使われるようになったのは2005年以降です。そのため、現時点で20年、30年使用し続けた方はいないため、将来的にジルコニアを使い続けるとどうなるのかデータが蓄積されていません。

しかし、ジルコニアでの治療は全世界で行われており、1年間で500万件以上といわれています。数年間でトラブルが起きて再治療になる可能性は低いと考えられます。

ジルコニアクラウンの費用

ジルコニアクラウンの費用イメージ

ジルコニアクラウンは12万円以上としている歯科医院が多いです。オールセラミックのクラウンが8万~15万円、メタルボンドのクラウンは10万円以上、ゴールドのクラウンは10万円以上が相場です。

ゴールドは金の時価によりますが、ジルコニアは他の自由診療の素材と比較しても高価といえるでしょう。保険診療のクラウンの費用の相場は、銀歯は3,800~5,000円、CAD/CAM冠は6,000~8,000円なので、高額なことがわかります。

しかし、上述したようにメリットも多い治療なので、選択する方が増加しています。

まとめ

ジルコニア

セラミックの一種でありながら、人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアは他のセラミックの素材と比較しても非常に硬く、優れた耐久性があります。そのため、大きな負荷がかかりやすい奥歯に使われることが多いです。

見た目については、オールセラミックのほうがより透明感があって天然歯に近い仕上がりになりますが、ジルコニアでも不自然に仕上がることはありません。仮留めができるという点も大きなメリットで、患者さまの歯に合わせて調整することが可能です。

ジルコニアは自由診療の素材であるため、保険診療のクラウンよりも高額になります。寿命が長く頻繁に交換する必要はないので、長い目でみると患者さまの負担を軽減できる可能性が高いでしょう。

被せ物や詰め物についてはさまざまな選択肢があるので、治療を行う前にひとつひとつメリットとデメリットを確認して熟考するようにしてください。

ジルコニアクラウンをご検討されている方は、秋葉原歯科にお気軽にご相談ください。

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